破壊の魔砲使い
不定形
難しいのはちょっと…
魔法。それは体内の魔力を操り、なんらかの現象を起こすこと。
ただし、ただ魔力を操れれば魔法使いというわけではない。魔力に特性を持たせ、それをどのように操るかのイメージをし、その通りに操ることができなければ、魔法使いではない。魔法でもない———
「いいかハル。これが魔法だ。いいか?魔法ってのは、特性を持った魔力、属性魔力を使わなきゃいけねぇ」
「知ってる」
「当たり前だ。俺が教えたんだからな」
「なら確認しなくていいじゃんか」
「よくねんだよなぁ、クソガキ。俺は、魔法を教えてんだ。属性を持った魔力を使う魔法を教えてんだ。わかるよな?」
「………そっすね」
「そっすねじゃねぇんだよナァ?」
森の中。そこには2つの人影があった。一つは、主人公のハル。もう1つは柄の悪い感じのレイド。この2人の関係は、師匠と弟子である。
「なぁんでお前は魔法を、いや属性魔力を使わねんだよ!」
「いやだって…」
「だってもクソもねぇよ!属性魔力とただの魔力とじゃ効率がクソほどちげんだよ!!何度言えばわかんだよ!ただの魔力での1発は属性魔力の100発なんだぞ!!そんなんドラゴンしか使えねぇわ!ドラゴンですら最後の技でしか使わねぇわ!!お前はドラゴンになりたいのか!お前の夢はドラゴンか!」
「違うよ師匠!別にドラゴンになりたいから属性魔力使わないんじゃないよ!」
「ならなんで使わねんだよ!!!」
「難しいのはちょっと…」
「難しくねぇわこのバカがァ!」
そうして日は傾いていく。
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