第149話 愛媛到着
「あっ、見て士郎さん! 沖州のりばだよ!」
「本当だ、やっと徳島に着いたんだな」
灯里と展望デッキで、太陽の光を浴びて青々と輝く海を眺めていたら、陸地を視界に捉える。
どうやら到着場所である徳島県の沖州のりばにたどり着いたようだ。
降りる準備をしようと個室に戻ると、メムメムが船酔いでダウンしていた。
「ぎもぢわるぃぃ~~シロー助けてくれ~~」
「ずっとゲームしていたからだろ。そりゃ船酔いもするって」
顔色が悪く、今にも吐きそうなメムメムにジト目を送る。
結局ほとんど眠らず夜中にゲームをしていたようだ。昨日の波は穏やかだったけど、夜中から揺れが大きくなったみたいだからそれで酔ってしまったのだろう。
そういえば、エルフも船酔いはするんだな。
まぁメムメムは特に準備をするものもないので、降りるまで休ませておこう。
「ん~~、半日ぶりの陸だ」
「なんだか足が揺れてる気がするね」
「もうダメだ~死ぬぅ~」
港に到着し、船から降りて半日ぶりに地面を踏み締める。灯里が述べたように、身体が揺れるような感覚を抱いた。
メムメムは俺が背負っている。船酔いが回復することもなく、歩くのも無理そうな状態だったので結局おぶることになったのだ。お願いだから、俺の背中に吐くのだけはやめてくれよ……。
「よし、早速愛媛に行くか」
「うん」
俺たちは最寄りの駅に向かい、電車に乗って愛媛を目指した。
昼ご飯はフェリーの中で済ましていたので、特にお腹は空いていない。幾つか電車を乗り継ぐと、ようやく愛媛に入り、そのまま大きな駅に辿り着いた。
「うわぁ、懐かしいなぁ」
「灯里は来たことがあるのか?」
「うん、何度かね」
駅から出ると、灯里が街の風景を見渡しながら懐かしそうに呟く。どうやらこの駅を利用したことがあるらしい。
その感覚はなんとなく分かる。俺も昔よく遊びに行っていた駅にたまたま降りたりすると、感慨深くなることがある。新しい建物が建てられたりして、風景が大分変っていたりするんだよな。「あれ~あの店なくなっちゃったんだ……」といった感じで。
「灯里!」
「あっ、お爺ちゃん!」
さてこれからどうするかと考えていると、不意に誰かから声をかけられる。
声がした方に視線を向けると、ロータリーに停まっていた車から一人の老人が降りて近づいてくる。
その老人とは、灯里の祖父である
「ご無沙汰しております、お爺さん」
「おう、お前も灯里も……メムメムだったか、よく来てくれた。長旅で疲れただろう」
清さんと挨拶を交わす。彼とは以前、里美さんの見舞いに東京に来た時に会っている。骨太な身体に、きりっとしたいかつい顔つき。ザ・昭和の頑固爺って感じの老人だ。
けれど、誰よりも灯里のことを心配していて、孫娘想いの優しいお爺さんでもある。
「お爺ちゃん早いね。待っててくれたの?」
「ま、まぁ……今日は仕事も休みで暇だったからな」
灯里が尋ねると、清さんはそっぽを向きながら喋る。きっと、早く灯里に会いたかったんだろうな。
何故清さんがここにいるのかというと、予め今日の午後に愛媛に着くことを伝えていて、愛媛の駅まで清さんが迎えに来てくれることになっていたのだ。
迎えに来てくれる時間まではまだ時間があったんだけど、早く孫娘に会いたいからか清さんは先に着いてロータリーで待っていたらしい。
清さんは照れているのを誤魔化すように踵を返して、運転席に乗り込んだ。
「いいから乗れ、あいつらも待ってる」
「は~い」
「お願いします」
灯里は助手席、俺とメムメムは後部座席に乗る。
エンジンをつけると、車内に付けられているクーラーの冷気が火照った顔を冷やしてくれた。
車が発進し、俺たちは祖父母の家に向かうのだった。
◇◆◇
「そら、もう着くぞ」
「本当だ、見えてきたよ士郎さん」
「へ~、あそこが……(結構大きくないか?)」
日が沈みかける夕方頃。
駅から数時間走り、都会の街並みから一変して田んぼや畑、山々が多く見られる田舎の場所にやってくる。
すると前方に、木造建ての大きな一軒家が見えてきた。どうやらあの家が祖父母が住んでいる家らしい。車庫に車を停めると、俺たちは運転のお礼を言ってから降りて、ぐ~~と身体を伸ばした。
「んん~~、身体が痛い。でも、空気がおいしいな」
徳島県に着いて、そこから愛媛まで電車を乗り継ぎ、さらに祖父母の家まで車で長時間座っていたから身体が硬まっちゃって節々が痛い。屈伸したり背中を反らしたりして身体をほぐしながら、大きく深呼吸する。空気が澄んでいて、疲れた身体も元気になった気がした。
「う~ん、空気が新鮮でいいね。風景もボクがいた世界と似ているし、
長閑な風景を見渡しながら、嬉しそうに微笑むメムメム。
ビルが沢山建っている東京の街並みは、異世界人の彼女からすると近未来的な世界に思えるだろうんだろうな。
逆に、こういった都会から離れた田舎の方が、元居た世界に馴染み深いのかもしれない。前々から、東京は空気が濁っていて最悪だよって愚痴ってたもんな。
でもなメムメム。
田舎は近くにコンビニも無いし移動するにもとにかく遠いし、東京と比べて色々と不便なんだぞ。すでに東京に染まってヒキニートとなってしまっているお前は、もうこういう所で生活していくのは無理だと思うよ。
「おい、いつまでも突っ立ってないで入れ」
「あっはい、今行きます」
玄関にいる清さんから催促された俺たちは、お邪魔しますと挨拶をして中に入った。
「遠いところからよく来てくれました。疲れたでしょ、中に入って一休みしてください」
「おかえりなさい。灯里、元気そうで良かったわ」
「お婆ちゃん、お母さん、ただいま!!」
「許斐さんとメムメムちゃんもよく来たね」
「ご無沙汰しております」
「久しぶり~」
靴を脱いで上がらせてもらうと、灯里の祖母の
幸子さんは柔和な顔の優しそうなお婆さんで、里美さんは灯里がそのまま大人になったような美人の女性だ。退院して別れた時は身体がやせ細っていたが、今は顔色も良くて元気そうに見える。
居間に通された後、東京で買ったお土産を幸子さんに渡した。
「これ、つまらないものですが……」
「あらまぁ、お気遣いどうも。ご飯の後にいただきましょうかね」
それから俺たちは、移動の疲れを癒そうと居間で寛いでいた。祖父母の家はとにかく広く、古風で落ち着きがある内装で、ゆったりとした時間が流れて心が和らぐ。
(お爺ちゃんお婆ちゃんの家に帰ってくる気持ちって、こんな感じなんだろうな)
“実家のような安心感”といった言葉があるが、まさにこの事なんだな~と思う。
俺の家族は一度もお爺ちゃんお婆ちゃんの家に行ったことがない。何故かというと、俺の両親はどちらとも祖父母と仲が良くないからだ。
だから俺と妹の
まぁ、そういう家族は他にも多くいるから、そこまで気にしたことはないんだけどね。
でも、やっぱりいいもんだなぁとは感じるよ。
自分の祖父母の家でもないのに、どこか懐かしさを抱いてしまう。
居間で寛ぎながら、清さんや里見さんと近況報告をしたり他にも沢山話していると、幸子さんが呼びかけてくる。
「さぁさ、ご飯にしましょうか。里美、手伝ってちょうだい」
「了解」
「あっ、私も手伝う!」
幸子さんに呼ばれ、里美さんと灯里が手伝いながら次々に料理を運んでくる。あっという間に、大きなテーブルが埋め尽くさてしまうほど料理が並びつくされた。
凄いなぁ……こんなに食べきれるだろうか。
全ての料理が大盛で、しかも品数が多くて食べきれるか心配してしまう。多分灯里やお客である俺とメムメムが来たから豪勢にしてくれたとは思うんだけど、これは多すぎじゃないか?
それともいつもこんな感じなのだろうか。
ご飯の準備を整え、それぞれテーブルを囲むように座る。
上座に清さん。その隣に俺と灯里とメムメムが一列に並んで、反対側の方に幸子さんと里美さんが順に座った。
「いただきます」
「「いただきます」」
清さんが手を重ねて挨拶をすると、他の者も同じようにして挨拶をする。
うん、やっぱり日本人は“いただきます”だよね。
心の中で“和”の大事さを再確認していると、目の前に座っている幸子さんに尋ねられた。
「許斐さんはビールにします? それとも焼酎かしら?」
「あっいや、俺は遠慮しておきます」
「何言ってんだ! いいから飲め!!」
「わ……わかりました。いただきます」
お酒は遠慮しようとしたのだが、清さんにビールを注がれてしまった。
ここまでされて断るのは男としてカッコ悪いので、潔くグイっと飲み干す。その後、俺からも清さんのコップに注がせてもらった。
「どうかしら、味の方はお口に合うかしら?」
「はい、どれも凄く美味しいです!」
幸子さんから心配気に聞かれたので、笑顔ではっきりと答える
お世辞ではなく、幸子さんの作った料理はどれも美味しい。素材がいいのだろうか、お米もふっくらしているし、野菜も新鮮で瑞々しくシャキっとしている。勿論素材の良さだけではなく、味付けも程よく絶妙で、箸が止まらず次々と手を出してしまっていた。
「母さんの料理は天下一品だからね」
「私とお母さんも、お婆ちゃんから料理を習ったんだよ」
「なるほどな、道理で食べ慣れた味だと思ったよ」
「メムメムちゃんもいっぱい食べてね」
「美味しいよ。流石はアカリの師匠だ」
皆で美味しく食べていると、あれだけあった料理を余すことなく完食してしまった。俺やメムメムも結構食ったけど、特に灯里がほとんど食べ尽くしてしまった。
灯里がよく食べるのは、幸子さんの美味い料理を食べていたからかもな。腹ペコキャラは祖母の味ってやつだ。
「ごちそうさまでした。本当にどれも美味しかったです」
「お粗末様でした。お風呂を沸かしてありますから、許斐さんお先にどうぞ」
「いえ、俺は最後でいいですよ」
「遠慮なさらず。許斐さんはお客様なんですから」
「はぁ……それならお先にいただきます」
気を使ってもらい、一番風呂をいただくことになった。
スーツケースから着替えを取り出し、灯里に場所を教えてもらい風呂場に向かう。服を全て脱いですっぽんぽんになると、ガララと扉を開いた。
「お~~! 檜風呂なんだ!」
風呂場に入ると、視界に入ってくる檜風呂にテンションが上がってしまう。
家庭風呂に檜風呂を使ってるなんて珍しいなと感心しながら身体を洗い、湯舟の中に浸かった。
「あ″あ″あ″~~気持ちぃぃぃぃ」
はしたなくも、口からダミ声が漏れてしまう。だって仕方ないじゃないか、温泉みたいで気持ちいいんだから。今の家にも露天風呂があるけど、あれは掃除とかが面倒なので普段はノーマルの風呂を使ってるし。
それになんというか、悪い意味ではなく田舎で入る風呂って、風情があるというか心が休まるんだよな。壁や床もタイルじゃなくて石でできてるし、そういうところに郷愁を抱いてしまう。
「いや~~極楽極楽」
十分に檜風呂を堪能した俺は、風呂場から出て身体を拭くと、寝間着に着替えてから居間に戻る。
「あがりました。とても良い湯でした」
「そうでしょ! じゃあ次は私とメムメムが入ってくるね。行こメムメム」
「オッケー」
灯里とメムメムは二人で入るらしい。はしゃいでるな〜、灯里も久々に帰ってこれて嬉しそうだ。
居間に清さんの姿が見えないと思ったら、どうやら既に就寝してしまったらしい。お酒も結構な量飲んでたからな。
「許斐さん、少しいいかしら」
「はい……なんでしょう」
風呂上がりの火照った身体を、窓辺の方で夜風に当たりながら涼んでいると、幸子さんと里美さんに声をかけられる。彼女たちは俺の前に正座すると、畏まったように口を開いた。
「許斐さん、里美と灯里のことを助けていただいてありがとうござます」
「本当に感謝しています」
と、二人に頭を下げられてしまった。
唐突過ぎて狼狽してしまう。俺は慌てて、
「そんな、頭を上げてください。お礼なら前にいただきましたから」
「以前お会いした時は、バタバタしてしっかりとお礼できませんでしたから。灯里が家を出て一人で東京に行った時は本当に心配しましたが、許斐さんのお世話になると聞いて安心しました。十八歳とはいっても、灯里はまだまだ子供で、女の子ですから。一人で暮らしていくには大変ですし、凄く心配していたんです」
心配するのも当然だ。
灯里はまだ高校生だ。いきなり都会に来て、一人で暮らすのは難しいだろう。特に俺と会う前の灯里は、とにかく両親を助けたい気持ちで周りが見えておらず焦っていたからな。何か悪いことが起こってしまう可能性だって十分にあったと思う。
「ですけど、許斐さんに頼らせてもらうことになって心底安心しました。やっぱり、大人の方と一緒にいるのは心強いですから。それに許斐さんのことは前々から聞いていましたし、灯里も人を見る目はあると思っているので、私も許斐さんの善意に甘えさせてもらいました。色々と面倒をおかけして、灯里の力になっていただきありがとうございます」
「いえ、そんな……」
「私からもお礼を言わせてください。私も、まさか自分がダンジョンの中に囚われているなんて思いもしませんでした。目を覚ました時も混乱していて、自分の身に何があったのかを灯里に聞かされても理解が追いつかないままで、冗談じゃないのかと半信半疑でした」
里美さんがそう感じるのも無理もない。
東京タワーに居たはずなのに、目を覚ましたら三年経っていて、ダンジョンという訳の分からない場所に囚われていたなんて急に話されても信じられる訳がない。誰だって、嘘や冗談を言っているんじゃないかと疑ってしまうだろう。
「退院してこの家に帰ってきて、少し落ち着いてから本当に起こったことなんだと気付きました。夫はどこにもいないし、世間も当たり前のようにダンジョンの話をしている。違う世界に飛んで行ってしまったんじゃないかと思いましたけど、それも違う。流石に現状を受け入れざるを得ませんでした。
それに、母さんから灯里が私たちのことでどれだけ思いつめていたのかを聞かされて、やっと立ち直ることができました。許斐さんにどれだけ助けてもらったのかも……本当に、一言では足りないくらい感謝しています。許斐さん、私と灯里、親子共々助けていただいて本当にありがとうございます」
そう言って、里美さんはもう一度深々と頭を下げる。
真摯に感謝を伝えてくる幸子さんと里美さんに対し、俺も正座をして向き合った。
「俺なんか全然……何もしてないですよ。それよりも、俺の方こそ灯里……灯里さんに感謝しているんです。灯里さんが会いに来てくれる前の俺は、ただの冴えない会社員で、どうしようもない男だったんです。俺の家族に夕菜という妹がいて、灯里さんのお母さんと同じようにダンジョンに囚われていたんですけど、俺は灯里さんのように家族を助けようともしない薄情者でした」
本当にあの時の俺は、妹を見捨てる酷い兄だったよな……。それまでの境遇を踏まえても。
「だけど、灯里さんが俺の下に会いに来てくれて、一緒に家族を助けようって言ってくれたから、俺も妹を助ける決心がついたんです。それだけじゃない、灯里さんが居てくれたから、俺は変われました。自分でも思うぐらい、凄く変われたんです。だから俺も、灯里さんには本当に感謝しているんです」
そう言って、俺も深く頭を下げる。
今の言葉は嘘でもなく、全て事実だ。俺は灯里と会って変わった。冒険者になって、色々なことを体験して、多くの人たちと出会い、人として大きく成長した気がする。
灯里に会って、それまでの人生とは大きく一変したんだ。感謝したいのは、実は俺の方なんだ。
「そうだったのですか……灯里が少しでも許斐さんの力になれていたなら、良かったです」
「それならいっそのこと、灯里のことを貰ってくれてもいいんですよ」
「うぇ!?」
ニヤリと下卑た笑みを浮かべる里美さんから、突飛なことを言われてしまい変な声を出してしまった。
貰ってくれてもいいって……突然何を言い出すんだこの人は!?
「またまた~、年頃の男女が一緒に暮らして何もない筈がないでしょ~」
「こら里美、はしたないこと言わないの。許斐さんも困るでしょ」
「いやいや母さん、冗談で言ってないって。どうですか許斐さん、親の私が言うのもなんですけど、灯里は私に似て可愛いし、気立てもいいですよ。多分灯里もその気だろうし、貰ってくれませんか」
「えっと……」
返答に困ってしまう。
なんだろう……里美さんって外見は灯里に似ているけど、性格は全然似てないよな。里美さんの方がいたずらっ子っぽい気がする。
誤魔化すように後頭部を掻いていると、幸子さんが助け舟を出してくれた。
「やめなさい、そういうのは当人同士の問題よ。外野が茶化すものじゃないわ」
「そうね~。けど灯里は私に似ず奥手だから、少しぐらい後押ししてもいいか~と」
いやいやお母様、灯里も十分押しが強いですよ。俺がどれだけ誘惑に耐えていることか。
特に最近はいつでも甘えてきて、我慢するのも辛いんです……。
「ああ~いい湯だった」
「そんなところに三人でいて、何話してるの?」
丁度良いところに、風呂から上がったメムメムと灯里が居間に戻ってきた。
灯里の話題から逃げるように、苦笑いを浮かべながら答える。
「ちょっとダンジョンのこととか、東京での暮らしぶりを話してたんだ」
「ふ~ん、そうなんだ。お母さん、士郎さんに変なこと聞いてないよね」
「全~然、灯里が東京で楽しく暮らしていることしか聞いてないわよ」
「ははは……それじゃあ俺はそろそろ寝ます」
墓穴を掘る前に、退散することにした。
灯里から俺の寝る場所を教えてもらう。俺とメムメムが寝る場所は客間で、すでに布団が敷かれていた。
「じゃあ士郎さん、おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
灯里と別れ、布団の中に潜り込む。
布団の独特な匂いに身体がリラックスし、長旅で疲れたこともあって俺はすぐに眠りについてしまったのだった。
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