第58話 絶賛現実逃避中

 えー。やらないといけないことがあると、かえってとりかかることができなくなる藤光です。カクヨムコンに上げる作品。あと6000文字から8000文字くらいで規定文字数に達しそうですが、ここ三日ほど筆が進みません。気分転換にニンテンドースイッチのソフトを買ったのですが、一日何時間もゲームしちゃって、なんともかんとも(笑)


 勝ったのは、『ウイニングポスト9 2021』という競馬のゲームです。

 ゲームの内容について、書きはじめると三日くらい書いてしまうと思うので、それは避けておきますね。一言でいうと、競走馬のオーナーブリーダー(生産者兼馬主)となって、最強の競走馬を作り出そう! っていうゲームです。


 とにかく、若いころハマってたゲームの最新作です。はじめて三日ほど経ちますが、おもしろいです。おもしろいのですが……。17年前にやってたころと、内容がほとんど変わってないことに驚きました。(ちなみに『ウイニングポスト7』と比べています)


 ところどころ内容は変わっているし、追加された要素もあるにはあるのですが、いずれもマイナーチェンジレベル。『ウイニングポスト』がしっかりとしたゲームシステムを作り上げていることは否定しませんが、17年も同じシステムを使い続けていると、新しいユーザーの開拓ができないのではないかと、いちウイニングポスト・ファンとして心配になりました。ユーザーを惹きつけようと思ったら、常に自己改革していかないと飽きられちゃうと思います。


 現に競馬ゲームといえば、いま『ウマ娘 プリティダービー』がソシャゲ界を席巻しているじゃないですか、わたしは『ウマ娘』やったことないんですけど、『ウイニングポスト』は同じ競馬をモチーフにとったゲームでも、かなり地味でマニアクック。コーエーテクモゲームスがほんとに売りたいと思ってるなら、根本的なところからテコ入れしないとだめなんじゃないかなと思いました。


 ……という風にゲームについて思ったのですが、小説についても似たようなことが言えると思ってて。


 以前も書いたのですが、西村京太郎さんの十津川警部もの読んだときに、同じようなことを思いました。


「これ八十年代のままじゃん。古過ぎるよ!」


 小説の文体には、あきらかに流行がある。西村さんの物語の作り方、描き方は明らかに古くて、何世代か前のエンタメ小説のフォーマットを踏襲していたわけ。西村さんは90歳超えてるんで仕方がないとは思いますし、それこそが「西村節」なんでしょう。でも、新しい読者の開拓という面では、きついでしょうねえ。


 わたしもカクヨムコン用に時代小説を書いているんですが、たぶん過去に読んできた時代の小説の模倣をやってると思う。自覚があるのは、藤沢周平さんの時代小説くらいですが、そのほかにもいろいろと。模倣がだめとは思いませんが、新しい表現とか、新しいテーマを付け加えて自分の作品としないといけないな、カクヨムでは読んでもらえないぞと強く思いました。


 あと6000文字、頑張ります!

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