第8話 オホゲツメ×農家
私の名前は、
「おはよー、ひなー」
おはよう、今挨拶してきたのは、私の数少ない友達の、早苗ちゃん、口数が少ない私に、めげずに話しかけてくるのだ、私もそんな早苗ちゃんが大好きだ。
「ねぇ、今日って、実習だよね、畑をなんかこう、なんかするんだよね」
「なんかじゃなくて、耕を作るの、前々から実習内容は、言われてるよー」
農家の一人娘として、農業が絡むと、口数が増えてしまう、きっと、これが私、オホゲツヒメとしての神性の一つなのだろう。ほかにも、身体から、穀物とか出せる、多分これは、グロイかもだし人じゃないってバレちゃうから、人には見せられないなー。あとは、畑を元気にしたりできる。
「よっしゃー!耕すぞー!ひな、私たちのグループが、一番早く、一番丁寧に耕してしまおう」
「うん、いいよ早苗ちゃん」
珍しく、早苗ちゃんが元気なので私も少しやる気を出そうと思う、一通り耕してから、まじないをかけた、きっと、どこのグループにも負けない畑ができただろう。
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