第84話 カクヨム事始め【完結編】
カクヨム事始め【続後編】からつづく。
〇 カクヨムの楽しみ方
エッセイでは、まず創作論的なものを20話書きました。ふだん私が考えていることです。
● じぶんが面白がるために自由に書く。
● 自由であるためにPVは求めない。
っていまでもよくわたしが書いているやつです。それでもPVがほしいのはよく分かりますし、わたしも書くからには読んでもらわなければ意味がないと思います。
ただ、PVとか☆は、後からついてくるものと考えなければ、それに振り回されてしまいます。それは嫌。わたしは主体的にテーマを決めたいし、書きたい小説を書きたいのです。PVの上がる小説を書きたいのではない。わたしの小説のPVが上がる方法を知りたいのです(笑)
同じように考える人はたくさんいるようで、創作論は読まれますね。エッセイの鉄板ネタです。でも、創作論ってすぐにネタ切れになってしまいます。結局は素人なので、創作に関する引き出しをたくさんもってないからです。創作論の連載は続きません。すでに誰かが書いている可能性が高いし、やめておいた方がいい。
結局、カクヨムでのわたしはエッセイを中心に書く人になりました。
ほんとうは小説を読んでもらいたいし、エッセイは小説を読んでもらうための「撒き餌」なのですが、どうも釣り針のエサ(小説)より撒き餌(エッセイ)の方がおいしいらしく、撒き餌ばかり食べられます。しょーがないなーと撒き餌をつくる毎日ですが、当然なかなか釣果には繋がりません。
エッセイには、読んだ本の感想や、日々の出来事で気づいたこと、時事ネタ、家族ネタなどさまざまなことをなるべく本や小説、創作などと結びつけて書くようにしています。そのほうがエッセイとしての統一感がでると感じるからです。
なかには、エッセイからわたしの小説へ手を伸ばしていただける方もいて、まったく創作の役に立っていないというわけではなさそうです。小説のPVが上がらないなら、エッセイを書いてみるというのはひとつの手です。ただし、エッセイにも向き不向きがあると思います。
小説よりも読んでくれる人の方を向いていないとだめです。より読んでくれる人のために書く姿勢が必要だし、そのことが楽しめないとエッセイを書くのには向いていないと思います。最初は観客のいない舞台で話しているような残念な感覚だと思いますが、それが普通です。じぶんが面白がっていれば、必ず面白がって読んでくれる人がいます。それがエッセイのいいところです。
なんか、【完結編】は「エッセイを書きましょう」みたいな文章になってしまいましたが……そーですねー。読んでもらえない小説を書いてPVの低さを嘆くくらいなら、力の抜けたエッセイを書いて、気の合うフォロワーさんたちと気の置けないコメントをやりとりする――そういうカクヨムライフはぜんぜんありだと思いますね。
そうするうちに小説を書くエネルギーも溜まってくるんじゃないでしょうか。
これからも、藤光のエッセイ(と小説)をよろしくお願いします~。
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