第208話ダンジョン情報

レイたちが旅立ってからダンジョン攻略組がモルトンに戻りレイの眷属のライム、パルム、アイムが全ての情報を持ちゴルドバトスダンジョンのミカンの所に向かう


残りの攻略ダンジョンの情報を調べるため集まったメンバーは攻略ダンジョン№9レモン№7ミカン№5カボスとレイの眷属アイムとライム、パルムだった。


アイムが集まったメンバーに話しかける


「ここにいるのレイママの眷属だけだからアイムが叡智の知識で得た情報を全て話すのね。

ハッキリ言いますの。この世界は大地の精霊の加護と水の精霊の加護が薄くなってるから後数十年もしたら崩壊するの。


崩壊は精霊の影響はあるけど、一番の問題はブロキア国なの小国なのにあの国だけ豊なの変に思って眷属のアサたんに調べてもらったの。


そしたら人間は愚かにも妖精の森ともいわれてる森林のほとんどを伐採していたの。

そしてその中心にある妖精の泉の周りに貴族が屋敷を建て水を大量に汲み上げ売っているの。


そして泉は枯れつつある3箇所ある泉も同じことが起こっているの」


ライムがあっさり切り捨てる


「妖精の森と妖精の泉の水はこの世界の魔素循環のバランスのため、水と大地がおかしくなれば火と風が暴れる。大地に眠る火が地上に溢れ出る。風も吹き荒れる。馬鹿な人間なんて滅べばいい」


パルムは自分の考えを伝える


「パルはよくわからないでも人間が自分んでやった事だし知らない。でもミレイは違う動く。ならパルムもミレイ守るのに動く。ミレイ害する者もう手加減しない。」


アイムは二人に自分の考えを伝えみかんに協力を求める


「アイムはミレイママのやりたいこと手伝うの。ミレイママこの世界見捨てない必ず救うはずなの。でもこの崩壊はもう眷属が協力しても救えないだから女神の力が必要なの。

だったらアイム達眷属は全力でミレイに女神様になってもらうの。

そしたらアイム達も使徒に格上げになるもっと強い力持つ。だからミカンたちも協力してなの」


ミカンたちコアたちも頷く


アイムの知識とコアたちの記憶と知識で今この世界にあるシングル№クラスのダンジョンが判明する


ミカンがカボスに話しかけ情報を引き出し場所に詳しいレモンに確認しながら纏める


結果わかったのは№1~№9のダンジョンの名前とおおよその場所そして深層攻略して得られる宝までほぼわかった。


攻略組はライムのチームとパルムのチームに別れて引き続き攻略をしていくことになり情報を纏める


【攻略必要ダンジョン№1~№9】


No.9クランプラーダンジョン パラパラス山標高6500m山頂(攻略済み)☆古の地図と歴史書

No.8メラモトルダンジョン パミール大峡谷のどこかにある ☆真実のコンパス

No.7ゴルドバトスダンジョン ギマラス大森林奥地(攻略済み)☆案内人

No.6コストポトスダンジョン ゴビル砂漠中央付近 ☆遠見の鏡(??????)

No.5フランキャニオンダンジョン ボルテラ高地の巨大渓谷 ☆水瓶と古の鍵

No.4クロロアートダンジョン セイシール諸島の無人島 ☆隠されたダンジョンの鍵?(No.1~No.3?) 古のコンパス(????)

No.3ヴェルウエラダンジョン マドララ火山火口付近 ☆古の宝箱(?????)

No.2バドワークスダンジョン ノーススイーク島氷の島 ☆真実の泉(????)

No.1マリンネルダンジョン マリアネーア海山洞窟(No.2~No.9までの攻略の証必要)☆(?????)


アイムが調べた一覧を見てミカンに質問する


「この中ですぐに行けそうなところ。おすすめ教えるの。」


ミカンが説明する


「この中の№4から先は各ダンジョンの攻略の証がないと最後のボス部屋の扉が開きません。ですから№8と№6がおすすめですが、どちらも広くかなり入り口が見つけにくいです。」


見つけにくいと聞いてライムがミカンに質問する


「ミカン渓谷は地形変わらない。でも砂漠は絶えず地形が変わる何か目印はない?」


するとカボスが答える


「目印は無いけどわかる方法ならあるでぇー」


アイムは意外なカボスからの発言に驚く


「アイムはん。なにそないに驚くんや。失礼やで。うち悲しいわ」


カボスの言葉に戸惑うアイム


そんなアイムにミカンが謝り補足する


「アイム様ごめんね。この子こんな話し方しかできないの。わからなかったら私が説明しますのでお許しください」


カボスは軽い口調で謝罪し話を続ける


「アイムはん。かんにんしてなぁうちこんなんやねん。ほな続き話すでぇ。」


アイムはブツブツ呟く


『何?この子何でこんな話し方?わからない言葉あるの。話し方も変だしイライラする』


「ライムはんもよう聞いてなぁ。この世界のダンジョンは皆特殊な素材で作られてるんやねん。そやさかいその素材に反応する魔道具作ったらええんとちゃうか」


アイムはその事を聞いて頷く


『よくわからなかったが素材に反応する魔道具か…確かにダンジョンは特殊な素材で形成されている。この子はその事も言ってたの?たぶん…』


カボスはアイムに尋ねる


「アイムはん道具作れんのやろ?」


アイムはカボスの質問にムッとして答える


「カボス失礼なの!アイム魔道具作るの得意なの!プンプン」


「いや。うちさっきそう言うたやん。何を聞いとんねん。」


アイムの感情が乱れだしたのでミカンが間に入る


「はい!カボスは黙って!アイム様ここから先私が入り

ます。カボスの言葉はわかりにくいので私が代わりに伝えます。カボスも謝って!」


「えー!なんでやねん。うちまちごうた事言うてへんで!まぁわかりにくいさかいなぁごめんしてな。」


カボスの言葉に皆イライラしだす。


ミカンはすぐにカボスに早く本題に入るように言う


「カボスはこれ以上無駄な事は言わない!早く本題を言って!」


カボスは納得がいかない様子だが渋々話し始める


「うちが攻略されてからちょっと能力上がったさかいな。分身作って他のダンジョンの様子見に行っとってん。

ほしたら№18のフルレルダンジョンがな気になって何回も様子見に行っとったら、フルレルはん。うちがダンジョンコアの分身やとわかって警戒してハジキだしよってん。

ひどいでっしゃろ。ほいでなむかつくさかい何回も行っとたら、なんやしらん入り口でポーンってずっとはじかれんねん。」



アイムはずっとこいつ何言ってるって感じで見つめてる


『カボスの言葉全然わからない!早口で話してるからよけいわかんない・・・』


ミカンは少し頭の中で整理してアイム達に話す


「アイム様カボスが言うにはストーカー行為してたら拒否されて入り口に防犯装置つけられたと言っています。」


カボスはミカンに喚く


「ちょ!うちそんなこというてえへん!なんやストーカーって!」


「もういいからカボスが話すとアイム様混乱する。少し黙ってて!」


「えー-!うちかて「カボス黙る!」も・・・」


カボスがふてて座り込んだためミカンが話し始める


「カボスの話しではストーカー行為のカボスを嫌ってフルレルダンジョンがダンジョンコアのコピーをはじく何かを作ったと思います。

はじくことが出来るならその逆もアイム様なら出来るのではないでしょうか?」


アイムはミカンの言葉にブンブン頷く


「出来る!うん。できるよ!すごいのミカン」


パルムがぼそり呟く


「まぁこれもストーカー行為をしてたカボスのおかげですが・・・」


アイムは話をまとめこれからの事を話す


「まず攻略組は№18フルレルダンジョンの攻略組とNo.8メラモトルダンジョン攻略の準備パミール大峡谷のルート確認お願いするの」


ミカンはアイムにダンジョン深層にいろいろ作ってるから攻略組の準備に役立ててほしい事を告げる


「アイム様深層階層にいろいろ畑に実ってますのでお役立て下さい。」


アイムは一度モルトンのミレイの舘に戻ることを告げ転移する


「みかんいろいろありがとうなの。また来るのね。」





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る