第195話眷属達の目覚め問題児

眠るエルム達を前にレイが立っているとアイムが早くするように促してくる


「ミレイママ覚悟決めるのね。お姉ちゃん達まってるのね。」


パルムは何も考えずレイを促す


「ミレイの魔力凄く気持ちいいからエルム達もきっと喜ぶのね。」


ティムも頷き自分の感想を伝える


「確かにご主人様の魔力ほ凄く心地よく力が溢れて来ましたから、きっとお姉さま達も喜ばれると思いますよ。」


いやだから怖いんだけど…


考えてても仕方ないからやるか…


レイは覚悟を決めエルムを抱き起こし思いを込めキスをする


「じゃエルムから・・エルム町を守ってくれてありがとうね。またミレイと一緒に楽しく過ごそうね。」


ブチュー---


レイは魔力を注いでいくと1時間…くらいでと同じように変化が起きはじめたけど・・あれなんか・・進まないもう少し注いでいくと



エルムの身体が他の子達より白い光に包まれる


これまずいかも・・


パァーーーーーン


ん~~


「うふふ・・」


え?


ギューー

ブチューーーーーー


な!こいつ


や・やめろー-舌入れてくるなぁー--


「んー-」


少ししてティムとパルムがエルムを引きはがしてくれた。


「エルムお姉さまいくら嬉しいからってご主人様にも心の準備があるんですからダメですよ。」


「エルム嬉しいのわかるパルムも抱きしめたいの我慢してるエルムだけはダメ」


「ごめんなさいなの。許してなのミレイ」


助かったぁー


でもこの子達前とやっぱ変わったよね。


エルムは相変わらずだけど・・


「エルムおはよう。また一緒によろしくね。」


エルムは嬉しそうにレイの腕をとり頬にキスをする


「大好きなミレイよろしくなの」


あと二人か・・暴走ミルムとポンコツポルムか・・


アイムがためらってるレイを急がせる


「ミレイママここまで時間かかってる続けるなら急いで、やめるなら明日にする。でもミルムお姉さんもポルムお姉さんも知ったらどうなるかわからない。

だから遅くなっても今日中にやるのがいいの。」


そうだよなぁ・・

次の日なんて知ったら特にうるさいポルムが大変だ。


「わかったやる。ミルムから・・」


ミルムお願いだから普通で大人しく・・


「じゃやるね。」


「じゃミルムから・・ミルムは転移もだけどいつもレイを好き好きって守ってくれてありがとうね。またミレイはミルムが好きだからまた一緒だよ。」


ブチュー---


レイは魔力を注いでいくと1時間…くらいでと同じように変化が起きはじめ身体が白く光り出す・・


パァーーーーーン


レイはミルムを寝かせて様子を見る。


おお今度は反応が早い・・一気に魔力が吸われた気がしたけど、少し注いでミルムの光は収まった。


あれ目覚めない・・失敗?

後ろで見てる3人も何も黙って見てる


レイはミルムの身体を抱き起し触りチェックする


おっかしいなぁ・・身体も睡眠状態でない反応なのに・・なんでだ


突然笑い声が聞こえた後レイはミルムに捕らえられ押し倒される。


「ふふ・・」


ガバ


え?


ギューー

ブチューーーーーー


な!こいつもかぁー---


「ミレイ好き!ミレイ好き!もう離さないのだぁー!そうだ!ボクの空間に隔離しようそれがいい!」


おいー-!なに物騒な事言ってる!なんかキャラも変わってるぞ!


「ちょっとミルム待って!少し落ち着いて!」


先に目覚めた3人がミルムを諫めてくれミルムがレイを離す


「ミルム独り占めよくない!ミレイはみんなのもの。早く離れる。」

「ミルムお姉さまご主人様はまだすることがあるので、閉じ込めるのはダメです」

「ミルムうちが我慢してるのにダメ!するなら一緒なのね。ミレイの子種共有するのね。」


なんか一人とんでもない奴いるけど、何とか助かった・・

でもミルム前より酷くなってない?これから先大丈夫かな


「ミルムお姉さま気持ち抑えて下さいなの。まだポルムお姉さまが残っています。ママお願いなの。」


「わかった。」


アイムに言われレイはポルムを抱き起す。


「ポルムボクの双子のお姉ちゃん。また二人で一緒にお出かけしようね。」


ブチュー---


レイは魔力を注いでいくと1時間…まだ足りない・・そう少し注ぐ・・さらに1時間でみなと同じように変化が起きはじめ身体が白く光り出す・・



パァーーーーーン


レイはポルムを寝かせて様子を見る


するとポルムが身体をくねくねさせて悶えだす


「あーんもっとぉー-お姉ちゃんに注ぐのじゃぁー」


はぁ?こいつ何言ってる


「ミレイよその大きくなったのをお姉ちゃんの中に入れるのじゃ」


おいーー!何を想像してるー


ダメだこいつ。ろくなこと考えてない早く起こそう


「ポルム!起きて!朝だよ!」


「嫌なのじゃ。今からミレイの子種をもらうのじゃ。あと少しで入るのじゃ。」


何言ってるの?やめろぉー-他のメンツが暴走し出すだろうー-!

ヤバイみんなの目つきが変わって来てる。


ユサユサ


「お姉ちゃん起きて!ご飯できてるから起きて!ポルムの好きなハンバーグだよ。」


ガバッ


「ハンバーグー!食べるのじゃぁ」


はぁーやっと起きてくれた。


これで全員目覚めたけど、これからこの子達に鍵の事説明して協力してもらうの大丈夫かなぁ・・


みんな前よりパワー上がってる見たいだし性格も変わってるポイし・・


不安だぁ・・


まぁボクの周りの人達が助けてくれるしボクは言われた通り頑張るだけ


アイムが目覚めたパルム達を集めみんなが眠っていた間の事これからの事を説明している。


パルム達はアイムの話しを聞いて頷いている。


レイはその様子を静かに見守っている。


『なんか話が終わってからみんなの態度が少し変わったような気がする。』


アイムがレイの手を取りみんなに力強い口調で命令する


「アイム達ミレイママの眷属はママの女神として目覚めさせるためにこの力を解放して、鍵を手に入れるのです。今度は失敗は許されませんの!

女神グランシア様この世界の真の崩壊を防ぐ事が出来るのはミレイママが女神として目覚めないとダメだと教えてくれたの。


だからアイム達眷属は鍵の謎を解かないとダメなのね。

鍵の謎を解くには№1~№9のダンジョン全ての攻略が必要なのです。今ライムお姉さまが№9クランプラーダンジョンの攻略に向かっています。

なのでお姉さま達は手分けして今わかってる№のダンジョン攻略に向かってもらうのね。」


ティムがアイムの話しを聞いてレイの横に立ち皆を上手く扱い指示している


「ではお姉さま方準備は私がしますので、攻略場所が決まるまでご主人様のお相手お願いします。アイムどこを誰が攻略するか教えて下さい。

決まれば私はコルドバトスのダンジョンのサブマスミカンに情報を聞いてまいります。それから同行する冒険者たちを集めて来ます。」


アイムが頷き答える


「ティムお姉さま今わかってるダンジョンは№5フランキャニオンダンジョンなの。ミカンから情報聞いて集めるメンバーは任せるのね。」


ティムは返事をしレイに挨拶して出て行く


「わかりました。ではご主人様少しの間お側を離れます。」


バタン



なんかボクが何も言わなくてもアイム達が行動してくれてる。


ボクも頑張らないとでもダンジョン攻略かぁー行って見たいなぁ

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