第2話 《繁華街そば学区な小学校のカオスな学級崩壊》と『文学のふるさと』と『エロマンガ先生』と。
冒頭に書きましたように、僕は小学校5年生の時に深刻な学級崩壊を経験しています。某地方都市は、繁華街そばな学区での小学校でのカオスな学級崩壊です。頻繁するイジメを主導したのは当時の担任教師。
4年生までを文教地区の上品な小学校で過ごしていた僕にとっては、かなりのカルチャーショックでした。学級崩壊の記憶を、成人するまでに無くしてしていたくらいに(解離性人格障害という奴なのでしょう)。
クラスで頻発する殴り合いの喧嘩(また、ハッキョーしてるよ、とクライメイトは慣れたもの)。それまで博士君系キャラだったであろう僕も、いつしか頑丈な彫刻刀を振り回したりするようになってました……おかげで中高生の頃は完全体育会キャラとなってました。
そんなカオスな空間は、想い出してからじっくり咀嚼した今では、僕の『文学のふるさと』になっています。ただ、僕がその頃のことを恐怖に震えずに客観視できるようになったのは、まさしく「文学のふるさと」のエッセイでも有名な坂口安吾の一連の著作などを引き込もって熟読する日々を送れたがため。
全国にも、ありえないコトが起きている小学生、中学校は多々あることと思います。深刻なイジメに適切な対処をするために、僕が教育基本法等に教員の罰則を含めた法改正が必要と思う理由は、普通の文教地区ではない学校に通う子たちが夢を持ったり笑ったりひきこもったりして生きていける生存権のためです(憲法の基本的人権に関する論は僕が得意としているところですが、ここでは控えます)。
さて、カオスな小学校学級は、僕の中の『文学のふるさと』ではどうなっているのか。一つの世界は、『エロマンガ先生』の引きこもり少女な中学1年生の絵師さん
猥雑な空間に通う子は、猥雑が絵を描きたくなり得意となることはあるものと思います(注、けっして猥雑な絵を書けというわけではない)。
割と多くの方から見ていただいている本ショートシリーズはこれでFINにしたいと思いますが、ラノベ作家志望としての僕の中の《リアル版》
https://kakuyomu.jp/my/works/16816700426599683202/episodes/16816700426985029816
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彼女を設定する時に、僕の頭の中には小5の時の同級生(ほとんど話したことなかったですが)が明確に浮かんでいました。
小学校で不登校となってしまった彼女のような子たちが、それぞれなりの居場所を見つけられる社会となるよう、小さくても何らかの貢献ができる大人たちはかっこいいなと思います。
もちろん、カオスな小中学校の先生方にも、立派な方々は多くいらっしゃいます。イジメ問題に対し、教育基本法等の法改正を検討する際には、真面目な取り組みをなさっている先生方の後押しができるような配慮も必要と考えます(内部告発制度の導入はそのひとつと思います。)。
【完】
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