応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 夏が燻るへの応援コメント

    主人公が不幸のどん底にいるにもかかわらず、温かいお話です。
    二重人格の片一方の魂という発想が面白いです。
    人格が二重だと魂もふたつあるのですね。
    でも、両方の人格ともに優しい。やはり元は一つなのだと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    「死」というのは終わりではあるのですが、ここから「俺」の物語が始まるというイメージで描いていきました。
    二重人格は、一つの人格の記憶は引き継がれないというのですが、幼少期に、優しかった両親から愛情たっぷり受けて育ったので、その影響はあると思います。あと、捕捉になるのですが、母親が亡くなるまでは父親はよい父でした。
    もう一つ、捕捉しますが、藤風成寛の魂はもともと一つだったのが、二つに分かれて、「俺」が村に残ったというイメージです。
    説明不足で、勘違いさせてしまって申し訳ありませんでした。

  • 夏が燻るへの応援コメント

    ん?ん?ん?
    二度、三度と読み直しながら
    頭の中に静謐で鮮やかな情景だけが
    がグルグル回っている。
    堂々巡りの目眩しにあっているような感覚。
    でも、この物語にどうしようもなく惹かれて
    また、読み返す。
    覚めない夢の中を彷徨っているようで
    出口を見いだせないでいます。
    きっとまた、読み返してしまう。
    とても面白かったです。

    作者からの返信

    コメントとレビュー、ありがとうございます!

    夏らしい鮮やかさと、現実ではないような静かな不穏さを描きたかったので、こういってもらえて何よりです。
    永遠と夏の親和性は高いのではと思います。主人公も妖怪というある種の永遠の存在になってしまったので、堂々巡りというのは的を射ている気がします。
    自分が面白いお話を描いてきたのですが、「何度でも読み返す」という感想を貰ったのは初めてで、とても手ごたえを感じました。

    こちらこそ、楽しんでいただいて、ありがとうございました。

  • 夏が燻るへの応援コメント

    「俺」の一人称で、少し斜に構えた「俺」の一人称で、語られるという手法が秀逸ですね。
    他者を突き放した観のある「俺」が、実は……というラストに驚愕です。
    リアリティある描写であるところが、なお一層、その「ラスト」の驚きへと繋がるところには舌を巻きました。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    コメントとレビュー、ありがとうございます!

    一人称による叙述トリックが好きなので、上手く騙せて満足しています。
    文章が長くなってしまっても、描写は濃くしたかったので、それがリアリティに繋がったかなと思います。
    ただ、二重人格の描き方というのは、これで正しかったかなぁと思ったりしています。もうちょっと調べてからでもよかったかもというのが反省点です。

    こちらこそ、楽しんでいただいて、何よりです。

  • 夏が燻るへの応援コメント

    お見事です!

    とても気持ちよく読み進むことができました。
    小説を読む楽しさを味わいました。何が来るかと楽しみにする気持ちを。

    細かい描写が重ねられて一つの景色と情景、人物と時間が表現されていく、その過程の緻密さも程々でいい感じでした。

    自分が何者かもわからない中心人物ですが、この人に半分の魂が乗り移ったということでしょうか、それともこんな人物がそっくり生じた? ここら辺は表現するに難しいことかもしれませんが。

    作者からの返信

    コメントとレビュー、ありがとうございます!

    ウェブ小説形式としては、長すぎるかもしれないと懸念していた拙作でしたが、「小説を読む楽しさを味わいました」というこの上ない賛辞、とても嬉しいです。身に余る光栄です。

    舞台を夏の田舎ということで、情景と時間の描写には力を入れました。そちらを汲んでもら他ことも、有り難いです。

    「俺」は、父親に虐待されていた過去以外は、ほとんど何もない人物です。名前(作中に出てきてませんが)と年齢とクラブの店員というような設定だけがあります。
    彼自身は、半分の魂の状態です。幽霊みたいなものなので、普通の人には見えません。
    分かりにくくてすみません。本編に変わりまして、こちらで説明させていただきました。