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隣町でお母さんと二人暮しを始めて早いもので6年が経ちました。


無事に高校を卒業して婚約していた彼、白石しらいししょうさんと結婚をしました。


お母さんの友達の息子さんで

私が中3の冬

家に遊びにくるおばさんの送り迎えしている9歳上の翔さんと出逢い


その後高校の入学式で再会し

翔さんが私のクラスの副担任とわかったときは驚きました。


その後、先生との恋愛だったのでいろいろありましたが

無事に結婚出来たので本当によかったです。


これから結婚の報告に

おばあちゃん家に行きます。

おじいちゃんは病気で3年前に亡くなりました。


「おばあちゃん久しぶり。なかなか来れなくてごめんね。婚約していた翔さんと結婚したの。結婚式は来年する予定だからよろしくね」


「ゆいちゃん来てくれて嬉しいわ。結婚おめでとう。おじいちゃんも喜んでくれてると思うわ。結婚式も楽しみにしてるから」


「うん、ありがとう♪舞夕ちゃんと会ってくるね」


「舞夕ちゃんいる?」


「ゆいちゃん久しぶりだね。会えて嬉しい♪」


「久しぶり。あのね私、婚約していた翔さんと結婚したの」


「ゆいちゃん結婚おめでとう。翔さん素敵な人だし幸せになってね」


「舞夕ちゃんありがとう」


「私もそろそろお空に行かなきゃいけないの。でもね、ゆいちゃんとお別れはしないよ。また会えると信じているから」


「そうだね。舞夕ちゃんとお別れはしない。必ずまた会おうね」


私の右耳につけていた水色のピアスを舞夕ちゃんに渡した。


「舞夕ちゃん私のピアス片方持っててくれると嬉しい。受け取ってくれる?」


「もちろん♪またね、ゆいちゃん」


「またね、舞夕ちゃん」


舞夕ちゃんは空に向かって消えていきました・・・。



舞夕ちゃん今まで見守ってくれてありがとう。


また会えると信じてるよ。

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