第2話 先輩との契約

 月曜日の朝、大学に向かう途中でスマホにメッセージが入った。

『遅くなってすみませんでした。現像ができましたが、今日、時間はありますか?』

 映子先輩からだ。

私の予感の通り映子先輩は約束を守ってくれるようだ。

 映子先輩に返事を打ち、昼休みに会うことになった。

 教室に着くと、しず香と桐乃が、見知らぬ男子二人と談笑していた。

 私に気付いた桐乃が手を挙げる。

「おはよう」

 私はいつも通りの笑顔で挨拶をした。

「おはー。こいつらね~、市川博史(いちかわひろし)と杉本大地(すぎもとだいち)っていうの。昨日の新歓で仲良くなったんだ。それで、この子が鈴原梢ね」

 桐乃がさっくりと紹介してくれたので、私はペコリと頭を下げた。

「今、二限目サボって遊びに行こうって話してたんだけど、梢もどう?」

「二限目?」


 これから一限目がはじまるのに二限目の話なのかと思ったけれど、今から悪巧みをしていたんだなと納得した。

 一年の間は特に、共通科目の受講が多いから、今後もこんな風に誘われるかもしれないと考えると、ちょっとうんざりした。もちろん、顔には出さない。

 講義をサボるか否かは個人の自由だろうし、私も神奈さんに呼び出されたらサボる可能性はあるだろうが、そもそも神奈さんはそんなことをしないだろうから考えるだけ無駄だ。

 それに二限目は柳(やなぎ)先生の講義だった。私は柳先生の講義が好きなのでサボる気は全くない。

「市川くんが仲良くしてる先輩から聞いたんだけど、あの先生、出欠よりもテストを重視するみたいだから、ちょっとくらいサボっても問題ないらしいよ」

 説明してくれたのは桐乃だ。

「でも、テストで点を取らなきゃいけないんでしょう?」

 私の質問に答えたのは、市川くんだった。

「その点は大丈夫、先輩から過去問もらえるから」

 何が大丈夫なのか分からないが、市川くんは自信満々だ。

 一応話は聞いてみたが、私の中ではサボるという選択肢はなかった。

 だが敢えて少し迷うような素振りを見せてから「私は講義に出るよ」と答えた。

 するとしず香と桐乃と市川くんが、口々に「どうして」「行こうよ」とさらに私を勧誘した。なんだろう、団体の人数が多い方がお得な何かがあるのだろうか。四人がサボることで一致しているのなら、私を無理に誘う必要なんてないのに。という気持ちは顔には出さない。

 柳先生は三十代半ばの女性だ。「柳先生の講義が好きだから」なんて言ったら、またしず香が『そっち系』発言をするかもしれない。

「ちょっと不得意なジャンルだから、過去問があっても不安なの……」

 私は眉尻をさげ、口元に手を当てて悩むしぐさをしてみる。

 もちろんウソだ。むしろかなり好きなジャンルだし、柳先生の講義も興味深い。とはいえ、ここでこんなことを言う気はない。

 私が困った様子を見せると、市川くんが「大丈夫だよ!」と堂々と言い放った。その自信の根拠が一切わからないがツッコまない。

 さらに困った顔を続けていると、それまで黙っていた杉原くんが間に入ってくれた。

「無理強いは良くないよ。ごめんね、鈴原さん。また今度一緒に遊ぼうよ」

 杉原くんは爽やかな笑顔を浮かべている。

 人当たりの良さそうな杉本くんは、もしかしたら女性にモテるタイプなのかな? と思っていると、しず香がポーッとした表情で杉本くんの横顔を見つめていた。

 今日のサボりも杉本くんとの距離を縮めるためのものなのかもしれない。だったらお邪魔虫をふやさなければ良いと思うのだけど、そんな単純ではないのだろう。

 そうしてお断りの方向に進んだとき、一限目の講義がスタートした。

 一限目を終えると、しず香たち四人は再度私を誘うことなく、あいさつだけをして教室を出て行った。もう一度同じやりとりをしなければいけなくなると面倒だなと思っていたので、私は笑顔で四人を見送った。

 二限目の教室に移動すると、最前列のアリーナ席をさりげなく死守した。

 柳先生の講義は教科書から外れることも多く、付いていくのは少し大変だ。だが、その内容はとても面白い。

 それに柳先生の清潔感のある容姿とで、ピリッとした雰囲気、そして、やさしい響きを持つ声が気に入っていた。今日はしず香たちがいないから、柳先生の講義を漫喫できる席をゲットしたのだ。

 柳先生の講座は単位が取りやすいという噂があるため、講座を取っている学生は多いようだが欠席も多い。おそらく市原くんが言っていた通り「出席は重視しない」という噂が流れているからだろう。

 しかし私は、その噂は正確ではないと思っている。

 出席日数は重視しないというのは事実かもしれない。そしてテストの点数が重視されるのも事実だろう。

 そしてテストの内容も驚くほどむずかしくないだろうと思っている。

 ただし、毎回講義に出席して、柳先生の話を聞いている場合は……と限定されるのではないかと思う。

 講義に出席しなくても良いけれど、出席していなければテスト勉強ですごく苦労するはずだ。

 だから柳先生の科目に対しての正解の対応は、毎回講義に出てしっかりと内容を把握することだと思う。

 これは別に誰かに聞いた話ではない。

 二、三回しっかりと講義を聞けば気付けることだと思う。

 柳先生の講義では、教科書に沿いながらもそれ以外の補足が非常に多く、丁寧になされている。そして、その補足の内容の方にポイントを置いていることがわかるからだ。

 過去問が役に立たないとは思わないけれど、絶対的な信頼もできないだろうと読んでいる。

 しず香と桐乃がこのことに気づいていないのは、講義の間、コソコソとおしゃべりをしていたからだろう。

 私は最初の講義で柳先生の声に聞き惚れて、真剣に耳を傾けていたから気付けたのだ。

 今日は周囲のおしゃべりに邪魔されることなく、柳先生の声を堪能できる。私にとってはしず香たちがサボってくれてありがたいので、わざわざ私の推察を教えてあげることはしない。そもそも間違っている可能性もあるのだから、教える必要はないだろう。

 しかし、こういう思考をしてしまうということは、私はこれ以上しず香たちと関係を深めたいと思っていないのだろうか。大学では高校時代とは違う人間関係を築きたいと思ってたけれど、結局同じように接してしまうのは、私自身に問題があるのかもしれない。

 そんなことを考えていると、私の隣の席に金色に近い茶髪をしたヤンキー風の少女が座った。

 この間、しず香にぶつかった人物だ。

 率先して講義をサボりそうなタイプにみえるが、最前列に陣取るとは、人は見掛けに寄らないものだ。

「んだよ」

 彼女は私の視線に気が付き、不機嫌そうな声で言う。

「いや、別に……」

 私は愛想笑いを浮かべる。こうして、取り敢えず愛想笑いを浮かべてしまうクセは直した方がいいだろうか。

「あんた、さっきの奴らとサボるんじゃなかったのか」

 どうやら私たちの会話を耳にしていたようだ。

「んー、私、柳先生の講義好きだからね。分かりやすくて面白いし」

 声が好きというのは敢えて伏せておく。

 私の答えに彼女は「へー、なかなか見る目あるじゃないか」と少し頬を赤らめて言った。若干上から目線のような言葉だったが、その目がうれしそうだったので特に不快には感じなかった。

 そうしていると柳先生が教室に入ってきた。

 柳先生はいつもビシッとしたスーツスタイルなのだが、いい具合に気崩している。そんなスタイルには大人の色気を感じさせられる。

 そして柳先生は期待通り、やさしい声でなかなかヘビーな内容を詰め込んだ講義をしてくれた。

 講義が終わると、隣の席の金髪風少女が私に声を掛けてきた。

「あのさ、よかったら連絡先交換しないか?」

 柳先生の講義が好きだと伝えたことで、なにかシンパシーでも感じたのだろうか。

 断る理由もないので私は快く了承した。

 安城佑夏(あんじょうゆうか)という新しいアドレスがスマホに加わる。

 そのまま二人並んで教室を出る。

「安城さんは、柳先生のファンなの?」

「佑夏でいいよ。あと、ファンとかじゃないから」

 佑夏は顔を真っ赤にして否定した。なかなか面白い子だ。

 講義中はメガネをかけて柳先生の一挙手一投足を目で追っている佑夏の姿を横目で確認している。

 ファンでないならば、恋をしているとしか思えない。

 佑夏も『そっち系の人』なのかもしれないが、わざわざ確認する必要もない。誰が誰を好きになってもいいのだ。

 校舎を出たところで私は佑夏と別れて、映子先輩と待ち合わせをしている中庭に向かった。

 まだ映子先輩は来ていなかったので、ベンチに腰かけて待つことにした。

「お、遅くなってごめんなさい」

 蚊の鳴くような声が聞こえて振り返ると、やっぱりもっさりした雰囲気の映子先輩が息を切らせて立っていた。

 急いで来てくれたようだ。

 私がベンチの隣に座るように勧めると、映子先輩は戸惑う様子を見せながらもちょこんとそこに座った。

「それで、写真はできたんですか?」

 私が聞くと、映子先輩がリュックの中から一枚の写真を取り出した。

 その写真には確かに私が映っている。

 笑顔の私の写真だが、ちょっと寄りすぎているし、ピントも合っていないように見える。

「うーん、これは正解の写真ですか?」

「え? 正解?」

「失敗写真に見えるんですけど」

 私が率直に感想を言うと、映子先輩は申し訳なさそうにうつむいた。

「あの、慌てて撮ったから……。だから、見せるのもどうかと思ったんだけど、約束したし……」

 私はなんとなくがっかりしていた。

 写真部の展示で見た映子先輩の写真はとてもきれいだった。だから、私をどんな風に映してくれたのか興味があったのだ。

「あれから、お友だちといるところとか何枚か撮ったんだけど、あのときみたいな笑顔はなくて……」

 そうして映子先輩は十枚ほどの写真を取り出す。

 見ると、何枚かの写真には、私の近くにしず香や桐乃も写っていた。私が彼女たちと談笑しているところを写したらしい。

 私にピントが合った写真できれいには撮れている。

 でもその笑顔が愛想笑いだ私にもわかる。

「ちょっと待ってください。先輩、盗撮したんですか?」

「ち、ちが……。ちゃんとした写真を渡したくて……」

「盗撮したんですよね?」

「隠れてはいない……気付かれないだけで……」

 いくら他にも人がいるとはいえ、カメラを構えていて気付かれないって、映子先輩はどれだけ存在感が薄いのだろう。

 確かに写真部の展示会場で、先輩がいることに私も気づかなかったが……。

 そういえば写真展で見た映子先輩の写真では人も写っていたが、誰もカメラを意識している人はいなかったような気がする。あれは、映子先輩の存在感の無さが生み出した奇跡なのだろうか。

「そ、それで、ちゃんと、撮り直すから、その……」

「別にいいですよ。写真を撮って欲しかったわけじゃないですし」

 映子先輩の提案を断ると、映子先輩はがっかりしたように肩を落とした。

「他の写真も見せてもらえますか?」

 私が聞くと、映子先輩はもぞもぞとリュックから写真の束を取り出した。

 私はそれを受け取って一枚ずつ眺める。

 映子先輩の写真は、やはり何気ない日常を切り取ったような写真ばかりだった。

 私は映子先輩の写真が好きだと改めて思う。

 ふと視線を感じて顔を上げると、映子先輩がカメラを構えていた。

「何してるんですか?」

「あ、ごめんなさい」

 この人は反省ということができないのだろうか。

「えっと、あの、写真部に入りませんか?」

 唐突な申し出に私は少し驚いた。

 映子先輩は顔を真っ赤にしている。写真部への入部を勧誘することがそれほど恥ずかしいのだろうか。

「私、写真を撮る趣味はありませんから」

「大丈夫。見るだけの人もいるし、スマホの写真だけの人もいるから」

「私、どっちにも興味ないんですよね」

 私はスマホでも写真をほとんど撮らない。写真鑑賞をする趣味もない。あの日、写真部の展示に足を運んだのは本当に偶然の気まぐれだ。

「えと、でも……あの……」

 勢いよくしゃべっていた映子先輩の口調が急に重くなる。

「もしかして、写真部で新入生を勧誘のノルマでもあるんですか?」

 私が聞くと、映子先輩は体を小さくして頷いた。

「それもあるけど……鈴原さんに写真の、モデルになってほしくて」

「モデル?」

「鈴原さんの写真、ちゃんと撮れてないし……」

「いや、私は別に撮ってほしい訳じゃありませんから」

 すると映子先輩は立ち上がって震えながら言った。

「わ、私が撮りたいんです。鈴原さんをちゃんと撮りたいのでモデルになってください」

 私は思わず目を丸くした。映子先輩が大きな声でこのセリフを言うのはかなり勇気を振り絞ったことだろう。

 それにカメラマンに撮りたいと言われるのは嫌な気がしない。

 どうしたものかと考えていると『キュルキュルキュル』と異音がした。

 その音は映子先輩から発せられている。

「そういえば、まだお昼食べてませんでしたね。学食で話をしましょうか」

「あ、私、ここで待ってるから」

「映子先輩はお昼食べないんですか?」

「写真にお金使うから、節約を……」

 映子先輩が元通り小さな声になった。いつもお腹が空いているから、声が小さいのだろうか。

「わかりました」

 私は立ち上がって映子先輩の手を引く。

「でもひとりで食べるのは味気ないので見ていてください」

 そうして嫌がる映子先輩を無理やり学食に引きずり込んだ。

 映子先輩に席を取っておいてもらい、私は注文の列に並び、ボリュームたっぷりの日替わり定食を頼んだ。今日は唐揚げとコロッケという揚げ物セットだ。

 席に戻ると映子先輩が水を用意してくれていた。

 映子先輩は私の日替わり定食をじっと眺めながら水をチビチビ飲む。

 その視線を無視して私は食事をはじめた。

「あの、それで、モデルの件は……」

 学食の喧騒の中では、ますます映子先輩の声が聞こえづらい。

「写真部に誘ったのは、モデルをさせるためですか?」

 映子先輩は沈黙する。

 無害そうな映子先輩にもいろいろな打算があるのだろう。

「モデルって、ヌードモデルとかですか?」

「ち、違います」

 映子先輩は慌てて首を振る。

「冗談ですよ」

 私はご飯を食べ進めながら、そして、映子先輩は私の胃袋に料理が消えていくのを見つめながら話を続ける。

「映子先輩の撮った写真に、人物の写真はないですよね? 人物が入っていても、シルエットとか、遠くからとかで個人を写したものはなかったと思いますけど」

「あ、うん。今までは……。でも、この間、鈴原さんの笑顔を見て、撮ってみたいと思って。この間の写真、うまく撮れなかったから、どうしても撮りたいと……」

「モデルって、何をすればいいんですか?」

「何も。普段通りにしていてくれれば。普段の写真が撮りたい、です……」

「それって普段から映子先輩が私に付きまとうってことですか?」

「あ、そ、そうなる、けど……毎日ではないし……」

 空腹が限界なのか、私がモデルを了承しないからなのか、映子先輩はお腹を押さえて小さくなる。

 日替わり定食を三分の一ほど食べ終えると、私はトレーごと先輩の前に差し出した。

「え?」

「どうぞ」

「いや、いいよ」

「ここの日替わり定食、おいしそうだから食べたかったんですけど、量が多くて残しちゃうから食べられなかったんです。残り物を片付けてもらえるとありがたいんですけど」

 ウソではない。

 学生向けを意識してか、ここの日替わり定食はボリュームがある。だから、学食を利用するときは、いつもボリュームの少ないメニューを選んでいた。

「私の食べ残しは嫌ですか?」

「いえ、いただきます」

 先輩は急に元気になって日替わり定食をガツガツと食べ始めた。

 映子先輩は面白い。

 神奈さんと鈴さんをからかうのと同じくらい面白いと感じる。

 私は性格が悪いのだろうか。

 そういえば鈴さんが私のことを腹黒いと言っていたっけ。

「モデルは、映子先輩が納得いく写真が撮れるまででいいですか?」

「え?」

「モデルをやってもいいですよ。ついでに写真部にも入りますよ」

「本当?」

 映子先輩が顔を上げる。

 口もとにご飯粒が付いていた。どれだけ急いで食べているのだろう。そんなのはマンガでしか見ないと思っていた。

 少なくとも女子大生にいるとは思えない。

 私は手を伸ばして、映子先輩の頬に付いたご飯粒を取る。

 映子先輩は顔を赤くしてアワアワしていたが、気にせず話を続けた。

「ただし、条件があります」

「はい」

 映子先輩は姿勢を正して返事をした。

「さっきも言いましたけど、期限は先輩が納得できる写真が撮れるまでです」

「はい」

「撮った写真は私にも見せてください」

「はい」

「私の写真を許可なく発表したり、悪用したりしないでください」

「もちろん、しません」

「あと、私が嫌だと思うことはしません。私が撮らないでほしいときはやめてください」

「はい」

「テストの過去問とか、履修のお得情報とか、講義のノートとか、できうる限り私に提供してください」

「わかりました」

「それから、これから先、私が先輩にするお願いをきいてください」

「は……い? お願い? それは、どんな?」

 映子先輩は途端に不安そうな顔をする。

「大丈夫ですよ。無茶なお願いはしませんから」

 私の笑顔に、映子先輩の顔がますます曇る。

「私のお昼ご飯、食べちゃってるんですから、お願いくらいきいてくれますよね?」

 映子先輩は青ざめて、ほとんど空になった手元を見下ろす。

「お願いを聞いてくれるなら、これからもこうして一緒にお昼ご飯を食べましょう」

 私が笑顔で言うと、映子先輩は観念したように頷いた。

 食の誘惑には勝てなかったのだろうか。胃袋を掴めとはよく言ったものだ。

「よかった。契約成立ですね」

 笑顔の私と向かい合う映子先輩は肩を落としていた。

 さて、映子先輩にどんなお願い事をしようか。

 とりあえずは、このもっさりした髪をきれいに切りそろえてもらうことにしよう。

 そんなことを考えていると、カシャっとシャッターを切る音がした。

 早速、映子先輩が私の写真を撮ったようだ。

 きっと、悪だくみしている顔が映っていることだろう。

 しず香たちのことで少し憂うつになっていた大学生活だったが、映子先輩のおかげで少し楽しくなりそうだ。

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