第9話ニードウ
俺のせいだ。ニートな技を使えば防ぐ事ができたかもしれないのに、布団の中で匂いを嗅いでたもん。
あの黒い騎士はどこへ行ったのだろう。
何かないか?
そう思いタンスの中などを調べ下着を確認してーー黒いレースが多かったーーその奥に何か隠してあったので見てみると分厚い本であった。
題名にカタカナで『ニートクルセイダーノスベテ』と書かれていた。
読んでみるとなにやら、ニートクルセイダーの技が書かれているようだ。
何かないかと文字を目で追う。
「これ使えるかも」
『働くという字は人が動くという事、逆に考えればニートクルセイダーはその場で動かず瞬間移動ができる、これをニードウと呼ぶ』
これでモナちゃんの所へ行ける。
俺は本に書かれているニードウの出し方を真似する。
まずは指でカタカナの『ニ』の字を作ってその腕を天に伸ばす。するとぴかりとひかり俺は何かに引っ張られるように移動していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます