閑話:レオナルド視点 老英雄の失せもの探し 2
「部下の管理がなっていないようだな」
「お恥ずかしい限りです」
独房を出て廊下を歩いていると、先を歩くベルトランの口からこんな言葉が出てきた。
貴方の方は息子の管理に失敗したようだが、と言い返したい気はしたが飲み込む。
蛇がいると承知で藪を突くほど若くはない。
知らぬ存ぜぬでやり過ごすためには、ある程度聞き流す必要があった。
「拾ったものとはいえ死者の遺品を売るだなどと、ジャン=ジャックは一度ヴィループ砦へと戻し、再教育の必要があると思っております」
丁度その予定があり、準備が整い次第ヴィループ砦へと送る予定だったのだが、ベルトランに腕の骨を折られたせいでヴィループ行きが遅れそうである。
ヴィループ砦は騎士たる素質を見出された若者が集められ、騎士としての教育や武術訓練を施される、いわば騎士の養成施設だ。
骨が繋がるまでは剣も握れぬジャン=ジャックが行ったところで、なんの訓練も始めることができないだろう。
「……問題の指輪を見せていただけますか?」
執務室へと場所を移し、改めてベルトランの持つ指輪を確認する。
ベルトランがティナの祖父である、というのがただの勘違いで、ベルトランの指輪がサロモンの物ではない可能性はないのか、と一縷の望みにすがったのだが、手渡された指輪を見て無駄な足掻きだったと思い知らされた。
手の中の指輪は、ティナの父親を埋葬する際に俺が埋めた指輪で間違いない。
中央に刻まれた家長の名前は、削り取ったか潰そうとしたのか、傷だらけになっているが、間違いなく『サロモン』と書かれた名前だけは読み取れる。
これと対になって納められていた木製の指輪には、ティナの名前と家長としてサロモンの名前、家名の変わりに母親の名前も刻まれていた。
……そういえば、ティナの指輪はどこに行ったんだ?
箱には一緒に収められていたはずだが、今目の前にあるのは石のついた金の指輪だけである。
ティナの木製の指輪はここにはない。
ジャン=ジャックは指輪を拾ったと言っていたが、ティナの指輪についてはなにも言っていなかったはずだ。
野良犬に掘り起こされた際にどこかへ行ってしまったのか、まだ箱の中にあるのか。
……こんなことになるのなら、やはり一緒には埋めず、ティナに持たせておけばよかったな。
ベルトランをサロモンの墓まで案内するぐらいなら問題はないが、ティナの指輪の在り処がわからないのは不安要素である。
サロモンの指輪だけでは娘がいたと知られることもないが、あの指輪を見つけられては不味い。
……土に埋まっていればいいが、できれば回収しておきたいな。
ジャン=ジャックに対し、これ以上無体な真似はさせない。
そんな理由をつけて、メイユ村への同行を決める。
本音としては、同行した先でこっそりティナの指輪を回収しようと考えていた。
早速メイユ村へ行きたいと言うベルトランに、二時間だけ仮眠を取る。
ベルトランも一晩中メイユ村への旅程を説明されて睡眠時間は少なくなっているはずなのだが、数日後の予定にする等余裕を取る必要はないらしい。
本音を言えば、迷惑な話だ。
数日の猶予があれば先に人を向かわせて、墓の掃除という大義名分をもってティナの指輪が回収できたかもしれない。
「おはようございます、レオナルドさん」
「おはよう、ティナ」
先に朝食をとっていたティナが、手を止めて朝の挨拶をしてくれる。
相変わらず俺への呼びかけが『レオナルドさん』に戻ったままだ。
昨年の夏に少しの間だけ『レオナルドお兄様』と呼んでくれたのだが、まだ直してくれる気にはならないらしい。
アルフは一度失った信頼は三年かけて取り戻すぐらいの長期戦で臨めと言っていたが、本当に三年かかりそうだ。
朝食の席での話題は、不本意ながらジャン=ジャックだった。
サリーサがある程度は伝えたはずなのだが、やはり気になっているらしい。
ティナは昨年の夏から口調を直そうと意識しているようなのだが、話しているうちにすぐに乱れてくる。
淑女らしい口調を、とヘルミーネが教育してくれているはずなのだが、なかなか身に付かない。
もとからの口調を外向きに直そうとしているため、やはり無理があるのだろう。
……まあ、成人まではまだ数年あるしな。
俺の被保護者として保護下にいる間は問題ないだろう。
砦の主の妹など、礼儀作法が必要になる場所へと引きずり出されることはまずない。
問題は、貴族の娘として引きずり出される場合だ。
……俺はまだ数年かけて身に付けてくれればいいと思ってはいるが。
相手がベルトランでは、そうはいかないだろう。
ジャン=ジャックへの行いを見る限り、ベルトランに忍耐というものはない。
数年かけて身に付けさせるどころか、すぐに直させようと強要し、男児でも体を壊すような体罰を加えるのは火を見るより明らかだ。
……絶対にティナを取られるわけにはいかない。
普通の子どもでもベルトランに預けるには無理があると思うが、ティナは普通の子どもとは少し違う。
最初からベルトランの孫として育てられたのなら多少破天荒な祖父でも馴染むしかないが、俺に慣れるのさえ一年以上かかっているのだ。
ベルトランに慣れる前に、ティナが体を壊してしまう。
会話の終わりに、数日館を空けることになったと話すと、ティナはどこへ行くのかと聞いてきた。
仕事にかかわることなので、と断ると、ティナはそれ以上は聞いてこない。
好奇心はあるが、しつこく食い下がってこないところは聞き分けが本当によくて助かっている。
……まあ、聞き分けたように見せて、最近は人を使うことを覚えたみたいだけどな。
手口が巧妙化してきたと嘆くべきか、淑女らしくなってきたと喜ぶべきか、実に悩むところだ。
余裕をもって十日分の水と食料を馬の鞍へと載せていると、ティナが
ベルトランも黒犬がティナに付き纏っていることについては無駄だと判断しているのか、すでに引き取りにもこない。
ティナは俺が出かける時は必ず見送りに来てくれるし、帰った時も気がつけば迎えに出てきてくれる。
家族のいる人間にはあたりまえの光景らしいのだが、俺にとってはティナを引き取ってからのものだ。
それまでは家族などいなかったので、出迎えも見送りも黒騎士や使用人だけだった。
この妹が我が家で待っていてくれる生活を、今さら失いたくはない。
……俺は案外、心が狭かったんだな。
ベルトランと黒騎士の先導で現れたジャン=ジャックの姿に、ティナは激怒した。
三角巾で腕を吊るし、所々手当てをしたと判る包帯を巻かれた姿をしているのだ。
なにがあったのかは、すぐに察することができる。
拷問なんて酷い! とベルトランに反発するティナに、ベルトランの行動の是非より、暗い喜びの方が勝った。
そのまま祖父に対する不審感を募らせていけば、ティナが心変わりしてベルトランの孫になると言い出すこともないだろう、と。
……いや、いつかはちゃんと話した方がいいとは解っているんだが。
妹を手放したくないがために、目の前の頑健な老騎士が血の繋がった祖父である、と教えられずにいる。
その祖父はティナの父親である息子を探しているようなのだから、知らないとはいえなんとも滑稽な光景だ。
ティナからは何度もベルトランがジャン=ジャックに乱暴をせぬよう、しっかり見張ってやってくれ、と釘を刺される。
ジャン=ジャックとティナはそれほど相性がよくなかったと記憶していたが、拷問を受けていると知ればやはり気になるのだろう。
行ってくる、とティナの頭を撫でてから馬に乗ると、ベルトランがティナの横で飼い犬のような顔をして控えていた黒犬を呼んだ。
どうやらメイユ村まで同行させるつもりのようだった。
……鼻が利く犬を連れて行かれたくないんだが。
置いていけ、と言えるだけの理由がない。
できそうなことといえば、馬をひたすら走らせて黒犬の体力切れを狙うことだったが、同行するジャン=ジャックの腕が折れているため、あまり馬の速度は出さない方がいいだろう。
ジャン=ジャックの骨を折ったことはただの偶然のはずなのだが、つくづく間が悪い。
メイユ村までの道すがら、ほとんど無言で馬を進める。
途中でワーズ病の後処理として焼いた他の村跡を見る機会もあったが、特に会話は湧いてこなかった。
ベルトランも、本気でサロモンの墓があるメイユ村にしか興味がないらしい。
馬の休憩以外ではほとんど移動し続けることになった。
途中で気の毒になって黒犬を抱き込むようにして馬へと乗せたが、ふつふつと浮かぶのはベルトランへの怒りだ。
……サロモン様がティナを親戚の元へ、と言わなかった
息子を鍛え潰し、罪状があるとはいえ騎士へ拷問を与えて骨を折り、犬と馬の体力も考えずに連れ歩くベルトランだ。
女児の体力に合わせた付き合い方など、できるわけがない。
……そしてオスカーは相変わらず可愛くない。
ベルトランが世話をみないので仕方なく俺の馬に乗せてやったのだが、メイユ村について馬から下した途端に黒犬はこちらへは見向きもせずにベルトランの元へと移動した。
ティナには腹を見せて服従をしてもみせるが、ティナの保護者である俺は未だに警戒対象にあるようだ。
……なにも無くなってしまったな。
つれない黒犬にいつまでも腹を立てていても仕方がない。
馬を木につなぎ、かつてメイユ村と呼ばれていた集落を歩く。
人がいなくなった村は荒れるのが早い。
家々はすでに焼き払ってあったため、村であった範囲内の背の高い物といえば、もとから生えていた木ぐらいだ。
メイユ村で暮らしていたティナならば、木の形ですらも懐かしいと感じることもあるのだろうが、生憎と自分には感傷に耽るほどの想い入れなどなかった。
自分にとってのメイユ村は、ティナが生まれ育った場所だった、というだけの場所だ。
黒い炭の残る地面を雑草が覆いつくしていようとも、草の生え方からかつてはそこに家があったのだろうと察することができても、なにも感じない。
……ティナはまだ、この風景は見たくないみたいだけどな。
開拓村の様子を見に来た時に、一度だけ寄り道として焼いたあとのメイユ村へとティナを連れて来たことがあるが、ティナはすぐにこの場所から離れたがった。
両親の墓があるというのに、墓標に祈るよりも早くここから離れたい、と落ち着きなく俺の脚に抱きついてきて、少し歩きにくかったことを覚えている。
あの頃のティナには、まだ死んでしまったメイユ村を見ることは辛かったのかもしれない。
「ほーい、こっちですヨ、っと」
ひらひらとジャン=ジャックが手を振り、ベルトランを誘導する。
黒犬はメイユ村へと入ってからというもの、ずっと地面の臭いを嗅いでいた。
「ここがあの指輪を拾った墓になりヤス」
ジャーンっとおどけた仕草でジャン=ジャックがベルトランを案内したのは、やはりサロモンの墓だった。
埋葬時にティナが石を並べて作っていた目印は一つも残っていない。
埋め直した時にでも、土の下になったのだろう。
「……オスカー」
ベルトランが呼ぶと、しきりに土の臭いを嗅いでいた黒犬がサロモンの墓の前までやって来る。
そこで改めて臭いを嗅ぎ始めると、短く三度吠えた。
黒犬は訓練を施された犬だ。
探しものを見つけた時や飼い主に報せるべきことがある時、それぞれに違う吠え方をするように躾けられている。
ティナが呼べば子どもに合わせてか返事をするように吠えるが、基本的に普段は吠えない。
「死者の眠りを妨げないように」
「そのぐらいは心得ておる」
本音としては、ティナの指輪を掘り返されたくないだけだったのだが、墓を掘り起こすなと一応の釘を差す。
今から掘り返したとしても、遺体の肉は土へと帰り、残っているとしても衣服や骨ぐらいのものだろう。
墓の主の人相の確認は不可能だ。
「オスカーの様子を見れば判る。ここに馬鹿息子が眠っていると思って、間違いはないのだろう」
視線を落としたベルトランから、なんとなく目をそらす。
俺でも判る保護者不適格なベルトランに、息子の死を悼む姿など見せられたくはない。
貴方の孫娘だ、と一時の感傷でティナを差し出すわけにはいかなかった。
……ん? なんだ?
視界の隅で、ジャン=ジャックが妙な動きをしている。
墓参りなど知ったことか、と暇を持て余していたとしても理解はできるのだが、妙に地面の上を気にしていた。
……そうだ。その辺りにティナの指輪が掘り起こされていないかも、一応確認しておかなければな。
ベルトランがサロモンの墓に対して黙祷を始めたので、気取られぬように地面へと視線を走らせる。
やっていて気がついたのだが、ジャン=ジャックの目的もおそらくは同じだ。
ティナの、あるいはまだ他に何かがここにある、と知って探しているのだろう。
……まさか、指輪を拾ったと言っていた時に、ティナの指輪もあったのか?
ティナの指輪は木で作られた簡単なものだった。
金の指輪を換金したことから、売れそうにない木製の指輪を見つけたジャン=ジャックが、その場で捨てていたとしても不思議はない。
「いてェっ!?」
ジャン=ジャックの悲鳴と、ワンと吠えた黒犬がジャン=ジャックの足に噛み付いたのは同時だった。
いつの間にジャン=ジャックの傍へと寄ったのか、気づかないうちに黒犬がそこにいて、ジャン=ジャックの足を噛んでいる。
咄嗟に足を上げたジャン=ジャックは、直後に「しまった!」と顔に出した。
「なんだ? なにを騒いでおる?」
墓参りぐらい静かにさせろ、と文句を言うベルトランに、黒犬がその場へと座って短く三度吠える。
先ほどと同じ吠え方に、そこにサロモンにまつわる何かがある、とベルトランは即座に理解した。
「そこに何かあるのか?」
「なァんにもありませ……痛ゥ!」
ジャン=ジャックの元へと近づくベルトランに、ジャン=ジャックは上げたままだった足を下す。
そこへまた噛み付いた黒犬に、ジャン=ジャックの足元に何かがあり、それをジャン=ジャックが踏んで隠そうとしているのだとわかった。
……なんでそんな所にあるんだ!?
黒犬に牽制されて動けないジャン=ジャックを尻目に、ベルトランが地面へと膝をつく。
黒犬の守る場所からベルトランが拾い上げたものは、丸い土の塊だった。
大きさから見て、ティナの指輪に間違いないと思われる。
「……指輪だな。随分と粗末な作りだが」
折角墓を掘り起こすな、と釘を刺すことができたのに。
肝心の指輪はすでに掘り起こされていた。
しかも、墓周辺ではなく、少し離れた位置に転がっていて見つけ難い。
最初からあの辺りにジャン=ジャックがいたことを思えば、ジャン=ジャックはあの辺りに指輪があると知っていたのだろう。
「土の水分を吸って、今にも崩れそうだが……文字が彫ってあるな」
ひとしきり指輪の土を指で払いつつ、ベルトランが指輪に刻まれた文字の解読に挑む。
先に指輪を手にされた以上、今さら下手に取り上げることもできない。
せめて腐食が進んでティナの名前だけでも崩れていてくれたらよいのだが、そんな都合のいい願いは叶わなかったようだ。
「どうやら、馬鹿息子には娘がいたようだな」
背中を嫌な汗が伝い落ちる。
俺の記憶がたしかなら、ティナの指輪にはティナの本名とサロモンの名前、妻のクロエの名前が刻まれていた。
ベルトランに繋がる名前があるとすれば、サロモンの名前だけのはずだ。
サロモンが『サロ』と名乗っていたように、母親の名も偽名であればまだ誤魔化しもきくかもしれないが、指輪に刻まれたサロモンの名自体偽名ではなかったのだから、その妻の名も偽名である可能性は低い。
ティナが想像したようにサロモンとその妻が駆け落ちをした恋人同士であったのならば、ベルトランがティナの母親の名前を知っている可能性もあった。
「娘の墓はどれだ?」
……そうか、まだ死んだという可能性があったか。
サロモンの娘は病で死ぬどころか、今も城主の館で生活しているが。
そんなことは、ベルトランにわかるわけがない。
この場で適当な墓を娘の墓だと言ってしまえば、ベルトランの中でたった今存在を知ったばかりの孫娘は死ぬことになる。
さて、なんと答えたものか。
嘘をつくのは得意ではないし、可能な限りつきたくもない。
しかし正直に話して
それほど長く思考していた気はないのだが、ベルトランは俺から聞きだすのではなく、黒犬の鼻に頼ることにしたようだ。
オスカー、と短く黒犬の名を呼び、それだけで黒犬は飼い主の意図をくむ。
差し出された手のひらの指輪へと鼻を近づけて臭いを嗅ぐと、一度短く吠えたあと、墓地を彷徨うのではなく、村の入り口へと引き返した。
……こんな場合でなかったら、砦に欲しい優秀さだな、おい。
頭を抱えたくなる黒犬の優秀さに、しかしベルトランの前でまさか判りやすく態度に出すわけにはいかず、腕に力を込める。
ベルトランはというと、墓を探すでもなく村の入り口へと戻る黒犬に、なにか閃くことがあったようだ。
「……館にいたおまえの妹は、ティナと言ったな」
「それが?」
「どういった経緯で妹になった娘だ? まさか、今さら実の妹が見つかったというわけもあるまい」
年齢が離れすぎている。
血の繋がった実の妹だとしても、年齢的に俺とはなんの交流もなかったはずの妹になる。
今さら引き取るいわれなどないだろう、と。
「おまえの身元は昔調べられたことがある。王都の諜報部を持ってしても、おまえの家族は見つけられなかったそうだ」
それが今さら見つかるわけがない、と話を結びはじめたベルトランに乗る。
ティナから話を逸らしたかったのもあるが、少しばかり気になることを聞いた。
「……俺の身元を調べた、というのは?」
「知らなかったのか? 白銀の騎士といえば、王族の警護も務める我が国最強の騎士団だ。実力から選ばれるのは当然のことだが、その身元も当然調べられる」
当然のことだろう、と指摘されれば、たしかにと頷くほかはない。
俺が白銀の騎士を束ねる立場にいたとしても、最低限の身元の確認ぐらいはするだろう。
「……俺の家族は、諜報部が動いても見つけられなかったのか?」
騎士になり、自由に使える金ができた頃、個人的に家族を探した時期がある。
おぼろげな記憶を頼りに家を探し、個人では限度があるかと人を使っても探してみた。
あくまで個人が人を使って探すから見つけられなかったのかと思ったのだが、まさかそれを専門職とする諜報部が動いても見つけ出せなかったとは知らなかった。
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