Raftの世界で生き残れ! 5日目 上陸、潜水
アンカーをおろして、コウスケは島に飛び移った。
大地を踏みしめるのは何日ぶりだろうか。
「ほら。早く資材調達するよ。」ミルはそう言いながらヤシの木を石の斧でたたいている。
コウスケは、何か回収できるものはないかと島を見渡してみた。
すると、赤や黄、緑や青など、いろいろな色の花があったので、回収しておいた。
上の方に行ってみると、人が住んだ後の様な建造物があった。
そこにはストーレッジが置いてあった。
中を見ると、スクラップなど色々な物が入っていた。
そこには誰も住んでいないようなので、それも回収しておいた。
下に戻ると、なんとパイナップルが3個、スイカが4個もあった。
安定した食料供給がない今、こういう食料はうれしい限りだ。
いかだに戻ると、ミルが何やら昨日釣ったニシンやマナガツオを使ってクラフトをし
ている。
かと思えば、作ったものを海に投げ捨てた。
「よし。じゃあ海に潜るわよ。」
コウスケは言われるがままに海に潜った。
サメに襲われると思ったが、サメは、さっきミルが作った餌のようなものにかぶりついていた。
コウスケは一瞬、何をすればいいか迷ったが、ミルが、藻や石などを回収しているのを見て、それにならった。
少しして、1分半位たったかなと思ったころ、サメがこっちに近づいてくるのに気づき、一度いかだに上がった。
するとサメがいかだにかみついてきたので、2回やりで刺すと、サメは死んだ。
ミルは、「運がいいなあ。」と言うと、さっさとサメを解体して、もう一度潜っていった。
コウスケは、しかたなしに後に続いた。
3分もすると、新しいサメがやってきたので、いかだを出発させた。
戦利品を見てみると、厚板やヤシの葉、石やスクラップの他に、ここでしか手に入らないスイカやパイナップル、マンゴーにココナッツなどの果物、砂や金属、銅といった地下資源など、他には藻といったものも手に入った。
「ふぁ~あ。」
珍しくあくびが出た。
日も沈んでいたため、整理などは明日やることにして、布団に入った。
「さよなら、無人島。」
最後にそう思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます