第九十七回 超時空の固き絆。
――涙の後は、きっと笑顔がベースになる。お化粧の下に隠された素顔のように。
そしてまた混沌とする黒い雲の向こうには、レインボー輝く青いお空と信じるの。
今は渦巻く黒い時空の波……
僕と
このパラレルな世界と現実の世界、ボーダーラインを超えそうになると、行き来する仕組みとなっているようで、記憶に残るのも、まるで夢の出来事のようで……それが証拠に四季折々のエンペラーも、その姿を再生していた。……いや、違っているようだ。
――開かれている。
開かれたエンペラー。合体の意味を解き明かしたから。
聳え立つエンペラー。その中で僕らはまた集うことができた……
六人のバラバラになっていた身と心、またこの場に集結した……ありのままの身と心を見ながらも、って「な、何で裸なの?」と、いうことだ。次第にコスチュームに身を包むの、新たなるコスチューム……それは、「君たちは、新たに生まれたんだ。今ここで」
との、旧号の言葉。旧号もまた同じ。その裸体も、人間と変わらない外観。とても機械とは思えないのだけど……と、彼もまた身を包むの。僕たちと同じコスチューム。
――なので、
新章たるエンペラーが発動したのだ。
旧号とエンペラーの関係は、旧号がエンペラーの核となっている。つまりは中心ということなのだ。その中心と
それと同時にまた、ロック・ガイが三体、目の当たりに蘇っていた。今再びの戦いとなるのは変わらないけれど、僕らの絆がパワーアップしていることは一目瞭然なの。
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