昨日覚えた嘘は灰色の硝子 見透かせないでしょう?

破って見せる理由もないだろうけれど


今日増やす嘘は白い氷 冷たくはないでしょう?

触って溶かす興味もわかないだろうけど


明日考える嘘は無色透明の空気 ねえ、おかしいでしょう?

それでもきっと 私は嘘を並べて生きていく

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詩集 榧尾ジル @kayajill

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