第202話№5フランキャニオンダンジョン攻略②
☆フランホーンラビット ランクSS
物理、魔法耐性が強い。
角から放たれる雷撃はレベル5
超速で放たれ当たれば死ぬ。
動きも超速で捕らえるのは難しい
それが5体ドラゴン倒すより難しい。
パルムのボスの情報にエリアリア達は驚く
えーー!
レイカはボスを見て少し考えパルムに尋ねる
「パルムどうやってあいつら倒す?」
パルムは全員の黒のローブをマジックバックから出す
「みんなこれ着るのね。少し重いけどゴムでできてるから雷撃耐えれる。でも衝撃波あるから皆身体強化で耐えてなの」
レイカはローブを受け取り確認する
「確かにプニュプニュしてて少し重いわね。ゴムって素材よくわからないけど、雷撃が耐えれるなら何とかなるかな。」
レイカは皆に作戦を伝える
「エリアリア、ミズキはあいつらの攻撃が集中するように挑発して誘って!パンジーとモクレンは広範囲の暴風と小さな石粒で奴らの視界と嗅覚を潰して!
私とシャルテで奴らの脚を集中して剣撃を放つ。
出来るだけ1体に集中して何度も放つ!いくら物理耐性があっても私達だって剣撃の威力はレベル5だ!
スピードが落ちたらクレアスは幻影弾を放って動きを止めてくれ!
後はパルムに任せる。みんな最後の戦いよ気合入れて行くわよ!」
「「「「「はい!」」」」」
それぞれ別れ作戦通り行動する。
フランホーンラビットは動きが早くなかなか思うように行かない。
それでも何とか1体動きを鈍らせることに成功する。
クレアスが放った幻影弾は見事に一体を捕らえ一瞬動きが止まる。
そこにパルムのストーンウォールが20mはある巨大な石壁が高速で動きの止まったフランホーンラビットを直撃する。
フランホーンラビットは一瞬止まったがすぐに復活し動こうとしたが巨大な石壁の範囲から脱出できず潰される。
残り4体も作戦が成功し、次々捕らえられ強烈な石のぶつかる音が響きフランホーンラビッが挟まれ潰れる最後の1体が潰れる。
とダンジョンが攻略された事を示すコアへの扉が開く。
レイカを筆頭に扉を開けコアの間に向かう
フランキャニオンダンジョンのコアはピンクのウサギの姿で現れ少し偉そうに話しかけて来る
「あんたらなかなかやるやん。うちこのフランキャニオンダンジョンを管理しているコアやよろしゅうな。」
レイカはコアの態度と話し方にイラっとするも挨拶をする。
パルム達も無愛想に挨拶をする
「娘ミレイのために攻略に来たレイカだ!眷属パルム!№冒険者エリアリアだ!同じくクレアスよ。冒険者モクレン!魔導師パンジー!剣王のシャルテだ。剣聖のミズキよ。」
レイカ達を見てピンクウサギは調子にのって態度がでかくなり隷属か破壊を選ぶ選択をせまる。
「あんたら攻略したよって、まぁ仕方ないさかい選ばしたるわ。うちを隷属させるか破壊かや!まぁルールやから仕方ないけど、うちあんたらに隷属なんてされるん嫌やけど、ルールに逆らえんから言う事きいたるわ。ほな選んで!」
レイカもエリアリア達もコアの態度の悪さにかなり苛立ちパルム達に小声で話しかけパルム達も小声で不満を話し合う。
レイカ『ねぇパルムこのコアを染めるのやっぱりあなたしか無理かしら?』
パルム『コアは大きいからパルムでないと無理なの。レイカあいつの態度あれだからコア破壊する?』
アリア『パルムしかできないのか・・しかしあいつの態度なんなんだ!イライラするぞ』
パンジ『言葉凄くわるい!いらいらする。』
ミズキ『みんなも思ってること同じか。ほんと態度わるい』
シャルテ『こいつ何で上から目線で話す!しかも言葉よくわからないし!態度もでかいしイライラする!』
クレアス『私もちょっとイラっとしてる』
モクレン『ならこいつを脅して慌てさせてやれば素直になるかもよ。』
レイカ『モクレンどうするつもり?』
モクレン『コアの隷属はパルムしかできないでしょ。あいつは隷属が失敗すると思ってるから態度がでかいのよ。
だからパルムは今抑えてる魔力放出を解除して、そしたらあいつ凄さに驚くと思うの。
それで反応を見て選択するのよ。
破壊って!
フフフたぶんあのくそ生意気な態度変わるわよ。』
レイカ達は皆頷きモクレンの提案に賛同する
『『『『それいい!』』』』
レイカはパルムを見て合図する
パルムはピンクウサギの前に立ち抑え込んだ魔力を解放する。
するとパルムのから膨大な魔力のオーラが溢れる
ピンクウサギは驚き少し震えている。
パルムはピンクウサギに告げる
「パルムが選択する。破壊で!」
ウサギは一瞬驚くも平静を装いまだ強気に話す。
「はぁーあんたらアホなん?破壊したら女神様から預かってるアイテムと情報なくなんねんで!ほんまええの!」
レイカ達はピンクウサギの態度にイライラをつのらせる。
『こいつ!まだ態度変えないのか・・でもあと一押しか・・よし!やれ!』
レイカはパルムに合図を送る
パルムは頷きはっきりと告げる
「パルム達真剣!ミユミレイア様に女神の力を取り戻すため!協力しないコアはいらない!だから破壊!どうやればいい!早く教える!このダンジョン破壊これ決まり!」
するとピンクウサギは震えて泣き崩れ土下座をする。
「わーんごめんなさい!ごめんなさい!ほんまごめんして・・グスン・・ うちがわるがった グスン・・」
レイカは魔力の揺らぎに変化ないのを確認してピンクウサギに話しかける
「まぁ反省してるみたいだから許してあげるけどあの態度はダメよ。私達に協力するのね。」
「うん。協力する。ほんまごめんなぁ・・」
レイカは皆を見ると全員頷くのを確認してパルムを見て合図する。
「私達はミユミレイアの眷属で使者この世界のために協力している。だからコアも協力する。」
ピンクウサギは頷き答える
「わかった。うちも女神様の力になるさかい隷属して!」
パルムは頷く
「わかった。じゃ案内して」
ピンクウサギはコアの場所に連れて行く
「これがうちのコアやで。これをパルムはんの魔力で染めるんやで。問題ないと思うけど失敗したらあかんでぇ気合入れてやりやー」
パルムは頷きコアに手を当てる
皆も祈る気持ちで見つめる
コアが一言告げる
「覚悟はええな。」
「問題ないのね!パルムは女神ミユミレイアの眷属エンシント・バスタースライムなの!」
ピンクウサギの姿は消え声が響く
「ほな魔力ながしてなぁ。」
パルムがゆっくりコアに魔力を注いでいく。
コアも白い輝きを放ちやがてピンク色に変化していくその輝きは激しくなりパルムの身体も光で見えなくなる
見守る者達もその美しい光景に見とれる
暫くして光が収まりコアの色がピンク色に変わり一人のうさ耳獣人少女がライムの横に立っていた。
光が収まりパルム達を見てレイカが呟く
「上手くいったみたいね。」
少女がパルムに話しかける
「ご主人様無事コアは染ったよって隷属完了やからうちに名前つけてな。」
パルムは相変わらずの態度のウサギを見て首をふる
『この子もう少し教育必要なのね。名前つけたらミカンにお願いするのね。』
パルムは名前を告げる
「名前はカボス」
うさみみ獣人はパルムに相変わらずの態度で話しかける
「パルムこれからよろしくやで」
パルムは態度のでかいカボスに告げる
「カボスその態度ダメなのね。ご主人様にもその態度なら。もうここに誰もここに来ないのね。」
カボスは変えれないと言う。
「そんなん無理やわ」
「ふーんわかった。ならコルドバトスのミカンにお願いするのね。待ってて」
『ミカン聞こえる?パルム今フランキャニオン攻略してコア隷属したの。でもこの子態度悪いのね。
このままならミレイ傷つくのね。お願いできる?パス繋がってるから転移してこれるでしょ。』
Mk『任せて!ミレイ様傷つけるのはダメ!お仕置きする!』
カボスは相変わらずの態度でパルムを見ている
そこにミカンが転移してくる。
ミカンはレイカ達に挨拶をしてカボスに近づく
「レイカ様、ナンバーズの皆様、攻略ご苦労様です。カボスの事はお任せ下さい。」
レイカもミカンはダンジョンNo.からすると格上と思ってたから、心配して話しかける
「ミカン大丈夫なの。貴方No.7でしょ?」
「心配ない!」
ミカンはカボスを連れて隅っこに行く。
少し二人で話し合ってミカンが戻ってくる
「カボス来て!」
「はい!お姉さま」
ミカンはカボスに命令する
「ミカンまだやること残ってる!レイカ様に謝って女神様の情報とアイテム渡す!」
カボスは別人のようにレイカ達に話しかける
「レイカ様ナンバーズの皆様、パルムお姉さまごめんしてな。うちこのしゃべりしかでけへんね。」
レイカ達も態度が変わってるのでわかったと頷く
「わかったわ。話し方は仕方ないわ。」
カボスはパルムの前に行き頭を下げ謝りアイテムを渡す。
「パルムお姉さまごめんな。うちが渡す攻略アイテムはな次元の水瓶やねん。
これな、この先でご主人様が行く事になる真実の泉の水を汲むために必要になるねん。
あとこれが古の箱の鍵やねん。
泉もダンジョンにあるし古の箱もダンジョンにあるねん。」
「わかったのね。ありがとうカボス」
ミカンはレイカに戻って大丈夫と伝えミカンはもう少し話すると言って転移していった
「レイカ様これで全て攻略者にする手続きおわりです。戻って大丈夫です。
パルムいるからミカンのダンジョン経由してモルトンに戻るとはやいのね。」
「わかったわミカンありがとう後で報告お願い。」
ミカンはカボスを連れ転移する。
レイカ達はそれを見てパルムがみんなと一緒に転移していった。
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