第18話...清身都旅行 最終の寝台特急
清身都学園本校の訪問も無事終わり、帰りの寝台特急に乗るために、清身都駅に向かうことにした。
帰りの電車は22時24分発開都駅には8時43分に到着する。現在時刻は20時だ。ここで一旦、コンビニでおにぎりなどを買うことにした。
駅のホームのベンチで、ずっと色々な電車が通過するのを見ていた。やはり中々見慣れない行先がほとんどだった。
ごく稀に開都駅から1本で行ける、特急の終点まで、ギリギリ行けるような行先があるだけで、ほとんど全然知らない行先だった。
ここである事に気付いた。
咲先輩がいない!
どこで居なくなったんだろうか、咲先輩が見当たらなくなった。現在時刻は21時46分。出発時間までは40分弱あるが、かなりやばい状況だ。
拓也「とりあえず俺が行ってくる。」
海斗「あぁ気を付けてな」
拓也を行かせることにした。少し心配だが、拓也はそういうのが得意なため、少し安心した。一方拓也は...
拓也「すいません一旦退場出来ますか?」
駅員「再入場する時、ここで切符見せてくださいね。」
何とか駅から出ることに成功した。
どこにいるかは、大体候補が上がっている。
まずは訪問した、本校まで行った。幸い1駅隣だったので、すぐに行けた。でも結局見つからなかった。
次に、乗り換えで取り残されたと見て、清身中央駅に行った。駅員に事情を説明し、何とか入れて貰えた。
でもそこにはいなかった...
この寝台特急は臨時で乗れないと、1年後まで来ない。頼む、どこにいるんだ...
すると奥から声がした
咲「拓也君〜〜〜〜〜!!」
なんと奥の方に咲先輩がいた。事情を聞こうと思ったが、今そういう暇ではない。
咲先輩は弱っていた。とりあえず背負うことにした。現在時刻は22時23分だ、あと1分で出発してしまう。
とりあえず無意識になりながら、全力で走った。
ホームに入った時には、既に発車ベルはなり終えていた。
何とか間に合ってくれ...!
由美「お疲れ様!拓也くん」
なんと、ギリギリ乗車することが出来た。
本当にギリギリだ、海斗達が先に荷物を入れて置いたお陰で、全員無事だ。
流石に咲先輩の荷物と咲先輩を背負いながら走るのは苦行だったが、間に合ったので、良かった。そして咲先輩が俺の耳元で囁くように喋った。
咲「ありがとう...本当にありがとう...」
拓也「咲先輩は俺が守る」
こう言った瞬間、咲先輩の心臓の声が鳴り止まなくなった。ツンデレのデレの方が出たのだ。ここから海斗目線に戻ります。
と、いうことで咲先輩と拓也は無事に戻って来ることが出来た。とりあえず、自分達の部屋に向かうことにした。
由美「何ここ?!すごーい!」
拓也「いっ1番さっ最後尾のしっ車両がとっとれたから...」
海斗「一旦落ち着け。」
そう拓也が予約していたのは、最後尾の車両丸ごとだ。リビングはなんと、後ろの景色が見えるという車両だ。さらに個人的な部屋もある。
海斗「とりあえず夜ご飯行くか。」
史路喜「そーしようそーしよう。」
ということで、ご飯を食べることにした。
ご飯は食堂スペースまで行った。
相変わらず美味しそうだ。
拓也「シュリンプ美味ぇ!」
海斗「海老って言えよ。」
史路喜「相変わらず美味しいー!」
泰樹「最近おれ出番無くねぇ?」
海斗「メタい!」
とりあえず食事やシャワーも終わり、着替えている、途中に会話が聞こえた。
咲「後で共用スペース来てくれない?拓也君」
拓也「分かった、すぐ行く。」
何の話をしていたんだろうか、とりあえず眠気が勝っていたので、寝てしまった。
翌日、何の話をしていたんだろうか忘れてしまうほど、何故か疲弊してしまっていた。
朝ご飯も食べ終わり、とりあえず着替えて荷物をまとめた所だ。
昨日の出来事も気になるが、とりあえずおりる事にした。
海斗「開都駅に着いたーー!」
史路喜「お久しぶりーーー!」
色々な気になることを残し、清身都旅行編完結。近いうちに体育祭編。
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