第4話 『ねこママの出自の謎』 その2
『そこで、母から、聞いた話では、なんでもその大きな橋を渡っての、壮絶恋愛だったらしにゃん。』
『なんと、ふんふん。それで。』
『やましんは、恋愛興味ない、ぽ。』
『まあね。まあ、いいじゃん。』
『やましんの話しの方が、楽しくないかああ~~~~~~~! なぜ、やましんは、恋愛を諦めたのかああああ~~~~~!』
『カット。却下。ぽ。それは、あとのお楽しみにしたい、ぽ。』
『そうかあ~~~~~~? やましんの方が、前座だろ、かあ~~~~~~~~!』
『ノー・コメントです、はい。』
『ほほほほほ。にゃん。まあ、せっかく話を始めたにゃんこな。』
『うん、うん。それで、ぽ?』
『まあ、片方は、下総の国の南の端っこにゃん。かたや、相模の国の端っこにゃんこ。でも、どっちも、すごうく、好奇心が大きな、にゃんこだったにゃん。だから、あの橋の向こうに、何がある? 美味しいお魚とかが、いるかもにゃ。と、考えて、ある日、両方が、偶然に渡り始めたにゃん。』
『へぇ~~~~~~~~~~~!?』
『まあ、それは、月明かりのまぶしい、夜だったにゃん。』
『ふむふむ。』
『ちょうど、真ん中のサービス・エリアに、両方が行き着いたとき、お月
さまは、真上を通過、反対側に落ちかけていたにゃんこ。』
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