第4話 四十肩・五十肩
「はぁ」
「疲れちゃった?」
「ね」
「元気ないじゃん」
「元気はあるよ」
「痛いの?」
「ん、なんか治ったよな」
「よかった」
「いつ始まるかわかんないけどさ」
「うん、そうなんだよね。私まだ四十肩だから」
「40度ね」
「うん」
「オレ50度」
「だから五十肩でしょ?」
「50度」
「だから違うってwへへw」
「ちゃんと見たんだ」
「何を?」
「40度までしか上がんないから四十肩」
「それ違うってw」
「オレもそう思ったんだよ。だけど書いてあったんだよ」
「どこに書いてあんの?だからさ、一緒に探したじゃんwそれw」
「探してない。気のせいだよ、おまえが間違ってる」
「違うよwそしたらさ違かったじゃんwふふふw」
◆
「今日は何食べたの?」
「今日ね、肉じゃがと・・・えーっとなんだっけ?あ、牛丼。牛丼にしたの。その肉じゃがの肉あるじゃん、それを別にしてそれを牛丼みたいにしたの」
「食べただろ?お子達」
「めっちゃ食べた」
「めっちゃ食べるよな」
「めっちゃ食べるけど、肉じゃがそっちのけって言うか悲しいw」
「肉だけ、肉じゃがじゃなくてね」
「そうwだったら肉じゃが作んなきゃよかったと思ってw」
「なぁ?せっかく。それがお子が30代になりゃわかるよ。オカンの味だって」
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