第85話 兄妹デート 2

「……疲れました」


 離宮いえに戻るまでがお出かけ、と離宮へ帰るまでは背筋を伸ばしてきたが、離宮に着くなり玄関でカリーサにコートを脱がしてもらって溜息をはく。

 お供を入れ替えつつ、レオナルドが用意してくれた観劇チケットを一週間かけてすべて見て回ったら、さすがに疲れた。

 連日でないだけマシな気はするのだが、インドア派な私にお出かけが続くというのは、それだけでも辛い。

 自分から言い出したことであったし、観劇というのは淑女らしい行動だったようで侍女たちもついてきたがったしで、途中でやめるとも言えなかったのだ。


「私室に戻るまで気を抜いてはいけませんよ、ティナさん」


「はい、ヘルミーネ先生」


 注意を受けたので、ホッと緩んだ顔を引き締める。

 今日の観劇のお供は、淑女教育の一環もかねてヘルミーネも一緒だった。

 運悪くフェリシアの知人の杖爵夫妻に出くわして愛嬌を振りまいたり、自分の息子の嫁にと寄ってくる忠爵に当たり障りなくお断りをしたり、と体力面以外でも疲れている。

 私の感想としては、出不精ひきこもりは最強の防具である、だ。

 普段は離宮へと引き籠っているおかげで、ああいった手前には遭遇せずにすんでいるのだろう。

 引き際を弁えている杖爵夫妻は感じもよかったのだが、忠爵は少し粘られた。

 華爵は私がその存在に気がつく前にレオナルドがひと睨みで退散させてくれたらしい。

 ヘルミーネが「そんな様子ではティナさんの教材になりません」とレオナルドに苦情を申し入れていたのだが、私としては万々歳だ。


 本日のお出かけの採点をしてさがるヘルミーネの背を見送り、扉が完全に閉まったのを確認して、もう一度溜息をはいた。

 今度はレオナルドとタイミングが揃う。

 レオナルドもヘルミーネの前では普段よりも姿勢を正していたようだ。


「……お疲れ様です、レオナルドお兄様」


 居間でお茶でも飲んでゆっくりしましょう、とレオナルドを誘う。

 外出で疲れたのはレオナルドも同じようで、自分のコートを侍女へと預けると私の手を取って歩き始めた。


「観劇に連れて行ってくださいと言い出したのはわたくしですが、公演中のものをすべて見に行くことになるとは思いませんでした」


「ティナの好みが判らなかったからな。せっかくだから、と全部用意してみた」


 どれが面白かったか、と聞かれたので、ロマンスあり、冒険ありの中規模の劇場で公演されていた演目『イツラテルの騎士』を挙げておく。

 これは言ってしまえば追想祭でメンヒシュミ教会が行う劇の内容を、娯楽活劇にアレンジしたものだ。


 ちなみに、大規模劇場の演目は『ウェミシュヴァラの愛はペルセワシが突然に』という恋愛ものだ。

 大規模な劇場だったため、客足は主に貴族の若い女性たちである。

 そのため、貴族のパトロンを得ようとしてか、神話ではみすぼらしい容姿をしているペルセワシ役の青年が美男子だった。


 規模としては一番小規模な劇場の演目は『グーモンスの星』という英雄譚だ。

 神話をモチーフにした先二つの演目とは違い、イヴィジア王国の建国史を下敷きにした笑いあり、涙ありのコメディ色の強い立身出世物である。


「観劇はなかなか楽しめましたけど、無理に行くものでもありませんでしたね」


 たまに見に行くのなら楽しめるが、今回のように続けていくのは疲れてしまう。

 次は厳選して一つだけを見るか、間隔をあけて見に行くのがいいだろう。


「……ティナはもともと外へ遊びに出る方でもないしな」


「レオナルドお兄様は疲れなかったのですか?」


「体力的にはなんともないが、ああいった場所へ客として行ったのは初めてだから、そういう意味では気疲れしたな」


 劇場へと足を踏み入れたこともあるが、それは白銀の騎士時代に王族の警護として仕事できたらしい。

 何年も王都に住んでいたはずなのだが、恋人を作ってデートで訪れたということもなかったようだ。

 というよりも、そもそもレオナルドが王都にいた頃に、恋人を作れるような暇はなかった。


「お出かけは懲りましたので、次は『おうちデート』をしましょう」


「家というと……庭でも散策するのか?」


「違います。家で過ごすように、特にどこかへと出かけることなく、のんびりと過ごすことです」


「……それは、普段とどう違うんだ?」


「え? ええっと……?」


 改めて言われて考える。

 私の普段の行動は、基本的に離宮いえの中にいる。

 そして、王都にいる間のレオナルドは私の護衛を兼ねてほぼ一緒に行動しているので、『おうちデート』とくくると、普段となにも変わらない。


「……普段どおりですね。歳相応に甘えるというのは、意外に難しいものです」


 秋の間はたっぷり甘えるがいい、とレオナルドが言うので歳相応な甘え方をしてやろうと知恵をしぼるのだが、なかなか良い案が浮かばなかった。

 ようやく浮かんだと思っても、冷静に考えてみれば普段となにも変わらない。

 私が普段からレオナルドには甘えている、ということだろう。


「……ティナに行きたいところがないのなら、明日は俺に付き合ってくれるか?」


「かまいませんよ。どこへ行かれるのですか?」


 レオナルドが行きたい場所、というのも少し珍しい。

 一人で行きたい場所なら時々あるようなのだが、私を誘って出かけることなど、ドゥプレ孤児院へ行った時ぐらいだろうか。

 そう考えて、行き先はドゥプレ孤児院なのかな、と気がついた。

 レオナルドが王都に戻ってきてから、まだ一度も顔を見せていないはずだ。


「明日は王城内にある図書館へ行きたいと思っているんだが……」


「図書館ですか? ドゥプレ孤児院ではなく?」


 それもなんだか不思議な気がする、とレオナルドを見上げれば、頭を撫でられた。

 ドゥプレ孤児院へも、近々行きたいそうだ。


「図書館で、なにをするのですか?」


「人と約束をしてある。少し調べ物だな」


「調べ物ですか」


 それは私が付いていっても本当にいいのだろうか、と少し考えてしまう。

 私が一緒では、探しものの邪魔になるのではないだろうか。

 そうは思うのだが、図書館というものに少しだけ興味が湧く。

 存在自体は王都に来てすぐに知ったが、まだ一度も行ったことのない場所だ。


 ……調べ物の邪魔をしなければ、一緒に行ってもいいよね?







 王城内にある図書館、といっても、例のごとく距離がある。

 同じ敷地内にある施設へと移動するだけなのだが、今日もコトコトと馬車の中だ。


「人と約束をしている、ってどなたとですか?」


「ティナも会ったことがあるだろう。シェスティン殿と約束をしている」


「シェスティン様というと……バシリア様の異母姉様おねえさまでしたね」


 たしか、少し特徴的な話し方をしていた気がする。

 歌劇の男役のような、少しだけ少年っぽい話し方をする方だったはずだ。


「シェスティン様とどのような約束をされたのですか?」


「少し調べ物がある、と言っただろう? シェスティン殿がその調べ物を持ってきてくださる手筈になっているんだ」


「……納得しました」


 レオナルドの調べものが何かは知らないが、その報告書なり、なんらかの成果を、図書館で教えてくれる手筈になっているのだろう。

 離宮へシェスティンを呼ぶのではなく図書室をその情報の受け渡し場所にした、ということは少し不思議だったが、私には判らない理由があるのかもしれない。


「大きいですね」


 レオナルドのエスコートで馬車のステップを下りる。

 目の前にそびえ立つ石造りの建物に、見上げる首が少々痛い。


「ティナ、もしかして王城の図書館は初めてか?」


「もしかしなくとも初めてですが」


 それがどうかしたのか、と聞き返してみる。

 レオナルドはまさか私が初めて図書館に来たとは思っていなかったようだ。


「いや、ティナは本を読むのが好きだろう? グルノールの館にある書斎の本も読んでいたようだし……」


「ああ、そういうことですか。理由なら簡単ですよ。離宮の図書室が結構充実していますし、離宮にない本はジゼルがいつの間にか借りてきてくれていたので、私が図書館に来る必要がなかっただけです」


 欲しい資料をいつの間にか用意してくれているジゼルは、実は騎士よりも侍女が向いているのではないか、と言いつつ視線を向けたら、ジゼルはなんとも言えない顔をした。

 なぜ騎士の道を選んだのかは知らないが、武力面以外で仕事を覚えてきたジゼルは、侍女としては一人前になれたと思う。

 少しのん気なところもあるが、気が利くというのは侍女にはぴったりの才能だ。


「ジゼル、女性の白騎士が増えてわたくしの護衛を外されたら、侍女になりませんか?」


わたくしでは女中カリーサの足元にも及びませんので、侍女などとても務まりません」


 カリーサはカリーサで特殊な女中メイドだと思うのだが、この際そこには突っ込まずにおく。

 よく考えたら、私の周りの女中は特殊だ。

 カリーサもソラナも白騎士など軽く倒せるし、家庭教師のヘルミーネあたりは『これも淑女の嗜みです』とかなんとか同じことができそうな気がする。

 ヘルミーネの言う『淑女の嗜み』がどのレベルの話なのかはわからないが、おそらくはジゼルよりも強い。


 ……うん、白騎士は本当にお飾りだ。


 ジゼルに対して少々失礼なことを考えつつ、レオナルドのエスコートで図書館の玄関をくぐる。

 王城に出入りできる者は誰でも使える一階と、二階には会議室などの小部屋がいくつもあるらしい。

 三階になると、少し特別な本が置かれているようだ。

 司書と責任者の許可が必要な本ばかりで、普通はまず滅多に足を向けないため、三階に収蔵されているのだとか。


「二階へ行くのですか?」


「部屋を借りて資料を見せてもらう約束になっているからな。図書館でなにか本を探したいんなら、ティナはジゼルとアーロンを連れて一階を好きに見てくるといい」


 好きなところを見ておいで、と階段の前で手を離されたので、逆に私からレオナルドの手を握る。


「広すぎて、どこから見たらいいのかわかりません。今日はレオナルドお兄様に付き合って差し上げます」


「……そうか」


 少し嬉しそうな顔をしたレオナルドの手を取り、階段を上る。

 二階へ上がると受付があって、レオナルドが受付の男性と話をすると鍵が手渡された。


 鍵に付けられたタグを頼りに部屋を探す。

 少し奥まった小さな部屋の前に辿りつき、レオナルドが鍵を開けるのを待っていると、さらに奥から奇妙な声が聞こえた。


「あ」


 なんらかの不測の事態を感じさせる響きに、声の方へと顔を向ける。

 そこには白銀の騎士の制服を着た男性の姿があった。


 ……あ、さすがに私でも判る。ランヴァルド様の舎弟の人。


 正しくは、護衛だ。

 今はエセルバートの離宮に潜伏している『はず』の、ランヴァルドに付いている『はず』である。


 ……ここにランヴァルド様の護衛がいるってことは、ランヴァルド様も図書館にいるの?


 はて? と盛大に頭の中が疑問符で埋め尽くされる。

 動きを止めた私を不審に思ったのか、レオナルドの視線も白銀の騎士へと向けられたのだが、完全にレオナルドの視界へ入る前に騎士は背中を向けた。

 見るからに怪しいのだが、レオナルドも知っている白銀の騎士だったようだ。

 誰かと確認をした程度で、突然進路を変えたからといって「不審者め!」と捕縛することもなかった。







 怪しげな動きをする白銀の騎士を見送り、待ち合わせ場所らしい部屋へと入る。

 中には誰もいなかったのだが、部屋の調度品を見る限りは特別な部屋であることが判った。


 ……なんだろう? この特別感。


 高級な家具に囲まれることには慣れてきたが、図書館の一室と考えるには少し整いすぎている気がする。

 これだけ調度品が整えられた部屋では、王族ぐらいしか使えないのではないだろうか。


「お待たせしました、レオナルド殿」


 そう遅れて部屋に入ってきたのは、シェスティンだ。

 一瞬知らない男性が入ってきたと思ったのだが、少年のようなしゃべり方をするシェスティンの服装が男性よりなだけだった。


 早速用件に入ろうとばかりに机へと並べられ始めた書類に、少し行儀は悪いのだが横から覗き込んでみる。

 レオナルドも特に隠す書類だとは思っていないようで、昔国で調べた自分の身上書だと教えてくれた。


「……なぜ、そのようなものを?」


「少し気になることがあってな」


 報告書へと目を通し始めたレオナルドに、私はというと調べた内容が纏められた紙へと目を落とす。

 そこには当時のレオナルドの証言による家族構成や、近所に住んでいた人間、店の名前などが書かれていた。


 レオナルドの名前から枝が伸びて、女性の名前と逆側には「?」が書かれている。

 父親の名前は判らない、ということだろう。

 男女の名前の間からレオナルドの名前へと枝が伸びていると思うと、他にも二つの枝があった。

 レオナルドの本当の妹弟きょうだいのものだろう。

 妹のところには名前が書かれているのだが、弟の名前は書かれていない。


「……レオナルドお兄様の本当の妹って、『ミルシェ』って名前だったのですね」


「特に珍しくもない名前だから、人探しには向かなかったけどな」


 当時ミルシェという名前で歳の合う少女を探したが、ミルシェという名前の少女はいっぱい見つかったのだが、レオナルドの妹ではなかったらしい。

 髪と目の色が一致する『ミルシェ』もいたが、全員違ったようだ。


 ……でも、レオナルドさんが私に怒られるかも、って思ってもミルシェちゃんを買った理由は判った。


 妹と同じ名前で、自分と同じ境遇に置かれた子どもを保護したくなったのかもしれない。


 ……あれ?


「父親はともかく、どうして弟の名前がないのですか?」


「生まれる前に家を出たからな。名前は知らないんだ」


 ミルシェの横に『弟』と書かれた箇所があり、その横には名前がない。

 不思議に思って聞いてみると、レオナルドの口からはなんとも突っ込みづらい返答がでてきた。


「……それは、名前どころか弟ではなく妹の可能性もあるのでは?」


「その可能性も含めて調べられたようだが、見つからなかったようだな」


 ほら、と読み終わったばかりの書類を差し出されたので、私もそれを読んでみる。

 レオナルドの証言を元に街を調べてみたのだが、それらしい家族は見つからなかった、と書かれていた。

 子どもの証言なので、街の名前などを間違えているかもしれない、と似た名前の町や村を探してもみたが見つからなかったようだ。

 この報告書を書いた人間はすでに軍神ヘルケイレスの化身と謳われ始めていたレオナルド信者だったのか、「神の化身に人間の親などいるはずがなかった」と興奮が伝わってくる一文で締めくくられていた。


「……ティナ、こっちの書類を見てごらん」


「なんですか?」


 何枚もある報告書の中から一枚を抜き出し、レオナルドが差し出してくる。

 お勧めしてくるからには何かあるのだろう、と書類に目を走らせれば、優美な文字で書かれた報告書だ。

 内容としては、奴隷として攫われた子どもを保護し、孤児院に預けることにした、という経緯を説明したものだ。

 以前レオナルドに聞いた話が少し詳しく綴られた報告書に、なんとなく予感めいたざわつきを感じる。


「レオ、この字って、もしかして……」


「サロモン様の文字だ」


 予感に明確な答えをもらい、改めて書類に綴られた文字へと視線を落とす。

 メイユ村では文字を書く姿などほとんど見たことがなかったが、意外な場所で父と再会することになった。


「お父さんの字って、こういう字だったんだね……」


 思わず猫が脱げたが、気にせずジッと書類を見つめる。

 聖人ユウタ・ヒラガの研究資料は容赦なく自分の筆跡で写本してしまったが、こうして故人の筆跡が偲べるのなら、筆跡をそのまま写し取るのも良いことだったのかもしれない。


 ジッと父の筆跡を見つめていると、シェスティンが気を遣ってくれたらしい。

 どこから持って来たのか、カンタール家の家系図の写しを持ってきてくれた。


 ……王城の図書館って、家系図こんなものまであるの?


 少し驚きつつも、カンタール家の家系図を覗く。

 功爵家としてはベルトランの代でできたものなので、その上にはベルトランの後見についたオーギュストという人物の名前があるだけで、両親の名前はない。

 そしてベルトランとその妻の間から枝が三本生えて、そのうち一つに父の名前がある。

 父の兄弟の名前からは妻と子どもたちの名前も枝として生えているのだが、そのことごとくに死因が添えられていた。

 カンタール家の家系図で死因が書かれていないものはベルトランとアリスタルフ、そして父サロモンだけだ。

 サロモンが生存扱いで、私の名前はないので、この家系図は情報が古いのだろう。

 カンタール家に戻る気はないので私の名前が家系図に入っていないことは構わないのだが、父の情報は更新してあげたくもある。


「……わたくしのお祖母様は、本当に王族の流れを組む方だったのですね」


 ベルトランの両親については記載されていないが、その妻の両親、祖父母へは枝が伸びている。

 改めて目で見る事実に、我が血ながらそっと目を逸らしたくなった。


「は? ティナの祖母が王族……?」


「あれ? レオナルドお兄様は知らなかったのですか?」


 ベルトランの妻のことなのだから、てっきり知っているものだと思っていた。

 英雄として国中に名を轟かせるベルトランだ。

 騎士ならばベルトランの妻の話題ぐらいは知っていて当然だと思い込んでいた。

 それも、ベルトランの妻はただの貴族の娘ではない。

 お姫様だったのだから。


「……ティナとサロモン様は繋げて考えられるし、ベルトラン殿とティナも繋がるんだが、サロモン様とベルトラン殿は親子だと考えたこともなかった……そうだよな。ティナの祖父なんだから、当然サロモン様の父親だよな」


 ベルトランの妻が王族の流れを組んでいることはやはり常識だった。

 ただ、レオナルドの中で父のサロモンとベルトランが親子だと、いまいち繋がっていなかっただけらしい。

 たしかに、改めて考えると王族の血を引いているな、とレオナルドは私の顔をまじまじと見つめてきた。


「わたくしにも、あの愉快な王族の方々のような困った傾向が出てくるのでしょうか……?」


 少しだけ嫌だな、と思っていた可能性を挙げてみる。

 なんだかやたらと濃そうな王族の個性的な血だ。

 一ミリでも自分に同じ血が流れているのかと思えば、少し不安になってきた。


「どうだろうな。食い気はあるが……」


「あ、自覚がありました。わたくし、レオナルドお兄様に『洗礼』を与えるのが大好きです」


 グルノールの街へ戻ったら、また靴をあつらえてくださいね、と愛嬌たっぷりに微笑んでやる。

 やはり歳相応の甘え方といえば、思春期に片足を突っ込む私の年齢では物欲だろう。

 靴を買ってください、と可愛らしくおねだりをして、王族の血については話を打ち切った。

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