第8話 オホゲツメ×農家

 私の名前は、大野陽向おおのひなた田舎に住む農業高校生だ、私の朝は早い、5時に起きて一度畑を見に行く、実家が農家なのだ。一人娘の私は、農業を手伝っている。今日も早く起きて、畑の確認、いい天気だなー。確認が終わったら、自分のことをする。お風呂に入って、朝ごはんと弁当を作る。そうして、早い時間に、家を出て一時間かけて、学校に通う、大変な毎日だけど、慣れてしまえば、大したことはない。


「おはよー、ひなー」


 おはよう、今挨拶してきたのは、私の数少ない友達の、早苗ちゃん、口数が少ない私に、めげずに話しかけてくるのだ、私もそんな早苗ちゃんが大好きだ。


「ねぇ、今日って、実習だよね、畑をなんかこう、なんかするんだよね」


「なんかじゃなくて、耕を作るの、前々から実習内容は、言われてるよー」


 農家の一人娘として、農業が絡むと、口数が増えてしまう、きっと、これが私、オホゲツヒメとしての神性の一つなのだろう。ほかにも、身体から、穀物とか出せる、多分これは、グロイかもだし人じゃないってバレちゃうから、人には見せられないなー。あとは、畑を元気にしたりできる。


「よっしゃー!耕すぞー!ひな、私たちのグループが、一番早く、一番丁寧に耕してしまおう」


「うん、いいよ早苗ちゃん」


 珍しく、早苗ちゃんが元気なので私も少しやる気を出そうと思う、一通り耕してから、まじないをかけた、きっと、どこのグループにも負けない畑ができただろう。




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