第213話№18ダンジョン攻略完了

10階層のボス部屋を攻略したリンナ達は15。20。25。30階層と次々攻略していく


「・・・・・・ファイナルアンサー!」


ぐぬぬぬ・・・


「正解じゃ・・」


正解の度はしゃぐリンナ達はその度文句を言いい続ける。


「ちょっと!やる気あるの!簡単すぎるよ!」


「ほんと簡単すぎるねキャハハ」


リンナ達は答えた後みなで楽しそうに話し、それを悔しそうに睨むボス部屋の出題者達


その後もボス部屋の問題を難なく正解を続けるリンナ達少女隊、それを毎回エリアリア達が騒ぐ



「まるでわからん!なんであれで正解なのか」


「だいたいなんで魔物系の問題なんだ!」


「リンナ達が先に問題を予想して簡単すぎるとか言うからボスもむきになってる」


「しかしこの子たちほんと凄いよ。ちゃんと一人で正解してるんだから・・」


「あぁ確かにアイムの教え子のリンナが控えたままだし凄い子たちだよ。」



エリアリア達は次々とボスの出す問題をクリアしていく子供達に呆れる


リンナ達はこのダンジョンの深層60階層に到達する。


「妾がダンジョンの最終ボスじゃ!か・覚悟せよ!」


リンナ達は喜びまたじゃんけんを始める


「「「「じゃんけんポン!」」」」


パルムやエリアリア達はその様子を見て呆れる


「アハハまさかここまで来ても一人でやるんだ。ほんと凄い子達だね。」


「ほんとほんと一応最終ボスなのに大丈夫かなぁ…」


ボスのレインボーラビットは怒りだす。


「あーちと子供達よ妾はこのダンジョンの最終ボスだぞ!激ムズじゃぞ!全員で解く事を許すぞ!」


リンナ達はそれにあっさり答える


「キャハハ大丈夫なの。今まで全然難しくなかったし。」


「そうそう簡単だったもんね。」


レインボーラビットはそんな子供達を見て怒る


「妾は最終ボスじゃぞ!今までと全然違うのじゃ!激ムズじゃぞ!いいか覚悟するのじゃ!」



じゃんけんで勝ったココがレインボーラビットに催促する


「ちょっとお!さっきからうるさいのよ!ココ一人で十分だから早く問題だして!」


「おのれぇー絶対後悔させてやるのじゃ!」


ダダン!


「問題 生命力回復させるHP回復ポーション低品質、中品質、高品質、があるが、どうして品質の違いができるのか答えよ。

品質に関わらずHP回復ポーションが激苦の理由も答えよ。」


問題を出題したレインボーラビットはニヤニヤしながらリンナ達に話しかける。


「どうじゃフフフお子様にはわからんじゃろ。後ろに控えてる頭の悪い大人に聞いてもいいのじゃぞ プププ」


エリアリア達はそれを聞いて騒ぎだすもココは少し考えてから答える。




「…… ふーん少し難しくなったね。でも…

ココ達ミレイちゃんのお手伝いしてるからわかっちゃった。」


レインボーラビットココの発言に驚く


「なんじゃとぉー!ま・まぁよいどうせ違っておろうから…答えてみよ」



 「HP回復ポーションは薬草に魔力と錬成水と調合スキルレベル3以上と錬成スキルレベル3以上で制作できる。

まず品質の違いは薬草の品質薬草の調合レベルだよ

ポーションの激苦の原因は錬成水だよ。

錬成水はできるだけ不純物のない水に魔力を均一に溶け込ませた水です。

苦味は上手く薬草成分と錬成水が上手く溶け合わないのが原因だよ。ファイルアンサー!」


レインボーラビットはココの回答に悔しそうに答える



「ぐぬぬ…正解じゃ」


ボスのレインボーラビットが悔しそうに正解を告げた後リンナ達にこの後の選択を迫る


「まさかここまで来るとは…凄い子供達じやまるで小さな賢者様じゃの。

それに比べ後ろに控えてる大人達は最初のボスもクリアできないとは… ほんと脳筋馬鹿じゃのぉ」



エリアリア達は何度も馬鹿と言われて怒るも、何度もコアの分身体に論破され、その度パルムに諌められ今回もパルムがエリアリア達を諌める。


パルムはコアの分身体レインボーラビットに尋ねる


「これで最後でしょう。どうするの?コアを染め替えて隷属するか、破壊か…どっち!」


レインボーラビットはニヤニヤ笑いながら答える


「フフフ一応あなたが欲しがってるクリア報酬のコア索敵の魔石は渡すけど、隷属か破壊って、あなた達は問題を一問も正解しなかったからダメよ。

権利があるのはあっちの子供達だけ!ただし後ろで控えてるあの子はダメ一問も答えてないから。」



エリアリア達はそれを聞いて罵声を浴びせる


「こら!汚いぞ!私達同じチームなんだ!」


「おい!ウサギ!いい加減にしろ!誰がやってもいいだろ!お前は負けたんだ!」


「「「そうだそうだ!」」」


「ふん!一問も答えれてない馬鹿に私が染められ隷属するなんて死んでも嫌よ!

どうしてもと言うなら私が出すコア部屋への問題を解いたら権利を与えるわよ。」


それを聞いてパルムもエリアリアもにやけ呟く


『勝ったな!』

『馬鹿な選択したな』


レインボーラビットの発言でリンナが前に出て来る。


「リンナがやる!」


レインボーラビットは今まで一問も答えていないリンナが出てきてにやけ馬鹿する発言をする。


「おやおやぁーいいのかなぁー今まで一問も答えてないのに知らないよぉー大丈夫なのかなぁプププ」


パルムは他のメンバーが騒ぐのを念話で諌める


『みんな喜んだらダメ!コアを油断させないとどんな汚い問題出すかわからない。

だから黙って見てる。』


『ワイス了解した。』

『シオン了解』

『エリア了解』


ララやロロ達も頷き落ち込んだふりをする


ユユ達はニコニコしながらリンナの後ろで様子を見てる


レインボーラビットは、パルム達が今まで答えてきたココ達がでないのに落ち込んでると思い調子にのる


「残念だったねぇーあの子達なら答えれたかもだけど、後のコアを染めるのは魔力はちょっと足りないから仕方ないよねぇープププ」


エリアリア達は今までさんざん馬鹿にされてきて、ここに来てもまだ馬鹿にするコアの分身体を睨み付ける


『こいつリンナに染められ隷属したらどうしてくれよう… リンナ頼んだぞ!』


『リンナサクッと答えてあのクソ生意気なコアを染めてやってくれ!』


『リンナちゃんあの生意気コアを隷属させて!』


リンナはパルム達がさんざん馬鹿にされてたので安心させるためにコアに発言する。


「リンナは女神ミユミレイアの眷属叡智のアイムの補佐エンシントヒューマスライム!

ダンジョンコアさん完膚なきまで叩き潰してあげる!

謝るなら今のうちクリアしたら破壊を選択する!」



リンナの発言に黙りこむコア


「………」


『何この子人間じゃなかったの?女神の眷属?叡智のアイムの補佐?

という事はかなり頭がいい?

ヤバいヤバい…』


そこに子供達が追い討ちをかける発言をする


「私達みんなアイムちゃんやリンナにいろいろ教えて貰ったもんねぇー」


「ココの先生はリンナだしねぇユユ」


「そうだねぇーアイムちゃんとリンナにいっぱい教えて貰ったよねぇー」


ダンジョンコアの分身体レインボーラビットが子供達の発言を聞いて焦りだす


『マジヤバい!今までこの子達難なく答えてきた。その先生…ど・どうしょう…

このままだと答えられて破壊を選択される…』


レインボーラビットは突然土下座をする


「皆さん今までの無礼な発言ごめんなさい!」


ペタッ


パルム達は突然の行動に驚き呟く


『どうした急に…』

『なるほど子供達の発言か…』

『確かにあの子達の発言聞いたらそうなるか…』

『破壊は嫌なんだ…』

『負けを認めたかフフフ』

『当然の結果だな』


リンナがウサギに話しかける


「リンナまだ答えてないけど…」


レインボーラビットは素直に話す


「リンナ様今まで答えてきた子供達がリンナ様を先生と呼んでいるのです。

最終問題もリンナ様なら難なく正解されると思いますので謝罪させて頂きました。

どうか破壊だけはお許しください。」


リンナはウサギの素直な態度に頷き答える


「わかった。最終問題に正解したら隷属する。この先いろいろ協力して貰うからいい?」


「わかりました。では最終問題です。」


コアは難解問題を出題するもリンナはあっさり正解を告げる


「緋色の魔石」


「正解です。おめでとうございます。ではクリア報酬をお渡しします。」



コトッ

コトッ


「反発の魔石と吸着の魔石です。」


リンナは魔石を受けとる。


「よし。これでアイムが魔道具つくれる」


レインボーラビットはリンナが報酬を受け取ったのを見て発言する


「では皆さんをダンジョンの深部コア部屋へ案内します。」


レインボーラビットは全員をコア部屋に転移させる


シュン


コア部屋でリンナが大きなダンジョンコアに手を当てコアをリンナの魔力で染めて行く。


完全に染まったところで分身体がリンナに話しかける


「これでNo.18ダンジョンはリンナ様に隷属いたします。ご主人様あたしに名前をお願いします。」


リンナは頷き答える


「あなたの名前はマンゴーこれからよろしくね。」


「はい!ご主人様よろしくお願いします。」


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