第134話ミルムはやらかしました。

他の小説の改稿を優先して、こちらの話しが止まってました。すみませんでした。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ミルムは次の日、平民街にある孤児院に行く、さすがに剣聖たちはついて来なかったが、姫騎士のチェリーが案内をしてくれ、その後をミルムがついて行く


平民街に入り、歩くこと30分ようやく孤児院にたどり着く


中に入ると二人の子供がミルムに近づき大きな声をあげると、子供達が集まってくる。


「あぁー!リンナとアルナを助けてくれたお姉ちゃんだぁー」


「ほんとだぁ」


わぁー

わぁー


ドタドタ…

ドタドタ…


暫くしてアルナとリンナも走って来る


「お姉ちゃん!アルナを助けてくれてありがとう」

「お姉ちゃんリンナを助けてくれてありがとうリンナあれから凄く変わったんだよ」


え?どういう事?


周りの子供達もリンナが変わった事を次々説明する


「そうなのリンナむちゃくちゃ力持ちになったの」

「そうだよ無茶苦茶走るの早くなったしねぇリンナ」

「リンナコケても痛くないんだよね。」


リンナが嬉しそうに、見て見てと言いながら椅子に座ったアルナを、片手で椅子ごと軽々持ち上げる


ほえ?


ミルムは、目の前でリンナが片手で軽々持ち上げる姿に混乱する


『なんでそんなことになったの?まさか一度心臓止まったから、その時ミルムの魔力の影響?

もうわかんないのね。これってやってしまったって事なの?

ど・どうしょう…』


「リンナちゃん体のお腹のあたりに温かい塊みたいなのある?」


リンナはミルムに言われ、目を閉じてお腹の周りをさする


「うんあるよ!小さな塊があってその周りに凄く濃くてチャプチャプしてる感じする」


ぎゃーそれ完全にミルムの魔力入ってる。

しかもスライムの核まである…


ど・どうしよう・・仮死状態になって完全にミルムの魔力流れ込んだせいなのね。


こんな事ってあるの?ミルムも何が何だかわからない…


と・とにかくリンナの状態のチェックだ…


「リンナちゃん、ちょっとおでこくっ付けていい?」


「いいよぉ」


ミルムはリンナに、おでこをくっつけ情報を見る


【名前 リンナ】

種族 ヒューマスライム(妖精族レア)(4500/5000)

年齢 6歳 ♀(人間形態固定)

身長 105cm 15kg 赤髪ロング

LV.3 (1/1000)

HP 280/280

MP 900/1000

ATP 50/60

DFP 50/60

AGI 1500/2000

INT 20/50

スキル 瞬足LV.3 身体強化LV.3 影縫LV.1 気配遮断LV.1 隠蔽IV.1 空歩LV.1 掃除LV.1 重力魔法LV.1 闇弾LV.1 収納LV.1 睡眠LV.1 毒針EX 石化LV.1 催眠EX 鑑定LV.1 空間LV.1 探知LV.1 眷属召喚LV.1 状態異常無効EX 不死休眠EX


【ミルムの子供】


えーー!何これ…


えーー!ヤバイヤバイ…


仮死状態で魔力流し込んだらこんなことになるの?


(ミルムは、知らなかった。自分が古代種と呼ばれる強力な魔物に進化してるのを…ミルムクラスの魔物が死んだ状態の人間に魔力を流すとその魔力に染められ種族変化が起こる事を…)


これ正直に話してあげないと…


「リンナ二人だけでお話ししたいんだけどいい?」


リンナは頷き少しみんなから離れる


リンナは、少し緊張している


「リンナ体調いいみたいね。たぶん気づいてると思うけど…」


リンナは、頷き答える


「うん♪お姉ちゃんに助けてもらってから、身体が凄く変なの…力が凄く強くなった、他にもいろいろ…」


ミルムは、リンナを見つめ話しかける


「リンナ驚かないで聞いてね。リンナは、あの時一瞬だけど死んだの…

ミルムが必死にマッサージして魔力ながれて生きかえって…

その時にリンナ種族変わったのね。ミルムと同じ妖精族に…」


リンナが驚く…


「えっ!リンナが妖精族?人間でないの?」


「うん…ステータスって唱えれば今のリンナの状態確認できるのね。」


リンナは、自分でステータスを確認して、固まっている


「え?何これ…ヒユーマスライム?ミルムお姉ちゃんがママ?」


「リンナにミルムのステータス見せるのね。でもリンナとミルムのステータス絶対教えちゃダメなのね。」


リンナは頷く


「うん♪でもあの時死んでるなら仕方ないよ…

でもリンナにママができたの嬉しい…

リンナパパもママも生まれた時死んでるし…」


リンナは、ミルムのステータスを見て驚く


「スライム? 凄い… ほんとママだ…

嬉しい…」


ミルムは、リンナを抱きしめ優しく話しかける


「うん♪ミルムも嬉しい。でもみんなの前でママはダメ。お姉ちゃんって呼ぶのね。」


リンナは頷く


「うん♪わかったミルムママ」


ミルムは、リンナと手を繋ぎみんなのところに行く


その後ミルムは、孤児院を管理するモレナに断り孤児院の敷地に工房の小屋を作ってその中に転移ゲートを作る。


ミルムは、先生達に一度モルトンに戻る事を告げる。リンナには、また戻るからと告げてある。

ミルムは、チェリーに連れられ王城に戻る。


王城に与えられた部屋に戻ったミルムは、王妃二人からいろいろ言われる。


え?爵位?何それ?戻ったら謁見?

これってレイに怒られるパターンじゃ…

ヤバイのね。どうするのね。


とにかくレイを連れて来る約束をして、モルトンに戻る。


『ゲートモルトン!』


☆☆☆☆


シュン


ガチャ


「レイ作って来たよ。ちゃんと孤児院の中と王城のレイの部屋に作って来たよ。」


ミルムは、嬉しそうに抱きついてくる


「そうありがとう。お疲れ様…… は?今なんて言った?」


何かとんでもない事してきてない?

一応聞いて見るか…


「ミルム今王城って言わなかった?」


「アハハ…えっとレイのお母様とアイラちゃんと王女様達と一緒にすぐにお城に来て欲しいのね。」


おい!何かやったんだろ!


はぁ…


なんなのもぅ…


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