第11話...恐怖の春季考査(1年中編)
なんやかんやありまして、遂に拓也の家の勉強会がスタートしました。自分は開始10分前に着いたが、由美先輩と咲先輩と泰樹は滑り込みで着き、史路喜に至っては10分遅れた。そこまではまだ許容範囲だけど、拓也の家なのに、拓也が寝坊という、謎過ぎることが起き、結局開始が、1時間遅れた。
…まぁ6時集合だからだと思うけど。
勉強会がスタートして、1時間がたった。由美先輩も咲先輩もやはり頭の良さが伝わり、途中から何言ってんのかよく分からん状態になった。由美先輩は教え方が上手いんだけど、咲先輩はことある事に...
「別に教えたくて教えてる訳じゃないんだからね」
と、言ってくるのでそうゆうのが苦手な、史路喜と拓也と泰樹は由美先輩に教わっていた。
2時間が経ち段々集中が落ちてきた。
流石に朝早くから、2時間ぶっ続けで勉強すると、眠くもなり、史路喜はカフェイン剤をみんなに渡した。どのルートで手に入れたの?!
3時間がたち、一旦全員休憩することを決めた。すると奥から誰かが来た。
拓也祖母「たーんとお食べ。」
全員「ありがとうございます!!」
拓也「これ何?婆ちゃん」
拓也祖母「とーっても甘いイチゴだよぉ」
海斗「?!」
海斗はものすごくイチゴが好物だ。
毎年祖父母宅から送られてくるのだが、今年は祖父母が引越しをして忙しく、送って来れなかったので、イチゴが恋しくなっていた。
ただ、イチゴが好きなのは海斗だけではなく、プログラミング部メンバー全員好きなのだ!これは争奪戦の予感だ?!
全員「いっただっきまーす!」
50個近くあったイチゴは、みるみるうちに無くなり、10分もしないうちに、跡形もなくなってしまった。
やはり争奪戦になってしまった。50個近くもあったのにだ。もう少し食べたかった。そう思ってると...
拓也祖母「まだまだあるからどんどんお食べ」
全員「ありがとうございます!」
拓也祖母「どのくらい食べたいのかい?」
史路喜「たくさん」
由美「頂けるならたくさんお願いします」
拓也「めっちゃ持ってきて」
咲「...いっぱい食べたい」
拓也祖母「ほらどんどん食べて大きくなりなさい。」
と言いながら、200個くらい持ってきた。あ、これ食えんわと思った自分は多すぎることを言おうとしたが、その前にもう皿から無くなっていた。
やっと休憩が終わり、また勉強を始めた。
数時間が経ち夜になった。せっかくだから、拓也の家でご飯を食べることになった。
このタイミングで拓也の父が帰ってきた。
拓也父「おぉ君たちがプログラミング部の部員か。拓也をよろしくな」
拓也「父さん...」
拓也父「良さそうな人達じゃないか、父さんはひとまず安心したぞー」
拓也母「あらお帰り、拓也達は今勉強中だから、キッチン来てくれる?」
拓也以外の全員「一応終わってますので...」
拓也「終わっとるがな」
拓也母「あらそうなの?じゃあ夕飯出して良いわね?」
拓也「出して良いよ。母さん」
ということで、夕飯が出てきた。
とっても豪華だ。
フカヒレスープにA5ランクのお肉にキャビアを載せたものなど、尋常ではないくらい豪華だ。
ここで一応主要登場人物の親は何の人かを紹介しよう。拓也父はこの国1番のゲームサービスを作ってる社長で、いわゆる天才だ。年収は100億。自分の親父は農業グループでこの国1番になった人間だ。年収は20億だ。由美父は親がこの国1番の政党トップだ。年収は30億。咲父は商業施設グループでこの国でトップになった人だ。年収は60億。
史路喜父はヤクザのトップ中のトップ舵薔薇組の組長だ。年収は200億。
泰樹父は動画投稿サイト設立でトップになった人間だ。年収は150億。
いずれも全員継承予定だ。
夜ご飯を食いみんな帰ろうと思って時計を見たら...何ともう11時だった。都市線はギリギリ帰れるが、山中線は終電を迎えていた。
とか何か言っている間に、都市線も終電を迎えていた。でも咲先輩は徒歩圏内なので歩いて帰ることにした。
全員の許可が取れ、かつ明日も学校は休みなので、今日は拓也の家で泊まることにした。
シャワーは1人ずつ浴びた。全員が浴び終わり、カードゲームをすることになった。
ここでなぜかさ咲先輩が戻ってきた。
海斗「はい上がりぃー」
拓也「強ない?!」
史路喜「もっかいやろうぜ、もう1回」
由美「やった!今度はわたしが上がり!」
咲「あともう少しだったのにぃぃ」
時間はなんと驚きの1時を回っていたので、寝ることにした。全員リビングだ。
海斗「なんかあったら、気をつけろよ。」
咲「...無いことを祈る」
由美「じゃおやすみー」
咲「...(寝てる)」
泰樹「計画どおり...(ドヤ顔)」
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