第十八章 ――旧号。
第八十六回 それは謎の機体。
――或いは
誰かは区別がつくのだけど……
千佳のように、幽霊という形で見たこともなければ、言葉を交わすこともなかった。まして声も……聞いたことがないの。千佳が言うには、声変わり前の可愛らしい少年の声らしいの。特徴としては、お坊ちゃんという感じ。思えば千佳だけでなく僕も、同じ十五歳になっていた。旧一おじちゃんと同い年に……
並んで歩くこと、研究所の廊下。
旧一おじちゃんと瓜二つのアンドロイドは、
身長は……僕よりも少し高い。
それに綺麗な面……甘いマスクとでもいうのだろうか、中性的な感じなの。
そしてこの度、千佳とともに正式に、チームセゾンの新メンバーとして加入した。それは願いを叶えるために。千佳とともに、僕らと一緒に四季折々に乗り込むの。四季折々は今、エンペラーと名乗っている。前回の戦闘時でビースト化したのだけれど、今はもう元の姿に戻っている。少女のようにスマートなエンペラーに。身長は五十七メートルをキープし……五人乗りの状態を維持している。乗組員は変更となる。僕と
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