第16話清身都旅行(中編2)

朝6時、俺は起きた。

いつもよりも遅いが、みんなにとっては普通くらいの時間だったからこの時間に起きる事にした。



リビングにテレビがあったので見ることにした。

今日はどうやら晴れらしい。よかった。



今日行くところはなんと都心街だ。

かなり大きい都心街らしい。とても楽しみだ。



ガチャッ



扉が開く音がした。

どうやら起きてきた、拓也が来た。



拓也「朝の風呂行かない?」



史路喜「おーおはよ、風呂行こー」



泰樹「おはよー風呂いいね。」



ということで、4人で朝風呂に行くことにした。風呂用のタオルと着替えを支度して行った。温泉がある屋上までのエレベーターは古かった。未だにチンベル音だ。



チーン ガチャ



屋上に着いた。夜来たと来た時よりも、何故か違うように見えた。とりあえず服を脱ぎ、体を洗い、露天風呂に入ることにした。

朝の感じと夜の感じが、混ざりあったこの景色はヤバかった。

海を見ると釣り人の帰りの船でごった返していた。山を見ると太陽の光が差し込んでいた。今日も何故か聞き慣れた声がしたが、今日も気にしないことにした。



さて風呂から上がり、みんな牛乳自販機で頼むことにした。拓也はオーソドックス牛乳、

海斗はコーヒー牛乳、泰樹はフルーツ牛乳、

史路喜はイチゴ牛乳を頼んだ。

やはり美味しい。風呂上がりの定番だ。



髪も乾かし終わり、折角だから卓球をすることにした。拓也&海斗チーム、史路喜&泰樹チームに分れることにした。



海斗と史路喜がガンガンスマッシュを飛ばす、一方拓也と泰樹は回転をとにかくかけた。



結果は11vs9で海斗&拓也チームの勝ちだった。



少し時間経ったので、部屋に戻ることにした。そしたらもう、先輩達が起きていた。



由美「おはよー」



咲「おは...」



とりあえず朝ご飯に行くことにした。

朝ご飯も豪華だった。さらに窓辺から、海が見えた。とても綺麗だった。



朝ご飯も終わり、全員着替え終わり、そろそろ出発することにした。



この街はとても綺麗だ。何故今までこなかったんだろうか、と疑う程にだ。



拓也「海斗ー行くぞー!」



海斗「OK!」



今日は地下鉄に乗ることにした。

ホテル最寄り駅の光清身を抜け、3駅先の清身中央まで向かった。



実は開都からここまでの線路は昨日乗ってきた、寝台特急の為だけに引いているらしい。

ちなみに1番ホームから10番ホームは清身都駅なのだが、11番ホームから20番ホームは清身中央と言うらしい。(清身都駅は国営鉄道が管理、清身中央は市営地下鉄が管理)



とりあえず、清身中央駅に着いた。昨日降りた時の駅とはやはり違うような所だ。

外に出てみると...



海斗「すんげえええ!」



拓也「やべええな!」



壮大なビルがたくさん広がっていた。

色々な店があった。中には見たことないような店もあった。



史路喜「あれのぼろーぜ!」



由美「いいね!」



史路喜が指を指したのは、この国ナンバーワンの高さを誇る、キヨミセカイタワーだ。

高さは1532mという、驚異的な数値を持っている。しかもなんと今の期間、通常2000円かかる入場費が、何と無料!

これは行くしかない!



少し並び、エレベーターに入った。展望階層は、なんと1500mの地点にある。



エレベーターが登り始めた。窓からは景色が見え、どんどん地上と離れていくことが分かった。あと、早すぎてGを凄い感じた。



なんとたったの30秒で、展望階層についた。そこには美しい景色が待っていた。



由美「すごーい!綺麗ー!」



咲「高っ!」



史路喜「あれ俺たちのホテルじゃね!?」



泰樹「これはやべえよ」



拓也「凄い以外の言葉が見当たらない」



海斗「至福の時間だわ」



次に何と床がスケスケなエリアにやってきた。床がガラス張りになっていて、まるで落ちそうな感覚を味わえるらしい。



咲「ギャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙怖イイイイイイ」



拓也「一緒に手を繋ぎます?」



咲「...あっありがとう...」



咲先輩は何故か顔が真っ赤になっていた。

視認できるくらい。



咲「やっぱ怖イイイイイイ!」



今度は拓也に抱きついた。これ完全にアウトじゃね!?拓也の足が震えていた。



拓也「俺高所恐怖症なんだよ...((ボソッ」



拓也「でもこの感じ悪くないから、結果オーライ!」



タワー内で昼ごはんを食べ、存分にタワーを楽しんだ所で、タワーを降りることにした。帰りのエレベーターも早かった。



由美「次にこれ行こ!」



由美が指したのは家電量販店だ。でも、普通の家電量販店じゃない。巨大過ぎるところなのだ!



まず、初めに冷蔵庫コーナーを見た。

デジタルモニター付きだったり、開けるのが自動だったりと、びっくり仰天の物が沢山あった。



由美「これ欲しい!」



咲「持って帰れないでしょ...」



次に家電の王道、掃除機を見ることにした。



泰樹「へぇこのダウソンってのが、有名なのか。」



拓也「かっけぇな」



とりあえず、海斗はダウソンの最新で1番高いやつを買った。そしていつの間にか夜になっていたので、ホテルに帰ることにした。



そしてホテルに帰った。夜ご飯は部屋に用意されていた。めちゃくちゃ美味しかった。



温泉に入って寝た。明日は遂に清身都学園本校訪問だ。








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