3.第九話森羅万神と天元具象


「よっと」

「ほっ」


 3日後大阪空港へと着いた3人は押収された飛行機のある格納庫へ向かっていた。


「話には聞いてたがごりごりの不法侵入だな」

「緊急事態だし多少はね」

「そういえばよ、飛行機運転出来る奴はいるのか?」

「居ないな」

「密入国すら不可能なレベルじゃねぇか」

「本当は飛行機を用意してくれた人に連れて行ってもらう予定だったんだけど、この前連絡があって無事に捕まったらしくて。操作マニュアルは積んでるから何とかしてくれってさ」


 格納庫の前に着き3人がかりで入り口をこじ開け中に入る。


「警備兵が来る前に操作を覚えろ優牙」

「了解」

「俺らはどうするんだ」

「招かれざる客の対処だな」


 機内に乗り込んだ優牙はコックピット内で操作マニュアルを開く。


「飛ばす飛ばさない以前に計器の故障の方が治ってない、というか故障ってレベルじゃない」


 あちこちの計器にヒビが入り、操縦桿がへし折れているところを見るて若干絶句する。


「PFDが表示されないとかなり危ないよね、勘で飛ばすには危険物すぎるんだけど」


 操作マニュアルをペラペラとめくりながらいったん外に飛び出し、パンクさせたと聞いていたランディングギアを確認する。


「どうした優牙」

「思った以上に計器の損傷が激しい、タイヤの方は大丈夫みたいだけど素人には飛ばせないかも」

「そりゃまずいな」

「何とか操縦桿は直してみるからドクに30分くらいくれって言っといてくれる?」

「あいよ」


「計器の方は怪しいんだよな、中が壊れてたら作りのわからない僕には直せないし。ディスプレイが割れてるだけであってくれよ」


 エンジンの始動の手順を読みながら手探りでバッテリーをオンにする。


「よし、本当に重要な所は壊れてないみたいだな」


「なぁ、あれって監視カメラじゃないか」

「そのようだな、壊すわけにもいかないし、もう映ってるだろうな」

「優牙! 監視カメラの方を見落としてた! 直ぐにでも警備員がくるかもしれねぇから急いでくれ!」


「無茶苦茶言ってるよ、まったく。ここをこうしてあーして、エンジンさえかかっちゃえばこっちのもんだけど、ブリードエアースイッチってどれだ、これか」


 操作マニュアルとは違う機内の物を見比べながらあっちこっちのスイッチをいじる。


「車が来たな」

「一応隠れておくか?」

「格納庫の扉がこれだけ開いていれば意味はないと思うが」

「不意打ちは出来んだろ」


 格納庫の前へと1台の車が止まり中から2人の警備員が出てくる。


「ったくこんな夜中に警報がなるなんてな」

「不審者が映ってたし野良猫とかじゃないんだろ、さっさと確認して捕まえて寝るぞ」

「寝るのはお前だけだろうが」



「よし、掛かった!」

「お前! 何してる! 危ないから降りてこい!」

「っ、間の悪い。まだ細かい設定とか終わってないのに」

「素直に降りてくれれば捕まえるだけで済ましてやる! エンジンを切ってさっさと降りてこい!」

「生憎と切り方はわからないんだよなぁ」


「っと、そこまでだ、大人しく気絶か縛り上げられて貰えるか?」

「手荒な真似はこちらもしたくないのでな」

「お、お前ら! こんなことしてただで済むと思ってるのか!」

「あぁ、大分な」


「OKだ! あとはその車だけどかしてくれれば多分飛べるよ!」

「ってことなんだが、大人しく動かしてくれるかな?」

「断ったらどうする?」

「ドク、こいつら2人抑えといてくれ」

「わかった、ただ車を吹き飛ばすなら人のいない所へ炎上させるつもりでやれ、露払いにもなる」

「あいよ!」


 車まで近づいた雄大がタンク付近に狙いを定め思い切り殴り飛ばす。


「天地我相!」


 勢いよく飛んだ車は地面を数回跳ねてから炎上した。


「よし、上出来」


「出すよ!」


 手探りで操縦桿を握りゆっくりと飛行機が動き始める。


「この手のゲームやっておけば良かった!」


 2人の警備員を軽く放り投げたドクが飛行機に乗り込み、それに続いて走ってきた雄大が乗り込む。


「ドア閉めていいぞ!」

「えっと、どれだ?」

「どうせ使い捨てだ、強引に手動で閉じればいい」


 そういいながら強引にドクが手動でドアを閉める。


「で、本当に飛ばせんのか?」

「わかんない」

「はぁ!?」

「操作マニュアルなんか見ただけでわかるわけないでしょ!」

「速度の出し方はわかってるな?」

「多少は!」

「ならそれに全力を注げ、あとは私が浮かせてやる」

「わかった」


 速度の出始めた飛行機の機体が徐々に徐々に地上から離れる。


「お、俺らは夢でも見てるんか?」

「そんなわけないだろ! 何があったかばれたらドヤされるだけじゃ済まなくなったしな!」

「嫌だってお前、人があんな簡単に車を殴り飛ばすなんて思わないだろ」

「あ、それもそうだな。もしかしたら俺らは夢の中に居るのかもしれないな」

「ちょっとほっぺつねりあおうぜ」

「おっそうだな」


 お互いの頬をつねり、目の前に広がる光景が現実だと警備員達は再確認した。


「「痛いな」」


「やったな! 優牙」

「問題はこのまま飛んだ場合アメリカで撃墜される可能性があるって事でしょ」

「それもそうか」

「猶予はある、飛び降りて地上へ逃げるかある程度指示に従って逃げるか考えればいい」

「両方かな、一応アメリカ空軍も警告はしてくれるだろうから、その前に2人は地上に降りて、僕は警告に従いつつ着陸、雷撃で逃げるよ」

「それがベストだな、合流地点を決めておこう。地図を見ろ」


「自動運転にできるような状態になってから言ってくれると助かるかな」

「ニューヨーク市マンハッタン区ミッドタウン、ここにある巨大な建物に用がある」

「運転中に言われても困るんだけど」

「なにがあるんだ? その場所に」

「私にも正確にはわからん、神の力をこの世界で最も強く感じる場所というだけだ」

「行ってみないとわからないなら、行くしかないよね」


 ※


『所属不明のジェット機へ告ぐ、こちらの誘導に従い着陸されたし。繰り返すこちらの誘導に従い着陸されたし』

「来たっ」

「タイミングがいいな、ちょうど降りる準備は出来た所だ」

『こちらの誘導に従う場合はランディングギアを下げてくれ』

「とりあえずは誘導に従うよ、ドク降りる準備して」

「あとは任せるぞ」

「どうせ着陸させるだけだよ、現地で会おう」


「早くしろ雄大」

「ちょっとくらい心の準備をさせてくれ!」

「そんなものは不要だ」

「いやいや、必要必要って。うわぁぁぁ! 馬鹿野郎!!」


 別れを済ませ、雄大を連れたドクが地上へと飛び降りる。


 優牙はコックピットへ戻り、指示通りランディングギアを下ろす。


『最寄りの飛行場へ案内する、着いてきてくれ』

「降りたら降りたで、大量の兵士に囲まれる事になるかもしれないけど、仕方ないな」


 誘導に従いそのまま何事もなく、飛行場へとたどり着く。

 停止した飛行機を取り囲むように数台のトラックと軍用車が止まり、中から続々と米兵と思われるもの達が現れる。


『ゆっくりとドアを開け、手を上げたまま降りてこい! 抵抗する場合は即射殺が許可されている!』

「さてと、行こうか。僕らの手がかりになるようなものは何も無いし、大丈夫だな」


 人の目に止まる事の無い速度で、飛行機から飛び出し、そのまま優牙は飛行場を後にした。


 ※


「でけぇ建物だな、一体なんの建物なんだ?」

「アメリカ人ですらわかっていないらしい、1878年に建設された物らしいが、何を目的に作られたものかはわかってないらしい、そんな時代に作られた物なのに、建設当時の資料等は一切無いそうだ」


(外見はセント・パトリック大聖堂だが何故こんなものが残っている、修復した時に消しきれなかったのか?)


「お待たせ」

「お、意外と早かったな」

「道には迷わなかったからね、まだ中には入ってないの?」

「あぁ、お前が来てから入ろうと思ってな」

「じゃあ、入ろうか」


 観光名所としても有名な場所である建造物の中へと3人は足を踏み入れる。

 そして、中に広がる光景に言葉を失った。


「圧巻だな、この場所だけ別世界みたいだぜ。こんな大都会にある建設理由不明の巨大建造物か」

「ドク、なにか感じる?」

「いや、今はまだ。神の力のような物は感じないな」


(それ以上に感じるこの違和感はなんだ、信仰心は一切感じられないのにも関わらず、謎の力を肌で感じる、一体この場所は)


「ご観光ですか?」


 後ろから聞こえた女性の声に反応し全員が後ろを向く。

 視界に入ったシスター服に似たような格好をしている女性へ、一瞬全員が目を奪われた。


「ヒュー、綺麗な姉ちゃん」

「優牙、英語は出来るな?」

「大丈夫だよ、2人にも共有する」


「そうなんです、観光で。とても綺麗な光景だったので目を奪われてしまって」

「わかります、なんのために作られた建物なのかは未だにわかって居ないそうなのですが。よく祈りを捧げる場として使われているんですよ」

「地元の方も良く来られるんですね」

「はい、私はこの建物を管理してる団体の関係者なので、頻繁に来ますが。よかったら中を案内しましょうか?」


 アイコンタクトをドクへ送り、何も言わずに頷かれる。


「お願いします」

「この建物の1部は孤児院として使われていて、奥には居住区があるんです。他にも付属学校として使われていたりと、地域に貢献してる建物なんです」


「管理は大変そうだな、憩いの場って感じでもないし本来の目的とは違う使い方をされてる感じがするぜ」

「僕もそんな感じがする、ドクがきな臭く感じてたのはそういう所なのかな?」

「優牙、あまり人の思考を勝手に読むな」

「じゃあ英語くらい自分で理解してくれると助かるんだけど、同時翻訳して聞きやすくするの大変なんだから」


 案内されている途中でドクと優牙が立ち入り禁止のロープが引かれた細い通路を見て、足を止める。


「なんか、感じるね」

「この先のようだな、立ち入りは禁止のようだが」

「雄大には無理だから僕が彼女の気を逸らすよ、2人で調べてきて」

「ああ、そうさせてもらう」


「この先はなにがあるんですか?」

「先程話をした孤児院です、観光で見るような場所ではないんですが」

「よかったら見てもいいですか?」

「ええ! 大丈夫ですよ」


 アイコンタクトを送り女性の視線を2人から離す、それを確認したドクと雄大はロープをまたごうとするが。


「おい! あんたらそこは立ち入り禁止だぞ!」

「すまない、読めなかったもので」

「なんかきな臭いなあんたら」


 ドクの目の前にどこから現れたのか光の剣が突き出される。


「ホープくん! 観光客の人に刃物を向けないの! 威嚇もダメ!」

「いや、だってよソフィーさんこいつらがこの先に」

「驚かせてしまって申し訳ございません、この先は関係者も立ち入りを禁止されてる場所なんです、最も真っ直ぐ行ったところで壁に突き当たるだけなんですが」

「い、いえ。彼らが変な所に入ろうとしたのがいけないんですし!!」


「優牙、ドク。いっその事わけを離して協力して貰おうぜ、本当にこの先に壁しかねぇならお前らの勘はハズレってことになるし、白黒つけといて損は無いだろ」

「なんて説明するのさ、天から来た白い肌の変な奴らに知り合いを誘拐されて、その手がかりを探してるなんて突拍子のない話通じるわけないでしょ」

「だからって強行突破はできないだろ、事情を話した方が丸く収まると思うぜ?」


 少し考え、ドクと目を合わせて雄大の考えに賛成する意志を見せる。


「そうだな、他人を巻き込むのは気が引けるが」

「しょうがないよ、少なくとも個人で出来ることには限界がある。すみません、少し座って話せる場所はありますか?」


 ※


「数週間前の話になるんですが、僕の母が日本で門徒と呼ばれる者たちに誘拐されました、数日前には彼の友人も」

「そんなことが、日本でもあったのですね」

「日本でも?」

「数日前の事です、私の父も肌の白い大柄な者たちに連れ去られました、飲んだくれで色々な所に借金をしていたので取り立てに来た者に連れていかれただけだと思っていたのですが。実際はそういうわけではありませんでした」


「ほう」

「なにか気になることでもあるのか?」

「これだけの力が集まる場所で同じようなことが起きているということは、ここが正解ということで間違いないようだな」


「僕たちは連れ去った者たちが向かう先に続く場所がこの先にあると思っているんです、なので何もないとしても見せていただけると助かります」

「ですが、あの先は通行止めになっていると聞いていますし、探しても何もないかと」

「それにソフィーちゃんが同じ状況だからって自分らの事と結び付けられんのはなぁ?」

「本当は守れる力があるのに、何もできなかった経験を僕はもう2度としたくありません、協力してくれない場合は実力行使もいとわないつもりでいます」

「そりゃ脅しか?」

「それだけ本気ってことです」


 無意識に両こぶしに力が入り、優牙がソフィーとホープへ頭を下げる。


「なら、調べるところまでは私たちも手伝いましょう、万が一見つかった時もその方がいいわけがしやすいでしょうし」

「ソフィーちゃん!?」

「ありがとうございます!」

「見つかったら俺らまで警察に突き出されるかもしれねーのにいいのかよ!」

「怖いならホープくんはここに残ってて、私もお父さんがなぜ連れ去られたのか知りたいの」

「あんなろくでなしの飲んだくれ放っておいても何の問題もないだろうが!」

「それでも、私のお父さんよ」


「そこまで言うなら俺も手伝う」

「ありがとうホープ君」


「優牙、その2人貴重な戦力になりそうだな」

「また、そこまで巻き込むつもりは僕にはないんだけど」

「先ほどまでは気が付かなかったが強い力を感じる」

「だからって」

「手段を選んでいられる場合ではないからな」


 ソフィーとホープに先導され、立ち入り禁止と書かれた場所の先へと足を踏み入れる。


「そういえば申し遅れましたが、私はソフィー・レイアといいます」

「俺はホープ・レイアよろしくな」

「お2人は姉弟なんですか?」

「いや、この孤児院の出身でな。16まで引き取られなかった俺らみたいな連中は全員ファミリーネームがレイアっていう孤児院の代表のになっちまうんだよ」

「なるほど。僕は雪白優牙って言います、こっちの大柄な方がドクもう1人が―—」

「千波雄大だ、よろしくな坊主」

「坊主ってなんだよ、俺はこう見えて16だぞ!」

「残念ながら俺は18なんだなこれが」

「けっ、日本人は皆ガキみてえな顔してやがんな、これやるよ」


 ホープが雄大へ白い薬袋を投げる。


「なんだこれ」

「最近この辺で流行ってるヤクだよ、この前チンピラを締めてたら落としやがったからよ」

「なんちゅうもん渡しやがる!?」

「ほら、バカやってないで」


 話に聞いていた通りの行き止まりに着いた5人はその場を見渡す。


「なにもあるようには見えないんだがな」

「ドクの方はどう?」

「この壁の反対というよりは少し下に何かを感じるが」

「隠し扉ってパターンかな?」

「面倒だな、ぶっ壊すか」

「ダメですよ!」「ダメに決まってるでしょ」

「本当に地下にあるんだとしたら、そこへ降りる階段とかがあって、この壁は隠し扉になってたりするだろうから」


 壁に手を当て何かスイッチのような物がないか優牙が探しつつ、壁に耳を当てる。

 ノックするように壁を叩くと奥に音が逃げていくように聞こえた。


「ビンゴ、あとはどうやって開けるか次第かな」

「優牙、少し壁に電流を流せ。動かすための装置があるのであればその方向へ電気が逃げるはずだ」

「わかった」


 身体を壁から離し片手で軽く電気を流す。


「なにも変わらないじゃないか」

「いや、壁が動いたようだ」


 壁の一部分の建材が飛び出し、ドクがそれを引くと5人の前に立ちふさがっていた壁が動き始め、地下へと続く階段が現れた。


「さぁ、行こうか」

「ヒュー、本当にあるなんてな」


 階段を降り細い通路を先へ進むと、埃まみれで手入れがされていないであろう広い空間へと辿り着いた。


「あれだな」


 奥に輝く姿見へとドクが指を指す。


「目的のもんは見つかった。あとは、行くだけだな」

「いいの? これから先は無理に付き合う必要は無いんだよ?」

「行くさ、行って桜を取り戻す」

「震えながら言われても説得力ないよ」


 横目で雄大を見ると、身体が震えていた。

 ここから先は人知の及ばない場所であり、生きて帰れる保証もないため、無理もなかった。


「武者震いだよ、気にすんな」

「2人も、無理に来なくても」

「面白そうじゃねえか! 行って損はねぇだろ」

「私も、お父さんを取り戻したいですから」

「覚悟は決まったようだな」

「だね、行こう!」

「おう!」「はい!」「行こうぜ!」


「今空間を繋げる、これだけ神聖力が充満していれば私1人でも事足りるだろう」

「私も手伝います」

「私が視覚化出来るほどの力の持ち主なら心強いが、無駄に消耗する必要は無いだろう。それに人に仕組みは――」


 ドクが全てを言い切る前に姿見にソフィーが触れると、微かに姿見が光を放ち始める。


「確かに初めてみますが、何となく作りがわかるんです。昔は森羅万象を網羅するなんて言われてたんですよ」

「ほう、人の身でそれだけの知識を。凄まじいな」

「ホープくんのあの剣は天元具象って言うんですよ、何も無いところから光の剣を作り出しちゃうんです。一時期手品で使ってた見たいですし、面白いですよね」

「天の元まで届く形のある剣か、面白いな」


「私は使うとかなり疲れちゃうんですけど、森羅万神っていう範囲破壊攻撃みたいなのが出来るんですよ」

「森羅万神?」

「でもどの言語でも存在しない言語が使われてるんですよね『神』っていう。聞いたことも意味も無いような言葉なんですけど」

「なるほど、かなりこちらに運が向いて来たようだな」

「え?」


(神という言葉はこの世界から全て消えたと思っていたが、こんな所で聞くことになるとは)


「よし、これで大丈夫だろう」


 姿見から放たれる光が眩いほどに増大し、面妖な雰囲気を醸し出す。


「本当の本当に片道切符だからね」

「わかってんだよ、そんなことは勝って奪われたもんを取り返す、それだけだろ?」

「わかった。頼りにしてるよ」


「鏡に飛び込め! 私達は道を安定させるために最後に入る」


 優牙を先頭に姿見の光の中へと走り出す、吸い込まれるように姿が消え、最後にソフィーとドクが姿見へ飛び込み、鏡から発せられていた光は消えてしまった。

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インタールード 箱丸祐介 @Naki-679985

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