Fラン大学生の卒論執筆体験談

 大学3年生からこの日記を不定期で始めて早1年。今年で卒業することになるおじゃがです。

 今回は、私がゼミで課された卒業論文の体験談を書いていきます。最初に注意書きをしますと、私のゼミは文系学部の中の数学分野であることを先にお伝えさせていただきます。また、Fランであるため内容も他大学からしたら甘々です。それでもいいって方はどうぞご覧下さい。



☆私の通っている大学の卒論ルール☆

 Fランということで、勉強が苦手な生徒のために、表紙の文字の大きさやフォント、数字表記の仕方なども指定されていました。

 字数は5000字以上。それでも5000字未満で提出しているゼミ生もいました。進学校に通っている妹の話を聞くと、100枚も論文を書かされる大学もあるみたいですね。

 ちなみに私は文章の中に段落を入れるルールを知らずにレポートを提出してしまったことがあります。もちろん担当教員にツッコまれました。物書きを趣味にしている私としては恥ずかしい限りです……。



☆卒業論文執筆の流れ☆

 ここからがメインになります。卒業論文の準備を始めた時期は、私のゼミでは大学4年生の4月からです。本格的に始動するのが10月に入ってからでした。学内の他のゼミでは6月までに卒論を書き終えるところもあるみたいです。ゼミ合宿なんてものは私の通っている大学ではありませんでしたね。

 4年生の5月から7月上旬までは、3年生で学んだ知識のアウトプットを中心とした講義でしたね。ですが、当時は本も読んでおらず、漠然とした知識の中で講義を聞いていました。それが4年生の8月から10月まで痛い目を見るきっかけにつながりましたね。


 数学は、私自身苦手意識が今でも強いんですよ。3年生から強制参加のゼミナールで理解力をつけるために数学の授業を受けても、ギリギリC判定でしたし。そんなこともあり、数学の本を読んで勉強を始めたのは同ゼミ生よりも早い4年生の6月からでした。これから大学に入学する皆さんは、早めに準備することをお勧めします。


 8月から11月下旬までは、論文のためにコインの表裏の統計を取ったり、サイコロを振ったりしてデータの集計をしました。データの集計と並行して論文の執筆や中間発表会のスライド作成もしましたね。

 後期からは、Wordで作成した論文を担当教員が毎週添削してより良いものにします。これが結構大変だったけれど、結果的には力がついてよかったなぁ。先ほど話した段落のことを学んだのも4年生のこの時期です。

 毎週添削を受けてから、私の語彙力の無さや文章の組み立てのつたなさを痛感。よくあの実力でGPA3.0以上をキープできたなぁと震えが止まりません。


 大学の中でも本当に優秀で賞状を貰っている人は、影で努力しているものなんだなぁと改めて実感しました。



☆卒業論文を通して身についたこと☆

 身についた能力は色々ありますが、特に根気強さが身につきましたね。1つのテーマに向かって知識を身につけて、資料を探し出す。時には他人の力も借りる。私の所属しているゼミの人たちは、わからないことを共有できても、お互いに向上し合えるメンバーではありませんでした。だから、自分で頑張るしか道はなかったのです。

 根気強さが身についたおかげで、読解力が身につきました。それと同時に、辻褄のあう文章を書くことの大変さと奥深さを知りました。文章作成は絵を描くより楽って思っていた過去の私を殴り倒してやりたいです。


 卒業論文の流れやイメージがつかめたでしょうか。未来で大学生になる皆さんは、前もって語彙を増やし、ゼミ内でのテーマを取り扱った本を読んでおくことを勧めます。

 頑張ってください。


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