最終回今までありがとう!新しい明日へ
4月5月は色々あった。ミシャクジ様以外の悪神は他のみんなが討伐した。モデルの太陽はこっぴどくふったっけ!泣いてたな…。月夜のバスケ部はインターハイで一回戦負けだった。国体は二回戦負け。ウィンターカップで優勝すると人事を尽くしていた。月夜、愛してる。大事な妹、友達できてよかったな。
そして、俺の目の前のオカルト民俗学部のみんな、楽しかった。神様見守ってくれてありがとう。くに部長、昔怪異に殺された恋人の話を打ち明けてくれてありがとう。
俺は、俺という意識、記憶をみんなを守るため、あえて消そうと思います。
敵の親玉はムネーモシュネー、くに部長が記憶を操られる前に叫んだ、俺の因縁の相手。
「記憶を操るってことは記憶喪失ならどうしようもないってことだよな!」
俺は記憶精神改竄スマホに、
「決定ボタンを押せ、敵はそれで自滅する」
と書き込み。今までのかけがえのない思い出たちに涙をこぼしながら、さよなら、と記憶精神改竄スマホを自分に使った。
「人間め操れぬならこの手で!」
俺はスマホに書いてあるとおり決定ボタンを押した。
化け物はそれで自滅した。なんなんだ?どんな状況だ。これ?名も知らぬ人々が俺に駆け寄って胴上げしている。確かにあの化け物を倒したけど。
幼女がバックアップのデータをスマホで使えという。
そうすると俺の記憶がもどってきた。
「8ヶ月分の記憶データじゃ気絶は覚悟しろよ」
楽しく愛しい日々とともに気絶するなら、別にいいか。視界がブラックアウトした……!
「京次朗、目が覚めた?ウィンターカップで優勝したよ!」
「見に行けなくて残念だ…。月夜おめでとう」
俺の大切な人々がクラッカーをならし、豪華なケーキや食事がならんでいる。
人生デビュー大成功だな…!
高校の入学式前の記憶を失った俺の青春 @akairoakairo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます