『妖精種』


 『聖族』に属する。

 低位の妖精種は人間に小さな悪戯をしたり、逆に困っている人を陰ながら助けてあげたりすることがある。

 自然の中で悠々と過ごすことを好み、争いを極力避けたがる種族。故に人間や『魔族』とも積極的に歩み寄ろうと考える者は極端に少なく、閉鎖的な環境を形成する傾向が強い。

 妖精種の固有技能として、〝癒光〟がある。これは他者の傷や怪我を癒す力であるが、これは妖精としての位階によってその力の強弱大小が異なる。止血程度のものから、失った部位を再生させるまで出来る者も存在する。

 自然や大気に満ちる精霊種に語り掛けて元素の力を借りる業もあり、これも〝癒光〟と同様に位階による出力の限界や限度がある。

 妖精種の大半は彼らが自らの力を集約させて生み出した異界、固有領域たる〝具現界域・妖精界グリトニルハイム〟の内側で他の妖精や精霊達と変化のない安穏の日々を送っている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

キャラクター紹介・各種設定 ソルト @salttail

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る