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それから私は家以外では

見えていても見えていないふりをしています。


「まゆちゃんいる?」


「ゆいちゃんどうしたの?」


「まゆちゃんって外で遊べたりするのかな?」


「庭なら遊べるよ」


「じゃあ庭で遊ぼう♪」


「いいよ♪」



「まゆちゃんシャボン玉綺麗だね」


「ほんと綺麗ね」


シャボン玉を作って遊んでるんだけど楽しい♪


「まゆちゃん次は中ぐらいのシャボン玉だよ♪」


「ゆいちゃん作るの上手だね」


「そうかな?ありがとう嬉しい♪」



まゆちゃんとの楽しい日々は過ぎていきました。


お母さんの仕事も安定したので

二人暮しすることになり

私が小学校卒業と同時に

まゆちゃんとお別れの日がやってきました。


「まゆちゃん今まで仲良くしてくれてありがとう。楽しい毎日だったよ。また会いにくるから待っててね」


「ゆいちゃんこちらこそ仲良くしてくれてありがとう。ゆいちゃんがこの家にきて私とお喋りしてくれることがすごく嬉しいことなんだってわかったの。また会いましょう。待ってるわ」


「うん、まゆちゃんまたね」

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