第2話 軽い授業
「きりーつ、れい、ちゃくせーき」
今日もダルそうな軽井先生、とってもキュートだなー、そんなに可愛くしなくたって私は大好きなのに。
「れいちゃんー、今日授業だるいから無しにしない―?」
くっ、私の愛しい軽井先生のことを下の前、それも、ちゃんづけするあいつの名前は不良の、
「ん?こう、お前今日授業してほしくないのか?うーん、うん!いいよ、俺も今日ダルいと思ってたから」
え、いいの?軽井先生、流石にそれは軽いよ、ダメだって、こういうタイプに乗っかちゃうと、ダメダメな先生になっちゃって、なめられてパシりにされちゃうよ!私が止めなきゃ、軽井先生の女として(妄想)
「ただし、ゲームに勝ったらなー」
『おう!やってやんぜ、何のゲームだ?』
「30を言ったら負けゲーム、一度に言える数字は3つまで」
『いいぜ、簡単そうだな』
「んじゃ、俺先行な、うわぁ、こう強そうだなー」
って、え?なんか授業中に、授業かけてゲームしちゃってる?軽井先生軽すぎるし、負けちゃったらほんとに、授業放棄するんだろうなー、てか、こう君、先生と仲良くしすぎ!私のだからな!ってもう終わりそう
「24,25、どうぞ」
『26,、あれ、れんちゃんまさか』
「27,28,あーあ、負けちゃうね、こう君」
『29、ぐああああああああ、負けたー』
「はーい、今日だるい俺としては勝ってほしかったのになー、んじゃ授業するから席付けよ」
え、軽井先生、勝っちゃった、ん?てか、このゲーム
「あの、かR……、れんちゃん先生、このゲーム、必勝法ありますよね!」
「あれ、バレちゃった?内緒にしといてよ」
そういいながら、軽井先生はにこっとして、くちに人差し指をあてて、内緒のポーズをする。うわ、可愛すぎ、今日はこの顔が見れたからもう満足だなー。あれ、てか、先生勝ちに行ってるし、ひょっとして軽く無い?いや気のせいか
——―——――――――――――
後日、別ゲームで負けた軽井先生は、普通に自習プリントを出して自習にした、やっぱり軽いなー
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