Raftの世界で生き残れ!  4日目 島

とんとんとん…木を打つ音でコウスケは目を覚ました。

周りを見渡してみると、ミルが何やら作業をしているのがわかる。

そちらを見ると、ミルが網を増設したり、+の間に場所を作ったりしていた。

「何してるの?」

とコウスケが聞いた。

ミルは、軽く「家を作ろうかなって。」と答えた。

コウスケは口をあんぐりと開けた。

現実世界では、家一軒たてるのにも、1か月はかかるからだ。

「コウスケも手伝って。」

ミルが言う。

コウスケはハッとして建築用ハンマーを手に取った。

土台はほぼほぼできていた。

ということで、コウスケは壁を作ることにした。

とんとんとん…単調な作業だが音が気持ちいい。

ミルの様子を覗いて見ると、なにやら厚板やらロープやらで何かを作っていた。

「何作ってるの?」

コウスケが聞くと、

「食糧難を解決するためのものだよ。」

と答えた。

その後、コウスケは建築作業に戻り、カレンダーやベッドなどを移動させていた。

その間、ミルはひたすら釣りをしていた様だ。残すは屋根のみとなり、ミルのもとに行った。

ミルはマナガツオを2匹、ニシン3匹ティラピア5匹釣っていた。

「これでサメに…」

ミルがなにかを言いかけた。その時!

「ああぁ~!あれはもしかして!」

コウスケが叫んだ。

見えたのは、


              そう、『島』だった。

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