第22話...体育祭(1年中編2)&先輩との帰り

海斗「分かりました。教えましょう」



そして由美先輩に、ダンスをもっと教えることになった。さっきまでもかなり上達していて、また?とは思うが、教えて欲しいと言われたことが嬉しかったので、ついOKを出してしまった。



海斗「ここのステップはこう!」



由美「こう?」



海斗「もう少し前足を出してください!」



と、こんな感じに教え合った、かなり青春を感じた。今まで、あまり人に教えることがなかった自分は、ぎこちないながらも、精一杯教えることにした。



海斗「じゃあ一旦曲流してみようか」



やはり、この短時間でかなり上達していた。流石天才という所だ。

だが、海斗はこの後予定があった。

でもこれなら安心出来そうなので、もう帰ることにした。



海斗「上手くなったので、もう時間ないですしこれにて失礼します。」



由美「ちょっと待ってて!」



先輩に止められた。とりあえず一旦待つことにした。

数分間たち、先輩が帰ってきた。



由美「お待たせ!一緒に帰ろ?」



海斗「あ、はい!」



と、いうことで一緒に帰ることになった。

2人で並んで帰る姿は、最早彼氏彼女...って何考えてんだ俺!



とりあえず夜ご飯に、駅前のカフェに行くことにした。由美先輩はカプチーノとサンドウィッチという、めちゃくちゃ朝食感のある、メニューを頼んでいた。俺はピザとホットドッグを食べることにした。



由美「今日は教えてくれてありがとう!」



海斗「いえいえ、教えるには至らないですが...」



由美「教え方、上手で分かりやすかった!」



海斗「そう言って貰えると、嬉しいです。」



と、いう話をしていたら、いつの間にか2時間経っていたので、そろそろ帰ることにした。最後に帰り際こんな話をした。



由美「あのね.....かっ海斗君がす..........す....やっぱり何でもない!!」



由美は走り去っていったが、



海斗「先輩!!!逆ですよ!その方向!」



由美は顔を赤くしながら、方向をくるっと返え、走り去っていった。

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