エピローグ
六年後。俺は結婚した。ミリーと。俺側の親とかの説得がとても大変だった。目が見えないで何が出来るとか散々言われた。絶縁も考えたがミリーに止められたので辞めた。そして、ある日転機があった。西の国との戦争時にミリーが口添えして我が国は勝利を収めたのだ。それ以来親父のお気に入りになった。それに元々街によく出ていた彼女は市民から好かれていた。そこから早かった。いや、びっくりだよ未だに。ちなみに、ミリーの両親は時期皇妃に暴力を加えたということで国を追い出した。ミリーの兄姉には不自由ない暮らしをさせている。
「大丈夫かい?」
「もう、杖の使い方はわかったから大丈夫よ。それに、いざと言う時は貴方が私を支えてくれるのでしょう?」
「まぁね。」
「……ありがとうね。あの時本気で死ぬ気だったから。今ここに居れてとても幸せよ。」
「え?」
「何でもない。ほら、みんな待ってるし行きましょうか。」
「そうしようか。」
俺と彼女は花散る教会の門に向かって歩き出した。
それは私の全て 空白メア @akisiro-mea
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