妊活に効くエッセイ

妊娠したけりゃ肉食女子

　妊活に良い食品として鶏肉の話を書きました。

　美都「鶏肉がいいのはなぜですか？」

　七海「鉄分とタンパク質を一度に摂れるからよ。これが血をたくさん作って血流をよくすることにつながるの。妊娠力を高めるためには血液たっぷりの状態に体を整える必要があるわ。特に骨の部分に血液を作り出す力があるから骨付きの手羽先や手羽元をスープ仕立てにするのが一番いいわね。」

　これも現実の話です。

　参考文献は漢方薬剤師の堀江昭佳氏の『血流がすべて解決する』です。

　妊活相談を多数受けてきた堀江氏は「血流をよくするというと血液サラサラを思い浮かべる人が多いかもしれないが、大事なのはサラサラではなく、血液をたっぷりにする、血を増やすことだ」と言います。

　そしてお肉はタンパク質の塊で、血の原料である鉄分とタンパク質を同時にとれる、特に鶏肉が良いと書いています。

　一番良いのは烏骨鶏だけれど、これは高価で手に入りにくいので普通にスーパーに売っているもので良いとのこと。できれば地鶏で。

　参鶏湯や骨付き鶏のスープがおススメと知り、この本を読んで以来、健康のためにわりと手羽元を使ったスープを家でつくるようになりました。

　血流が減ると、鬱や落ち込み、イライラといったマイナスの感情が出やすくなるそうで、体に良いものを食べるということが日々の気分にも影響するのだと知る興味深い本でした。