神木ノ声「1」

千景「これで周りから俺たちの姿が見えなくなったぞ」


 健斗は思わず、わぁーと感嘆の声を漏らす。


千景「術の説明は不要だな?」

健斗「してくれよ」


 ふん、と満足気に言った千景。本音は術の説明をしたがっていたのだろう。

 夢睡はそんな千景のことを踏みねじるかのように、


夢睡「結構です。私、忙しいので、はやくその行かなければならない場所へ連れて行ってください」


言い放つ。


健斗「えー」

夢睡「健斗君だって忙しいよねっ」


 夢睡は健斗を押しつぶすかのような圧力の目で見た。


健斗「はいっ。忙しいですっ」


 ピシッといきなり敬礼しながら話した健斗。


夢睡「はやく行きましょう、副長」

千景「ふん」


 実に不機嫌そうな顔をしていた。



 夢睡たちは赤い鳥居の奥にある、古惚けた神社――天願神社のさらに奥の大木へ来た。

 この大木は檜の種であり、神の力によって守られ、大きく育ったという。


千景「この神木を触れ、健斗」

健斗「え?俺?」


 健斗は戸惑いながらも、その御神木の方へ行く――もう1度千景を振り返ってから、健斗は御神木のとても太い幹に片手を伸ばした。コケが生えていたため、手の触り心地が気持ちよかった。


健斗「いつまでやんのー」

千景「木に触れている手に集中しろ」


 健斗は言われた通り、木に触れている手に集中した。思わず、その手に力が入る。

 夢睡は健斗の背をじっと見つめていた。

 すると――


「貴公は集中するのが苦手か」


声が木霊して聞こえた。健斗は幻を見ているのだ、と思う。無論、千景と夢睡には聞こえていなかった。


「よかろう。印をくれてやる」


 木に触れていた手の周りを囲むように光りだした――刹那、健斗の手の平が熱くなる。あわてて木から手を離すと、尻もちをついた。

 それを見ていた夢睡は不思議そうに千景を見た。その目は何で?と言っていた。

 千景はふっと笑うと、


千景「お前は多種多様な表情を見せるのだな」


夢睡の顔を見ながら言った。


夢睡「だから何ですか」

千景「俺はお前の全ての表情が好きだ」


 はい!また千景のアピールが来ました!夢睡は呆れた。


千景「俺はお前に苦労などさせぬ。どうだ?」

夢睡「苦労あってこそ、幸せを掴めるものです」

千景「お前は我が嫁にふさわしいと言っているだろう?なぜ受け止めぬのか、理解に苦しむな」

夢睡「大っ嫌いだからです」

千景「そう照れるな」

夢睡「斬りますよ」


 ギロリと千景を睨む。その手は刀の柄を握っていた。


千景「随分と大口を叩くのだな。だが、そこが愛おしくてたまらぬ」


 千景が夢睡の頬に手を置いた――シュッと千景の目の前を刀の刃先が通り抜ける。


健斗「こらぁぁぁ!」


 健斗がこちらへ向かって来る。凄い勢いだ。

 健斗が尻もちをついた時、健斗は何をどうすればいいのかわからず、背後を振り返った――千景と夢睡が何かを話しているのがわかる。しばらく見ていると、千景が夢睡の頬を触るではないか。健斗は刀を抜き、伸びろと命令した。

――シュッと刃先が通り過ぎた。健斗は縮まれ、と命令しながら納刀し、夢睡に突進した。


夢睡「健斗君…」


 健斗は夢睡を押し倒す――いや、その寸前で、夢睡は避け、健斗はその場に転がった。


健斗「いててて…って、大丈夫かっ、氷柱」


 刹那、健斗は跳び起きて夢睡――氷柱の手を握った。


夢睡「まぁ、びっくりしたけど…ありがとう」(ニコ)


 ドックン。健斗の心臓が鼓動した。


健斗「って言うか、何であんなことしてんだよ、千景」


 健斗は夢睡の手を握ったまま、千景を見た。夢睡も千景を見る――千景からは殺気が放たれていた。


千景「勝手に俺の嫁に触るな」

健斗「嫁…?」


 健斗は頭が死んだように真っ白になった。


夢睡「副長。言いましたね?」


 夢睡は物凄く恐ろしい形相で千景を睨んだ。

 この言葉に、健斗は真っ白の頭の中で、夢睡の姿が現れ始める。



健斗「え?」


 祈るような気持だった。嫁じゃねえよな?氷柱。


夢睡「健斗君、私はこんな鬼となんか無理だから。騙されないでね」


 よっしゃー!告る前にフラれなくてよかった、の気持ちと、疑いの気持ちが交互に押し寄せて来た。


健斗「うん。わかるけど…本当?」


 健斗は夢睡の目を見る。未だに夢睡の手を握っている健斗。その手に少し、力が入った。

 夢睡は血相を変えて、


夢睡「全然わかってない!副長のことは大、大、大っ嫌い!だから」


言い放った。ビキッと誰かから頭の糸が切れるような音が聞こえた。


健斗「そっか」


 よかったよかった。健斗はほっとした。


夢睡「健斗君、手」

健斗「あっ、ごめん」


 健斗はようやく夢睡の手を離した――のと同時に、


千景「我が嫁に2度と触るな」


千景が健斗を睨む。


夢睡「我が嫁、と次言ったら…斬りますよ」

健斗「さすが1番隊所属隊士。菜紬菜の教えが効いてるな」

夢睡「…そんなこと、教えてるの?菜紬菜さんは」

健斗「盗み聞きしたら、そんなことを隊士に言ってた。何かあったら斬るよって脅せば、何とかなるってな」


 夢睡は呆れる。


夢睡「でも、私、菜紬菜さんの真似をしてるわけじゃないよ。これ、本心だし」

健斗「ふーん」


 健斗の頭が、真っ白から花畑に変わった。


夢睡「それより、健斗君、さっき尻もちついてたけど、どうしたの?」

健斗「何か、どっからか声が聞こえて…」


 どっからか?と夢睡は首を傾げる。


千景「ふん。貴様はもう帰ってよい」

健斗「これだけか?」

千景「用済みだ」

健斗「いらなくなったおもちゃみたいに言うな。そして、どうやって帰んだよ」


 健斗が言った刹那、千景と健斗を取り巻くように風が吹き――夢睡が目を開けた時、2人の姿はなかった。



菜紬菜「ってことは、美鈴ちゃんも九尾弧に怒りを買ってるってことだね」(ニコ)


 偶然的に――いや、必然的だった。菜紬菜は夢睡が1度、屯所に戻ることを知り、それを新助に教えて、新助と2人でこっそり夢睡の姿を見ようとした。

 2人は一郎丸の部屋に行った。遠慮なく一郎丸の部屋の戸を開けたが、一郎丸の姿はなく、2人は顔を見合わせて部屋の中に入った。

 しばらくすると、誰かの足音が聞こえて来た。

 戸が開いた――一郎丸は怒りに狂い、部屋の中に入ると菜紬菜と新助の説教を始める。美鈴は苦笑いをしながら、一郎丸をなだめていた。


――やがて、一郎丸の怒りも治まり、話し始めた。


美鈴「そうなの。だから、私とあなたたちは同志」(ニコ)

一郎丸「手伝ってくれるか」

美鈴「もちろんよ。夢睡ちゃんが頑張っているんだもの、私も頑張らないとねっ」(ニコ)


 美鈴は九尾弧殺し、つまり一郎丸たちに協力すると言った。


新助「美鈴って、花魁なの?」


 先程、美鈴と菜紬菜、新助は名を交わした。その時に、鈴美から美鈴に変名した理由を説明し、それは九尾弧を倒すためなの、と言った。


美鈴「藤原屋の用心棒をやってるの。もとは花魁だったけど、九尾弧に殺されかけて…」

一郎丸「つまり、九尾弧と面識があるんだな」

美鈴「変名して、有名な道場にも通ってね。それで、用心棒になることにしたのよ」

一郎丸「バレるぞ、すぐに」

美鈴「うん。気づいてるはずよ。私のことも、夢睡ちゃんのことも」

一郎丸「何だと」

美鈴「でも、九尾弧は己が1番強いって思ってるから、左程強くなさそうだなって思った間者は、周りに殺されるのを待つ。だから、夢睡ちゃんが半妖だってこと、そして鬼族四神家の家系に生まれたことを言わなくて、正解だったよ」

一郎丸「お前はそれを言って、後悔した、ということか」

美鈴「まぁね」

一郎丸「何を仕出かした。最初は、九尾弧を殺すつもりなんざなかったんだろ」

美鈴「客に手を出したの、私。そして、その客が運悪く九尾弧の弟だったらしく…でも、その弟は封印されたんだって」

一郎丸「弟ってェのは八尾弧のこったろ?」

美鈴「そうそう、それ。で、私が手を出したのは、女たらしの黒夜叉丸」


 新助は八尾弧、黒夜叉丸の言葉が頭に引っかかる。あれは――



千景「伊儀橋」


 いきり立った声を発しながら、一郎丸の部屋の戸を開けた。


一郎丸「どうした、千景。そんなに慌てて」

健斗「そりゃ慌てますよ、伊儀橋さん。だって、俺たち、なんか追い払われたんですから」

一郎丸「追い払われた?誰にだ」


 千景、健斗の順で部屋に入り、それぞれ座った。



※ここから少し、夢睡の名を氷柱の名に変えます。


氷柱「…あの2人はどこ行った?」


 1人ポツンと残された氷柱。


氷柱「ひっどいなぁ、副長は。あんな奴、大っ嫌い」


 独り、ブツブツと話す――気を晴らした氷柱は、目の前に聳え立つ御神木に目を向けた。その目は、どこか儚く、どこか寂しそうな目だった。

 氷柱は御神木に触れてみる――温もりを感じた。思わず氷柱はその木を抱きしめるように、体を木に付けた。目を閉じる。


「そこの者、人間ではないな」

氷柱「!誰だ!」


 氷柱は木から離れる。そして、ソワソワと辺りを見渡した。


「キレがいいな、娘よ。俺の嫁になるか?」

氷柱「…嫁…」(ビキッ)


 この声の主は誰かかはわからない。が、氷柱は頭の糸が切れた。


氷柱「誰だって言ってるんだ!名を名乗れ!あと、姿を現せ!」

「姿を現したぞ、娘」


 ピクッと氷柱の体が動き、すぐさま背後を振り返る。そこにいたのは――


氷柱「…誰ですかね。まったくわからないんですけど」


 そこにいたのは、人間の姿に深緑の鱗が付いている鎧を身に着け、金の衣を纏っている妖怪でもない人間でもない、幽霊でもない者だった。


麒麟「麒麟だ」

氷柱「麒麟…」


 氷柱の頭には黄色で首の長いよく動物園にいるキリンが浮かぶ。


麒麟「五霊獣の中央を守るとされる神。今は魂となりてここにとどまっておるが、俺は神だ」

氷柱「神様…?」

麒麟「娘、名は何だ」

氷柱「氷堂氷柱ですけど…」(信じられない。この人が神?)

麒麟「氷堂、貴公は鬼か」

氷柱「はい」

麒麟「なるほど」


 己を神だと言う麒麟が氷柱に歩み寄って来た。

 氷柱の手を自分の手と合わせる。麒麟は目を瞑った。氷柱も真似て目を瞑る――夢ではないか、これは。麒麟と氷柱は辺りが真っ白で何もないところで、向かい合って正座し、


麒麟「今からお前に話したいことがある」

氷柱「わかりました」


話し始めた。


「九尾弧を殺すのだな、貴公は。そのために密偵役を演じていると」

「はい」


 麒麟は少し考えるような腕組をすると、


「我が手にあるのは刀、我が前にあるのは偽、我が後にあるのは真」


何かを言い出した。


「何です?」


 意味がわからない、という呆れ顔で聞いた。


「覚えておけ、氷堂」

「わかり…ました」


 曖昧に頷く。なぜこんなのを覚えなければいけないのか。だが、麒麟の言う通りにしておこうと氷柱は頭に刻んだ。


「死神健斗のこと、どう思うか」


 率直に聞いてきた麒麟。氷柱は健斗のことを好きかどうか聞いているのだと思い、


「好きではないです」


答える。が、違ったようだ。


「そうではない。あれは人間でもなければ、妖怪でもない。神でもない奴だ。いつかボロが来る。落とし前は今のうちに付けておいた方がよかろう」


 ボロ。氷柱は少し目を細めた。この神様は健斗のことを侮辱するのか、と。


「…健斗君からそのことについては聞き出します。そして、その落とし前は私が付けますので、麒麟様は何もお考えなさらないでください」


 いきり立っているような声だった。

 氷柱はあくまでも健斗のことを友達、仲間だと思っている。だから侮辱されたことに苛立ったのだ。


「ほう。まあよい。さて、次は未来から来たということだが…」

「なぜそれを」

「俺は神だ。貴公の記憶や心を読むことくらいは容易い」

「そーですかー」


 棒読みで言った。俺は神だ、という台詞に苛立ちとあきれを感じたからだ。


「…とにかく、ここまでは筋書き通りだ」

「筋書き通り…どういうことですか」

「神の話だ。世界は始まりから終わりまでのことが記された本があるのだよ」

「その本に、私とか健斗君とか新助君とか、この時代に来ると書いてあったということですね」

「そうだ。ちなみに、もう1人の氷堂もこちらへ来る」

「もう1人の氷堂…意味がわからないんですけど」


 氷堂――未来から氷堂という名字の鬼がもう1人、この時代に来るのだろうか。氷柱はもう1人の氷堂、恐らく家族だろうが、家族の顔も名も覚えていないのだ。まったく見当がつかない。


「そのもう1人の氷堂と、貴公、新助は住んでいた時代は戻れる」

「これ、ネタバレですよね。健斗君はどうなるんですか」

「死ぬ」

「…もういいです。たとえ神様のお言葉でしても、信じられません」

「信じなくてもよい」

「話ってそれだけですか。無駄話なら私、帰りたいんですけど」

「この九尾弧での戦いは俺が予言しておこう。九尾弧は封印する形で殺せる。そして、死神健斗の破壊力が見せつけられるだろう」

「あのー、もうネタバレはいいのでー」


 また棒読みだ。健斗は死ぬやら九尾弧は封印できるやら、これからの話をネタバレする神、麒麟に苛立ちが募り、それが爆発しそうになっている。


「これはただの筋書きだ。信じるかは貴公次第だ」

「じゃあ信じないので、帰らせてください」

「待て。両手をこちらに」

「何するんですか」

「いいから」


 麒麟は氷柱が伸ばした両手を掴む――光が氷柱を囲んだ。その光が眩しくて、氷柱は目を閉じる。


 目を開けた時は屯所の自室にいた。



一郎丸「なるほどな」

健斗「さっきの声、誰だったんですか?」

新助「声?」

菜紬菜「あの中央を守る霊獣、麒麟でしょ?」

健斗「麒麟?」


 一郎丸の部屋で、一郎丸、千景、菜紬菜、新助、健斗、美鈴が話している最中だった。


一郎丸「麒麟が追い払ったってことは、お前らが何かやらかしたからじゃねえのか?」

千景「バカを言うな。俺は何もしておらぬぞ」

健斗「何もしてねえって、氷柱にしてたよな」

千景「あいつは俺の許嫁だ。触って何が悪い」



氷柱「…なぜか寒気がした。何で?」


 氷柱は手の平を見た。麒麟の姿を思い浮かべる。

 夢だったのだろうか。自分に問いかけるが、答えは返ってこない。


氷柱「部屋、出ちゃっていいのかな…いや、ん~」


 氷柱は自分の部屋の畳に寝っ転がる。そして、目を閉じた。



健斗「嘘つくな!違うって氷柱言ってたぞ!」


 氷柱のことを俺の許嫁だ、と言う千景に腹を立たせた健斗が言った。それに加勢するように、


菜紬菜「そーだよね。氷柱ちゃんの趣味と全然違うよねー」(ニコ)

新助「だよな。千景みてェなスケベ野郎に氷柱を渡すかっ!」


菜紬菜は笑みを浮かべて、新助は千景に指を突き付けて言った。


千景「この俺がスケベ野郎だと…伊儀橋、どういうことだ」


  ギロリと一郎丸を睨む千景。スケベ野郎と言ったのは新助なのだが。


一郎丸「俺は、いつも働いてい頂いている副長に休暇を命令した、と言った。後は、こいつの仕業だ」


 一郎丸の視線は――菜紬菜だった。


菜紬菜「ん?」(ニコ)

千景「蘭、貴様…」

菜紬菜「伊儀橋さんは酷いなぁ。教えなくてもよかったのに」(ニコ)

千景「死ね、蘭」


 千景は抜刀する。


一郎丸「冗談はよせ、千景」

千景「冗談で抜くバカなどいるまい」

菜紬菜「斬っちゃっていいですよね」(ニコ)

一郎丸「ダメだ」

菜紬菜「わかりましたー」(ニコ)


 菜紬菜は立つ――と同時に刀を抜いた。全然わかっていない。

 千景の隣に座っていた健斗はおどおどとしていた。


健斗「千景、やめろって」


 千景は無視する。


新助「菜紬菜」


 新助は菜紬菜の前に立って、行く手を阻む。


菜紬菜「退けてくれない?新助。君も斬られたいの?」


 菜紬菜の目は本気だった。新助は一瞬ビクッと体を恐縮させたが、すぐに言い返す。


新助「伊儀橋さんの部屋でやるのはさ、やめといたほうがいいと思うけど」


 健斗は新助を見習って、


健斗「落ち着け、千景」


千景の前に立つ。

 一郎丸は頭を抱えて、はぁー、と深いため息を吐いたところだった。


菜紬菜「ここじゃない場所だったらいいの?」(ニコ)

新助「いやァ…よくねえけど…」

菜紬菜「そこ、退けてよ」

新助「やだよ」


 菜紬菜は新助の顔に剣先を突き付けた。


新助「お前がその気なんだったら」


〈シュリン〉


新助「俺も抜く」


 新助も刀を抜いた。


美鈴「やめなさいよ、蘭さんに七扇さん」


 見かねた美鈴が口をはさみ、立った。


美鈴「男なのに見っともない」


 捨て台詞を吐くように、腕組をしながら言った。

 千景の胸が痛む。こんな小さい言葉でも胸に突き刺さるものか?、と自分の心の中で問いたが返事は返ってこない。


千景「ふん。興が削がれた」


 プイ、と踵を返しながら千景は部屋を出て行く。刀は鞘に納めていた。


〈次回予告!〉


「無防備だったし、柔らかそうな――」


「…それが冗談で言っていても、そうするしかないようですね」


「伊儀橋さんは隠し事が多いのよ」


「ったく、危ねえったらありゃしねえ」


自室でいつの間にか眠っていた氷柱を起こす者が現る。

だが、その起こし方が――

ひょんなことから起こされた氷柱は屋根裏へと上り、一郎丸の部屋へと向かうことに…

なぜ屋根裏に上ることになったのか!?

そしてその先に待ちゆくジェットコースターとは!?

次回をお楽しみに!


読んでいただきありがとうございます。

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