第128話ミルムは王都で頑張る?トラブル?


☆★☆★☆★…

ミルムバイスル国王都で頑張った~ミルム視点


じゃ行って来るねぇ


神速!

シュン…


レイのお願いは、王都で転移ゲート作る事かぁ…超簡単なのねアハ♪

ミルム拒否したらレイ泣きそうになるのわかってるから、そんなレイの顔見るのもよかったんだけど…


どうせレイはミルムの要求断れないのわかってたから、一緒に寝る要求したらあっさりOKしたのねアハハ♪

レイって寝たら何しても起きないからやりたい放題なんだよねムフフ


みんな知ってるのかな?レイの子種取り込んだら能力格段に上がるの…

ただリスクが瀕死でスリープモード以外はスライムに戻れないのと、今の状態から変化できないんだよね…


ミルムは、レイがミルムに望んだ姿のままがいいのね…

大好きなレイ♡早く帰って子種たくさん貰うからねアハ


シュン…

シュン…

シュン…


おぉあれが王都かぁ…

大きいなぁ…めちゃくちゃ人いるのねぇ…

隠密と気配遮断で中に入ってもいいけど、問題起こしたらレイに迷惑かけるから並ぶのね。


冒険者カードあるし問題ないのね


……

「よし通っていいぞ!」


「ありがとうございます」


スムーズに入れたのね。


どこにゲート作る?一番いいのって家を買ってそこに作るのが一番安心なのね。


とにかくこの平民街?わかんないけど、ここを見て回って考えるのね。


やっぱ人がたくさんいるから、何かうるさいし匂いもあんまし好きじゃないのね。

市場も人で溢れてるのね。さすがこの国で一番大きな町だね。


あそこに門がある兵士もいてチェックしてるね。なんだろう・・


ガヤガヤ


試しに並んでみよ・・


「次!」


いよいよミルムの番だ!

「はい!」


「要件と紹介状と身分証を見せよ!」


え?用件?紹介状?何ですかそれ?


「用件はこの先が気になったからです。紹介状はないですね。」


すると兵士が怒りだす


「この先は貴族街だ!紹介状のない者は入れん!そんなことも知らないのか!帰れ!」


ここで問題起こしたらレイに怒られるのね。仕方ないからさっきの所に戻るのね。


「ごめんなさいなのね。」


やっぱ貴族だけしか行けないみたいね。平民の街に戻って、見て回るのね。


うわーいろいろな野菜沢山売ってるのね。

野菜いろいろ売ってるけど、全部ダメダメなのね。

レイの野菜をSランクとしたらこの野菜ほとんどFランクあっちの野菜はGランク栄養ほとんどないのね。

こんな野菜食べて人間は何も感じないの?


人が多いから、ところどころで喧嘩のような言い争いもあったのね。


ん?

あれ小さい子ども二人が道端でうずくまってるのね。

二人とも怪我してるけど、一人の方は怪我酷いのね。早く治療しないと死んじゃうのね。


みんな何してるの?その周りの大人は、遠巻きに見てるのね。何でなの?


3人ほどの大きな男が何か喚いてるのね。


周りの人間達の声を集めると、3人の男達が酒瓶を持って前を見ず話ししながら歩いてて、二人の子供にぶつかり酒瓶を落として割れたのね。


子供達は、露店で買い物してただけで、道端広がって前を見ず歩いてた男達が悪いみたいなのね。


男達は、有名な商会の息子とその護衛で、子供にぶつかり酒瓶を落とした息子は、子供を蹴り飛ばしてうずくまるその子供にさらにもう一人の男が蹴ったら少し大きい子供が庇い蹲ってる今の状態なのね。


レイは子供を凄く大切にする。

そんな子供にあきらかに自分達が悪いのに…

蹴るなんて許せない!周りも相手が悪いから見て見ぬふり…

助けれないなら通報すればいいのね。

何故しない…


もうダメ!我慢できないのね。助ける!


カツカツ


「大丈夫?ちょっとお姉ちゃんに見せてなのね。」


男達は、いきなり目の前に現れたミルムを見て文句を言う


「おい!エロい姉ちゃん!邪魔すんな!

まだそいつらにはこの割れた高級酒瓶の弁償して貰わないといけないんだよ!」


「そうだ!どけ!それともてめえがそのエロい身体で払うのかギャハハ」


「おう!それでいいやこっちに来い!」


レイの一番嫌いな人間だ…殺してしまうと叱られるから我慢するのね。


「ゴミは黙って!私に少しでも触れるとその汚い顔潰すのね!」


男達は威勢のいいエロいビキニアーマーを身につけたミルムを見つめにやにやしながら二人が襲いかかる


「おら!俺がそのビキニアーマーとってやるよ!」


ヒュン

ドゴ!

ぐぇーー!

バタ


ヒュン

ドゴ!

ぐえーー!

バタ


「フン!警告はしたのね。ゴミ!」


護衛がやられ怒りわめき散らす商会の息子


「おい!女!俺は、ガスカスト商会カストラートだぞ!こんな事してただで済むと思ってるのか!おい!誰か警備兵を呼べ!」


何言ってるの?この人間バカ?何か殺したくなったのね。


「ここに大勢あなた達の行動見てた人いるのね。問題ないのね」


「ふん!馬鹿めここはガスカスト商会が管理してる所だ!誰もてめえの思うように証言しねえよ!」


ミルムは男を無視して、怪我のひどい子供を抱き抱えもう一人の子供に話しかける。


「この子の事心配いらないから、ちゃんとお姉ちゃんが二人とも治してあげるのね。

あなた達のお家に案内してなのね。」


ミルムの優しい言葉に泣きながら頷くミルムの手を握る。

この子足折れてる・・痛いはずなのに・・


すると、騒ぎを聞き駆けつけて来た警備兵士と、偶々近くにいた姫騎士がかけて来た。


「何を騒いでいる!」


警備兵士が状況を見て倒れてる男達を睨み付ける。

その態度が気に入らなかったのか、カストラートが怒りをぶちまける


「何を睨んでる悪いのはあの女だ!俺はガスカスト商会カストラートだぞ!あそこのガキが俺にぶつかりそのせいで酒瓶は道に落ちて割れてしまったのだ。


なのにこのガキ謝りもしねえから、ちょっと蹴っただけだ!それを事情も知らないのにそのビキニアーマーの冒険者が、俺の護衛を殴ったんだ!

どっちが悪いかわかるだろ!」


姫騎士はじっと様子を見ている。

兵士は、周りから聴取をするが、誰も答えようとしない


「ほら見ろ!俺の言ってる事がただしいから目撃してた者も何も言わないではないか!

さっさとあのビキニアーマーの冒険者を捕らえろ!」


兵士は何度もちゃんと話すように周囲の者達に言うが誰も答えようとしない


それを見てミルムはがっかりして、兵士と姫騎士に向かって話す。



「誰も証言してくれないのなら、仕方ありませんね。兵士さま、姫騎士さま、一緒に同行して頂いて構いませんので、この子達を家に送り届けこの子の傷を治療してから同行しますのね。

それでよろしいでしょうか?」


兵士も姫騎士もこの場の雰囲気で申し訳無さそうに答える


姫騎士も駆けつけた兵士も頭を下げる


「すまぬ」

「申し訳ない」


へぇーー

こんな人間もいるんだ…

二人共綺麗な魔力の色してるのね…

合格だね


兵士達が頭を下げついて行こうとするのに激怒するカストラート


「お前達!何故すぐに捕らえん!何をそいつに頭を下げる!さげるのは俺にだ!バカヤロー」


そう言うと走って来てミルムの前に立ちふさがる。


ダダダダ…


「行かすわけないだろがぁ!先に貴様を捕らえて取り調べだ!なぁ警備兵!」


姫騎士が説明をしミルムの行動を優先する発言をする


「カストラート殿申し訳ないが子供たちを放置すれば死んでしまうので、申し訳ないが彼女の言う通り治療を優先する。死んでしまえばあなたを捕らえないといけないからだ」


「何を言ってる!上級平民の俺が孤児の行動が悪くて死んで罪になると言うのか!

役に立たない孤児なぞ死んでも問題ないではないか!

これが貴族なら問題にしないだろうが!」


何言ってる人間!レイの大切な子供の命を・・許さない!

ミルムは、兵士と姫騎士二人に謝罪をしカストラートを闇弾をぶつけ壁まで飛ばす。


「すみませんなのね。」


闇弾

ダン!

ドフ

ぐえー

ヒューー


ドカ!


「ぐぅ・・貴様ァ・・絶対許さんぞ!犯罪奴隷としてこの俺が調教してやる!」


「この件は後でお話聞きますので、今はこの子達を優先させて下さいなのね。後で必ず王都の西門に行くので待っててください」


ミルムは抱きかかえてる子の状態が酷くなったのでもう一人の子供も抱えて、走り出す。姫騎士も兵士も付いて走るが・・


「あなた達は孤児院の子供なの?」


「うん・・」


「わかった子供の魔力集まってるところわかったから急ぐね。違ってたら言って」


「うん・・」


シュン・・


「え?消えた・・」

「おい!嘘だろ子供二人抱えてるんだぜ・・」


シュン・・

シュン・・


「お姉ちゃん凄い・・」


・・・


「よし着いた。ここかな?」


「うん・・」


「ベッドのあるところどこ?」


「あっち!」


「わかったのね」


タッタッタッタ


ミルムが二人を抱えて移動してると先生と子供達が追いかけて来る


「リンナ!アルナ!どうしたの!」


「先生ですか?今はこの子達危ないので話は後にしてほしいのね。」


うーんライム姉様じゃないから回復魔法使えないし洗浄魔法も使えない・・


空間にストックしてる上級ヒールポーション使えば助かるはずなのね。

ミルムは空間から洗浄用の水を出し子供二人にかけて闇玉に吸い込ませる。


よし一応綺麗になった後はこの上級ヒールポーション使えば・・


ミルムの治療する姿を先生と子供達が祈るように見守る


「えっと確か名前は・・リンナちゃんとアルナちゃんか・・」


怪我の酷くない方っていっても骨折してるから重傷なんだけど、その子が弱弱しく自分の名前を言って来る


「アルナ・・」


ミルムはアルナに話す


「アルナ少し待っててね先にリンナちゃん助けるからね。」


アルナは頷き


「リンナちゃんこれ飲んで・・ダメか飲むこともできないか・・仕方ないここはレイを見習って・・」


ブチュ

舌にポーションの液体を滑らせてそのまま奥に・・

ニューー


まずいな鼓動止まった・・

レイの知識・・・・あった!心臓マッサージ体内から直接・・身体の変化は無理だけど舌ならいける


動けぇなの・・なの・・ダメなの?

ならミルムの魔力も注ぐの…


モミモミ

ドクドク

モミモミ


タップン

タップン


よし!動いたの…

でもなんか…生きかえったからいいのね。


今のうちにポーション直接内臓の損傷してるところにかけるです。

これなら回復するのですね。


パァーーン


よし!


次リンナちゃん

「リンナちゃん飲んで」


ゴクゴク

パァーーン


よし!二人とも顔いろよくなったし呼吸もしっかりしてるもう大丈夫だ・・


「みんな二人共もう大丈夫だからね。」


ミルムは先生たちに事情を説明した。


「だから子供達には西の市場には行かないように言ってくださいなのね。」


子供達もうじっとミルムを見つめ頷く


「ミルム行くね」


子供達も先生も泣きそうな顔をしている


「そんな・・子供たちを助けてくれたのに・・捕まってしまうなんて・・」


「心配しなくても大丈夫なのね。今度はミルムの大好きなご主人様連れて来るね。先生は知ってるかな?妖精って呼ばれていろいろ孤児院を助けてる。

ミレイって人だよ。またねみんな・・」


『え?ミレイ様の従者の方・・いけないすぐに殿下に知らせないと・・』


ミルムは孤児院を出て西門に向かって走った。


シュン・・


孤児院綺麗にしてたね。確かレイの事大好きな王妃様いたんだよね。その人がみてるからかな


シュン・・

シュン・・


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