第115話陰謀

さてと、孤児院の交流前に陛下の問題解決するかな、ライム達の召還した緋色鼠達によって、だいたいの状況掴めてるから、宰相と軍隊の一番偉い人大臣?


一番問題の剣帝ベントウェイに従う者達、第三騎士団の団長ヘルメスクレイの部隊全部で数千が王城内に展開している。


陛下達が幽閉されている棟は、完全に包囲されていて、棟から出る事は禁止されているみたいで棟の前には何人者兵士が立つている。


宰相のネグレヌト、国防大臣ボドルムト、商業大臣のツデェラーが集まり話し合っいた。


3人は、サリアス女王を糾弾するための偽の証拠が、近々集まるのを機に、国民に大々的に発表する予定で、その後、姫騎士や王女をどうするか話し合っていた。


宰相は説明する

「国民には、女王陛下が非人道的な証拠を列挙すれば納得するでしょう。問題は、その後です。」


「女王陛下に忠誠を誓う姫騎士達ですか?」


「そうだ、彼女達は恐らく納得しないだろう…

だから彼女達には、隷属させる魔方陣を仕込んだ部屋に誘い込み、魔方陣を起動させる。」


商業大臣のツデェラーがニヤニヤしながら話す。


「なるほどそれで元姫騎士の大量奴隷ができるわけですね。闇で動いていた、奴隷商人も宰相が国王になれば勿論奴隷制度を復活させるわけですね。」


国防大臣のボドルムトも、兵士の士気あげるためにも、数十人ほど奉仕奴隷として要求する。


「ネグレヌト殿、国防軍隊の各部隊に奉仕奴隷として、姫騎士を数十人要求する!

姫騎士は皆美人ぞろいだ、兵士の士気も上がる。

是非よろしく頼む。」


宰相は、二人に念押しをする。


「二人共私がこの国を掌握すればテオラート国にいるあの方からの指示に従う!

今回ここまで上手くいってるのも、あの方のおかげだと言う事わすれるな!

あの方は、我々の欲望を叶えてくださる!

その事を肝に銘じこれからもあの方の指示通り我々は行動する!」


コンコン


「誰だ!」


「黒梟です。用意ができました。」


「わかった。後で指示する。控えておれ」



ネグレヌトは、説明し指示する


「あれは私の暗部の者だ!心配無用だ。どうやら集まったようだ。糾弾の準備を始めるぞ!部下達を集めろ!」


いよいよこの国が我々のものに…


☆……☆……☆……☆……☆……☆

その頃ミレイ達は、王都ヤールクト冒険者ギルドに来ていた。


ミレイは、受付でギルドマスターかアスカさんを呼んで貰うように言ったが、断られる。


うーんミレイ達だけでも乗り込む?

でも早くしないと、あの部屋に入れられると姫騎士のお姉さん達と戦う事になる。


敵は黒いおでぶ宰相と、お髭豚の大臣と商業ギルドのボスと剣帝ベントウェイこの4人は、闇に染まってるから救えない


おでぶ宰相この冒険者ギルドにも手を回してるのかな?

黒に染まりかけてる人達何人かいるけど…


何でエリアリア達に念話が繋がらないの?魔力阻害されてる?

エリアリアさんやアスカさん達大丈夫なの?


もうミレイ達でやるしかない


「みんな今からサリアス陛下を助けに行きます!

今回の首謀者4人は特に魔力が黒いから手加減必要ない!」


M「ミレイちゃん眷属からの情報で、サリアスが閉じ込められてる棟に、吸引の魔石が沢山仕掛けられている。

早くしないとサリアス達危険になる。」


R「みんなよく聞く!今回の相手油断するの危険、首謀者危険な魔道具持ってる。

ミレイの護衛は、エルムにお願いする。

絶対ミレイから離れない!

サリアスを助けて首謀者に悪い証拠を見せる!

敵が攻撃してきたら4人は殲滅!

特にミレイを殺そうとしたベントウェイは絶対殺す!」


T「ご主人様を殺すなど下等な人間は全て抹殺すべきです。」


ほんとにもうこの子達過激過ぎるよ…


「じゃみんな行くよ!ミルムよろしくね。」


ボクは、ほんと弱いから狙われると死んじゃうから、今回はミルムの服の中に入る。


これってエルムに抱っこ紐で抱かれてる状態だ…なんか恥ずかしけど仕方ないか…


みんな陛下が幽閉されてる棟に移動する


シュン

シュン

シュン

シュン

シュン

シュン


☆……☆……☆……☆……☆


第三騎士団の団長ヘルメスクレイの部隊全部で数千が王城内に展開していだが、

剣帝ベントウェイが、幽閉棟に仕掛けられた魔道具を起動させよ!との指示を受け部下を引き連れ棟に向かう


棟の近くまで来た時、目の前に6人の美女と子供が立つていた。


その後ろには、棟の入り口を監視していた者達が寝ころがっている。


ヘルメスクレイが剣を抜きミレイ達に叫ぶ


「お前達何者だ!ここは王城の中だぞ!部下達に何をした!答えろ!」


ミレイがライム達の前に立ち話しかける。


「サリアス陛下に用があったから来たのです。この人達は邪魔したから寝て貰いました。」


ヘルメスクレイは部下達に手で合図をする


「そういう事か!いいやれ!美女だから上手く捕えろよ!」


ヘルメスクレイの指示で部下達が襲いかかる


「俺が可愛いがってやる」

「あの小さいのは俺がやる」

「獣人めちゃくちゃいい女だぜグフフ」

「あのメイドたまんねぇ」


R「エルムは動かないでミレイを守って!私達は、指揮官だけ残して全部倒す!」


「「「「「わかりました。お姉さま」」」」」


ヒュン

ヒュン

ヒュン

ヒュン

ヒュン


標的が消え男達は慌てる


「「消えた!」」

「「どこへ行った!」」


ドスドスドス…

ドスドスドス…

ドスドスドス…


バタバタバタバタ

バタバタバタバタ

バタバタバタバタ


ヘルメスクレイは、何が起こってるかわからず喚き散らす。


「サリアス陛下を今から棟から出します。文句があるなら責任者を連れて来て下さい!」


ミレイ達は、幽閉の棟からサリアス陛下王女、剣聖、剣王、姫騎士達を連れ出す。


サリアスは、ミレイの後ろに並ぶ6人の美女や美少女を見てミレイに尋ねる


「ミレイよ救い出してくれた事は、感謝するが、宰相は狡猾じゃぞ何か策はあるのか?それとその者達は、誰じゃ!」


ミレイは、ライム達を見て答える


「この子達は、ミレイの護衛兼大切な家族です。

陛下や王女様ここにいる姫騎士も同じボクの大切な家族ですよ」


それを聞いて陛下も王女達も騎士、剣聖、剣王も悶える


『ミレイの家族…はぅ』

『ミレイちゃんの家族…はぅ』


ミレイはハッキリ答える


「サリアス陛下今回の首謀者は、4人です。後ろで手を貸してた人は別にいますけど、今から来る人達が陛下達に呪いをかけた犯人です。」


サリアスは、驚いていた。


自分達に呪いをかけた犯人を突き止め、今回の首謀者まで割り出しているとは…


問題は、宰相たちを捕らえた後だよね・・呪いで苦しんでたのは恐らく知れ渡ってるから、今の若返った陛下が本当にサリアス陛下本人だと、疑いを持った人を説得するの難しいよ・・


強引に納得させるとまた不穏な行動起こす人出て国内が荒れるから、仕方ないここは目立っちゃうけどこの方法しかないよね。


後は陛下が鎮静化してくれると思う・・女神様名前ちょっと使うね


「陛下来ましたよ!ここはミレイに任せて貰えますか?陛下達には傷つけさせないけど、一応ホタルさん、シャルテさん陛下の護衛お願いします。」


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