第6話
また、結構寝ていたらしい。今、時間はっと…12時!?O・HI・RU!だから、こんなにお腹がすいている原因だっ!食堂に向かうと
「やぁ、レイル。気分はどうだい?」
「ありがと、ルイ。とても、んーとね、気分はとってもいいよ!」
ルイはホッとした顔をして、
「新しいパーティメンバーを入れてもいいかな?」
ホッとした顔から一転、真面目な顔になった。
「回復役か盾役か、どっちがいい?」
「んーとね、そこら辺の話は五歳の私には分からないよっ!だから〜、どっちも入れればいいんじゃないっ?」
聞くと、回復役は聖女で盾役はドワーフ族らしい…。その後、ルイは回復役と盾役の人を読んだ。
「私は、聖女アリスよ。神聖魔法が得意。よろしくね!」
「ぼっ僕は、ドワーフ族のダリル。よろしくお願いします。」
アリスは、心安らぐゆったりとした声で、とーっても、寝そうになるようなぁ…。ぐぅぅぅ。
気を取り直して、ダリルは盾役としては、ちょっと頼りなさそうな感じもするけど、ルイが選ぶなら凄いのだろう。んで、話し合った結果、これから依頼を受けに行くという。オーク討伐。ちょっとこわいな…。あっ!土でちょっと高い丘を作ったらいいんじゃない?そう提案したら、私とアリス。ダリルとルイで、上と下から攻めることになった。
「しばらく、ここにいといて〜。土魔法、ここらへんに丘みたいなやつを作ってっと。出来た〜!」
「あら、すごいわね!レイルちゃんは。お姉ちゃん、頑張っちゃうぞ〜」
あ、アリスはなぜかお姉ちゃんになってるね。まぁ、いいや。頑張りますか。
「ぜっ、前方にオーク五体!」
勇者が突っ込んでいく。え?待って何も策無し?あ、お姉ちゃんが
「神よ。彼の者を守りたまえ、ホーリーバリア」
おー!ナイスタイミングぅ!意外と冷静だねぇ…、お姉ちゃんは。よし!私も負けてられないぞ〜!
「土魔法、ソードメイク。召喚!んーと、名は、漆黒の剣フロリル!」
一振のすごい黒い色の剣が急に現れた。異空間から、飛んできたように。みんな、目を丸くしてる。ふふふ。このレイルに何事もまっかせなさーい!イメージとしては、これに雷を纏わせる感じでっと。出来た〜!どんどん切りつけていく。これを見たものは、後々こう名付けた、
『雷の花』と…。
そして、3体のオークを一撃で絶命へと至らせた。自分でも、ちょっと怖いな。この技は、しばらく封印決定だね!
ちびっ子魔法使いの限界はどこでしょうか? 里鈴 まいん @main0029
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