お布施、献金に上限規制を!

「はい、お年玉」


これが、お正月の2周目。子供の頃は、お年玉を貰う側だった我々も、夫婦同姓で結婚し、神様から子をもうけ、子供が物心がつけば、お年玉を渡す。当時の親の立場になる。


知り合いが、「子どもができると人生の2周目、追体験、強くてニューゲーム」と言っていたことを思い出す。「強くはないだろ」と思っていたけど、つえーわこれは。


「ありがとうございます!」


息子は、ポチ袋を受け取り、それを床に置き、立った状態から腕立て伏せの状態になり、床に完全に伏してから、逆順で立ち上がり、3往復した。我が息子ながら、完璧な謝辞。


「わぁ!全部入ってる!」


ポチ袋には、一万円、五千円、千円と硬貨が全ていれておいた。邪の意味を持つ「2000」の紙幣は入れていないのが、教えだ。


お年玉の儀が終わったら、二人して初詣に行くのが、お正月の習慣だ。道々、息子と正しい摂理に関して、語り合う。


「ご苦労さまです」


受付の手伝いをしていた妻に軽く会釈をして、境内の中に入る。そして、参拝。


「僕、全部お賽銭する!」


息子は、ポチ袋の中の約1万7000円を全て賽銭箱に投げ入れた。そして、その身体を全て床に預けた。


その姿を見て、子どもの頃の自分を思い出した。ああ、人生の二周目。これは余談であり、政治の話で申し訳ないが、野党がお布施の上限規制を提案しているが、全くのナンセンスだ。野党死ね。


収入に応じて、献金などに上限を設けるなら、収入を持たない息子は、お賽銭も出来ないということだ。日本には、信教の自由がある。また、投げるお賽銭の金額だって自由だ。野党は、そういうところが分かっていない。


この美しいお正月が、ずっと続くことを願って。祝福あれ。

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