第4話 アメノウズメノミコト×アイドル

「みんなー!今日は来てくれてありがとー!私もみんなに、会いたかったよー」


 私は、アイドルをしている、得意なのはダンスだけど、皆を笑顔のしたいと思って、この道を目指した。


「やっぱり、ウズメちゃんかわいいなー、まじで、顔可愛すぎる」

「分かる分かるぜー、仕草とかもめっちゃかわいいよなー」

「な?な?そうだよなー、もう天使だよな」


『でもなんといっても、ダンスがかっこいい』


「みんなー、最後はやっぱりダンスパートが多いこの曲で行きます、みんなに笑顔を届けます!!」


 そう、みんな、私の事可愛いって、天使だって言ってくれるけど、ほんとは神様だよ!みんなには内緒だけどね、それにみんなダンスを認めてくれてる、ほんとにほんとに嬉しいよ。そんなみんなにダンスで元気と笑顔を届けるよ。それが私、その力が私、アメノウズメノミコトの神性だから!


「みんなー!私についてきてー!いくよー」


『うおおおおおおおおおおおおお!』


——―——――——―――——――――——―――――


「みんなほんとに、ほんとにありがとう、今日来てもらってほんとに嬉しいです、私はダンスは得意だけど、歌が少し苦手で、それでも初期から支えてくれたファンも居ます、そして、いま、この武道館を埋め尽くすほどたくさんの人に見てもらえるなんて、全然思っても居ませんでした。みんな笑顔と元気は届きましたか?おぉー、すごいすごい、届いてるね~、ほんとによかったです」


 ずっと、我慢してきた涙がこみあげてくる、ファンの皆が、私を作ってくれてる、あぁ、終わって欲しくないな、まだまだ続いてほしいな。でも次で最後、みんなに最後は愛と感謝を伝えなきゃ


「みなさん、次の曲で最後です、こんな私を見てくれてありがとう、愛してくれてありがとう、ほんとはまだまだ終わって欲しくなけど、時間って残酷だね、最後はみんなに、愛と感謝を伝えます、届くといいな!!」


「みんな!愛してるよーーー!!」


——――――——―――――――———――――——――――——―――


 ライブが終わって、たくさん泣いたけど、いろんなSNSでライブの感想とかを聞けて勇気が出てきたよ、またみんなに一杯、元気と笑顔と愛と感謝を届けるね。それが私の役目だから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る