第61話 Web作家、ミイラに遭う
オミクロン株ですか。コロナウイルスもいろいろな名前が与えられるもんですね。デルタ株のときのようにひどいことにならないのを祈ってます。
さて、国内の新型コロナウイルス感染者数は、いまのところ低水準、考えられる限り最も低い状態にあるようなので、出かけてきました。いま、兵庫県立美術館で開催されている『ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展』に行ってきました。
なんといってもミイラの展示が目玉の展覧会です。ミイラって見たことあります? わたしはなかったんですよ。カラカラに干からびてミイラ状態になった人は見たことがあるように思います(テレビかなにかで)。でも、いわゆる「エジプトのミイラ」って見たことなかったのです。ミイラというものの存在を知るのは、みんな「エジプトのミイラ」が最初でしょ。本家本元のミイラ(なんだそれ)を見てみたかったんですよー。
で、見てきました、ミイラ。
「ミイラだ!」
って思いました(笑)
ほんとに物語のキャラクターとして出てくるあの包帯に巻かれたミイラでしたよ!
「ほんまに包帯に巻かれてるやん!」
と、ちょっとズレてるかもしれない感動の仕方をしました。しかもかなーり分厚くぐるぐる巻きで、人なのかなんなのか見ただけではよく分かりません。麻布の塊みたいな感じでした。
このなかにミイラが入っているのか……当然、調べる人はこの包帯をぜんぶ剥がして中を調べたんだろうなと思ってましたら、現代の科学は包帯を剥がさなくても中身が見えるんですね。CTスキャンした画像をコンピュータ処理したムービーも展示されてました。
小学生の頃、「ミイラの作り方」みたいな図解を読んだことがあるんですよ。亡くなった人の身体が腐ってしまわないように、内臓を取り出すんですよね。鼻から脳みそを掻き出すって書いてあって、大変な恐怖を感じたものです。展覧会でもそのくだりの説明パネルがあって、それが理由なのかどうか。展示されたミイラをわたしのようにまじまじと見てるお客さんは、ほとんどいませんでした。やっぱり、怖いですよね、普通。
ミイラのほかには、ミイラを納めていた木棺が、すばらしく綺麗でした。めちゃくちゃ上手に彫刻や装飾が施されている木棺がいくつかあって「すげーな。ずっと見ていたいな」と思ってしまいました。これもまた生まれてはじめて、「生ヒエログリフ」も見ましたしね。いやー、いい展覧会だったなー。
ミュージアムショップに『王家の紋章』が並んでいたのには苦笑しましたけど。
また、別の展覧会に行ってみよ。コロナでぜんぜん行けてなかったから。
あ、この展覧会、来年は福岡と札幌に巡回するらしいですよ。
興味を持たれた方は足を運んでみては?
☆☆☆
いま、近況ノートで三題噺のお題を募集してます。
お手すきの方、ぜひお題をください。まだ、ひとつしかないんですよー。
12月ならわたしも書けるようになりそうなので……。お願いします。
【追記】
おかげさまで、お題はみっつ揃いました。
ロンズさん、うさこさん、ありがとうございました。
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