第198話№9クランプラーダンジョン攻略②
ライム達はボス部屋の前で打ち合わせをしボス部屋に突入する
ボス部屋に入ると眩しいい光を放つ巨大なカニが姿を現す。
「あれがこのダンジョンの最終ボスあのクリスタルボディーは魔法を跳ね返し剣や弓も跳ね返す。だからみんなは打ち合わせ通りライムの指示通りに動いて!じゃいくよぉー」
ライム達はボス部屋の扉を開け突入する。
マリ達はボスのでかさに驚く
「何あれ!でかっ!」
「ほんとやたら輝いてるしあれ見てると確かに魔法放っても跳ね返される気がするよ。」
「私たちはライムさんの指示通り動くだけだ。問題ない!」
皆がボスを見て呟いてるところにライムの指示がとぶ
「ライムがあいつの上に樽を投げるからそれをリンテアとクロルが石弾で破壊して!
樽の中身があいつに全部かかるまで投げるから破壊し続けて!
メリとマリはあいつが動かないように足元周辺に攻撃を集中させて!チェロスとフライヤーは氷結魔法を放って!」
「「わかった!」」
「「足止めねOK任せて!」」
「「でかいからちょっと接近して氷結を叩き込む!」」
ライムはマリ達が配置に着いたのを確認して樽を放り投げて行く
ヒュンヒュンヒュン
「「よし!石弾!いけぇー!」」
リンテアとクロルの放った石弾は樽に命中していく。
破壊された樽は中身がクリスタルクラブの上に降り注ぐそれを見てライムは皆に声をかける。
「今の所上手く言ってるから」
クリスタルクラブは足止めされ樽の中身のジェルが全身に降り注ぐ
それを見てライムがクロルとチェロスに氷結魔法を放つように指示する
「今です!クロル、とチェロスはあいつを凍らせて下さい全部凍らせなくてもいいです。脚とかハサミでいいから部分部分を破壊します。」
すぐにクロル達は氷結系魔法を放つ
それが上手くいったのを確認してライムは指示を出す
「リンテアとクロルは凍った場所に石弾で攻撃!氷結が取れたらベルメラとフライヤーは火球で同じ場所を攻撃!
すぐ後に再びクロルとチェロスが氷結魔法を放つこれを繰り返して下さいメリ、マリは相手をひきつけていてください!」
「「「はい!」」」
こうして繰り返しの攻撃を重ねる事数時間クリスタルクラブに亀裂がはしりハサミと足が破壊される
クリスタルクラブは最大の武器であるハサミが破壊され、足も片側がない状態で動きが止まる。
こうなると後はタコ殴り状態で時間ほどでライム達は被害なく倒し最終階層に続く扉を開けトラップを回避しながら降りて行く。
階層のダンジョンコアの部屋まではライムにかかるとトラップも問題なく退け攻略組は無事コアのある部屋にたどり着く。
クランプラーダンジョンのコアは待っていたかのように姿を現し丁寧に対応する
「皆様攻略お見事です。私このクランプラーダンジョンを管理しているコアです。」
ライム達も挨拶をしていく。
「ミレイの眷属ライムです。同じくマリ、メリ、ベルメラ、リンテア、クロル、フライアー、チェロスです。」
それを聞いてコアは話し始める
「では皆さんダンジョンをく略されましたので判断をお願いします。破壊か隷属させるか選んでください。」
ライムは即答する
「隷属!」
「わかりましたではコアを魔力で染めて下さい。失敗しますと強制排出になります。攻略者の証は差し上げます。
ただ皆さんが望んでる古代地図と文献は差し上げれません。
これは私の主となられた方のみが所有することが出来る物なのですみません。」
ライムは頷きコアに手を当てる
皆も祈る気持ちで見つめる
コアが一言告げる
「本当によろしいのですね。」
「問題ない!ライムは女神ミユミレイアの眷属エンシントフォージスライムなの!」
コアは消え声が響く
「では始めて下さい。」
ライムがゆっくりコアに魔力を注いでいく。
コアも白い輝きを放ちやがて青く色が変化していくその輝きは激しくなりライムの身体も光で見えなくなる
見守る者達もその美しい光景に見とれる
暫くして光が収まりコアの色が青色に変わり一人の少女がライムの横に立っていた。
光が収まりライム達を見てマリが呟く
「無事終わったみたいね。」
少女がライムに話しかける
「ご主人様無事コアは染まりました。隷属の証名前をお願いします。」
ライムは頷き呟く
「名前はレモン」
コアは嬉しそうにライムに抱き着く
「ライムお姉さまこれからよろしくお願いします。」
「うん。レモンこれからよろしく。でもライムの主人ミレイの命令の方を優先してほしい。これ大事なの。」
レモンは頷く
「勿論です。ライムお姉さまに染められミユミレイア様の情報もこれまでの事も頂きましたので、私も全面協力します。
まず古代の地図と歴史書です。これで1000年の地図にある国名の変化と歴史書で推移がわかると思います。」
「ありがとう。これで鍵の一つ集まったの。じゃライム達モルトンのご主人様の所に戻るね。」
レモンはこれでミカンお姉さんとも繋がったから二人でご主人様の所に行くと言い出す。
ライムは意味が分からず尋ねる
「ゴルドバスのミカンと繋がったってどういう事?二人がダンジョン離れたらどうなるの?壊れないの?」
レモンはミカンと繋がったのは攻略者が同じだからだと、神族のミレイとの繋がりの影響でダンジョンにいなくてもよくなったことなど教えてくれた。
『たぶんミレイが神族になった影響でいい方向に動いてるのかな?
二人が来てくれた方がいちいち聞きに行かなくてもいいしミレイもいろいろやってるから助けにもなるかも。』
「ダンジョンが問題なく維持できるなら来てもいいの。ミレイも喜ぶと思う。」
レモンは今から戻りましょうかと言いだし。
ライム達は意味が分からず了承する
「戻る?まぁモルトンにもどるから・・」
ライムが考えてるとレモンが手を広げ言葉を紡ぐ
「δμΔδゴルドバス!」
その瞬間視界が暗転する
シュワン
「レモンいらっしゃいなの」
マリ達は驚く!
「「「はぁー--!」」」
ライムもビックリする
「ダンジョン間転移?」
ミカンが嬉しそうに答える
「私達ナンバーズダンジョンは女神グランシア様の管理下にあるので同じ攻略者の場合こうした転移が可能になります。
そして私たちが繋がった事で魔力が広がり私達のダンジョン間にあれば地上のどこからでもダンジョンに転移が出来るようになります。
私たちもレモンと繋がったので遠隔でダンジョン管理できるようになったから、ミレイママにいつでも会いに行けます。」
ライムはダンジョン攻略が進むとコアたちも能力がUPするという事がわかったので確認する。
「ようするにダンジョンの攻略が進めばさらに能力が増えるってことなの?」
ミカンとレモンの二人は頷く
「はい!」
「ミレイママの能力も上がりますよ。」
ライムは呟く
『これミレイにとっていいことだしいいよね。』
「じゃ攻略終わったし目的の物手に入れたしミレイの所に戻るのね。」
ライム達は目的を達成してモルトンに戻ってて行った。
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