第50話ミレイは女の子?

ボク人族でなくなってる… しかもまだ進化するの?〈100/5000〉って…


人族でないのに能力値めちゃくちゃ低いんですけど、レベルが5でHPが50って、ライム達いなかったら弱い魔物でも一撃で死んじゃうよボク


はあー


どうしょう素直に見せる?前見えなかったのが見えるって事は、ばれてもいいって事かな?でも種族は言わないほうがいいよね


ボクが落ち込んでると、お母様が近づき優しく手を握ってくれる


「ミレイ大丈夫よ、ここにいる人は全員あなたに敵意はないから、みんな好い人みたいよ」


オリビアさんが、1枚のボードを持って来てくれました。


「ミレイちゃん、このボードに名前とかいろいろ書く項目あるから、そこに書き込んでくれたらいいから」


「はい!わかりました。能力低すぎてがっかりしないでくださいね」


ボクは種族だけ伏せて、ギルドにある能力表ステータスボードに書き込んでいった。



ボクは書き込んだステータスボードを全員の前に置いて見せた。


皆が注目したのが一番下の項目


☆☆女神グランシアの加護 

☆☆☆創造神ソレイユに愛されし者

☆☆精霊王ファンティに愛されし者 


エレミアさんは満足したように頷き


お母様は涙を流してボクをハグしてくる


「女神様と精霊王様に愛されてるレイに辛い思いさせたから、精霊王様は私達に罰を与えたのね、ごめんねレイ。これからはあなたに辛い思いをさせないようにしっかり守るから」


ギュー


エレミアさんも、ボクの前で膝を折り目線を合わせて、お母様が離れた後ハグされる


「レイちゃんごめんなさいね、バカな貴族があなたを狙ったために怖い思いさせて、国を統治する者として二度と女神様や大精霊様に愛されるあなたを傷つけないようにするから」



ギュー


みんなも神様に祈るようにしてるし、ボクは何がなんだかわからなかった。


エレミアがパニックになってるミレイに説明をする


「レイちゃんは恐らく何でと思われてると思います。今回レイちゃんが襲撃された事で精霊王様が激怒された結果加護がなくなったのだと思います。」


そういう事か、精霊王に愛されたとあるからぼくを襲った人間に激怒して、こうなったって事だ。


ボクがいろいろ考えてるとお母様がボクの横で頭を優しく撫でてくれ話しかけてくる


「精霊王様はレイに接する私達の行動を見てると思うから、レイは今まで通り自由にしていいから、後は私達がエミーアと相談して考えるから」


エレミアも頷き話しかける


「それがいいわね、でもまだレイちゃんを狙ってる貴族がいるから、名前と容姿はそのままでね、みんなもミレイちゃんとして接するようにしてね」


「「「はい!」」」


エレミアは集まった者に自分の考えを伝える


「皆よくきいて、レイちゃんは今までと同じようにする事!特別な扱いすると怪しまれるから注意するように」


全員真剣な表情でエレミアを見る、エレミアもそれを確認して話し始める


「ミレイちゃんが精霊王に愛されてる事で、私は3年前から異変が始まりに確信しました。被害はレイちゃんが襲われた領地、襲撃を企てた貴族、襲撃に加担した貴族、それぞれの領地の被害が他より多く目立ってます。」



知らなかったボクが襲撃された事で精霊王様は怒ってくれたんだ。なんか嬉しい


『精霊王ファンティー様ありがとうございます。ボク頑張るから見てて下さい』


ポワーー


え?何身体がぽわーって温かくなる・・


ヤバいこれダメなやつだ。


エレミアさんが騒ぎだす


「ミレイちゃん!どうしたの!身体が光ってるわよ!」


ミザリーお母様がエレミアさんを落ち着かせる


「エミーア落ち着いて!大丈夫だから、ここに集まった者達の前で、ミレイに変化が起こるのは、私達が精霊様に認められたからかもしれないわね」


エレミアさんは納得したように頷き話し始める


「ここにいる私たちが精霊様に認められたのなら大変よ、これからしっかりミレイちゃんを守らないといけないわね、アイラちゃん、シルフ、セレス、頑張るのよ、ミレイちゃんがあなた達の事を好きになればあなた達にも精霊様の加護が与えられるかもしれないわよ」


それを聞いた3人は喜びミレイにハグをしていく


「ミレイちゃんはアイラが守るから安心してね。今日からはお風呂も寝るときも一緒だからね」


ギュー


な・何言ってるの?お風呂も一緒って何考えてるの?ここは兄としてビシっと言ってやらないと


「アイラ落ち着いて!ボクもう少しで成人なんだからお風呂も寝るのも一緒はダメだよ!」


アイラはボクを見てニヤニヤしてボクの胸を触って来る


「フーンミレイちゃんこれは何かな?」


モミモミ


あ!しまった。おっぱいはエルムか・・


『ごめんエルムもう少し我慢して』


ピキ『大丈夫なのこのままだとマスター変だから反撃するのぉ』


おい!エルム変?って何がよ?反撃って何考えてるエルム!


『お願いだから物騒なことしないで大人しくしててね』


ピキ『嫌なのぉマスター変に思われるから反撃なのぉ』


おい!やめろー


ピキ『チュウチュウ美味しいのぉ』


はう・・やめてエルム何考えてるの


ボクがもだえだすと、アイラが謝ってくる


「ごめんなさいミレイちゃんのおっぱい偽物だと思ったから試したの、でもそんなに顔されたらもっともみたくなる、シルフさん、セレスちゃん来て一緒にもみましょ」


おい!何考えてるアイラ!やめろぉー


ピキ『エルムいっぱい触られてるからいっぱいマスタの吸うのチュウチュウ・・』

ピキ『セレス、ミルムも触って来たのたぶん女の子か確かめてるの』


や・やめて・・え?ほんとだ確かめに来てる・・



ピキ『ミルム擬態完璧なのばれないのだからご褒美なの』


おいミルムまで、やめろぉー


『お願いだからやめて身体が変になっちゃう』


ピキ『やなのご褒美なのぉパク!チュウチュウ・・』


はぅ・・ヤバイ変な気持ちになっちゃう・・


エレミアもミザリーもレイのもだえぶりに勘違いをし完全に女の子だと認識する


「ミレイちゃんホントに女の子なのね」


「ミレイがほんとに女の子になってるなんて驚きだわ、男の子に戻ること出来るの?」


ボクはもだえながら頷く


エレミアも驚きながら3人が楽しそうにミレイの身体を触ってるのを止めさせる


「3人ともそれ以上やるとホントに嫌われるわよ」


すると3人は我に帰り恥ずかしそうに謝ってくる


「ごめんねアイラ調子に乗り過ぎました。でも好きな気持ちは本当だからね」


はいはいわかったから大人しくしててね


「ミレイちゃんごめんなさい。シルフもほんとに女の子か調べたかったから、今度はシルフにしていいからね」


な・何言ってるの?シルフにしてってできるわけないでしょぉー


「セレスはミレイちゃんが気持ちよくしてたからもっとしてあげたくなって、気持ちを抑えれなかったのごめんなさい。二人きりの時もっと気持ちよくしてあげるからね、好きよミレイちゃん」


え?セレスさんもしかして・・ドSなの?こぇーー絶対二人きりにならないようにしよ


「3人とも気持ちわかったので、今はボクを狙ってる人いるから女の子だからそのつもりで、よろしくね。後変な事禁止ね」


3人とも素直に返事する



「「「はーい」」」


ボクたちも落ち着きお母様を見るとエレミアさんと話合っていた。


「ミレイの事をどうするかは、後でゆっくり話し合いましょ。ただミレイを狙ってる貴族がいるから、護衛は何人かつけておく必要あるわね」


皆納得してるのかうなずいている


「そうね当然の選択ね、ただミレイちゃんは絶対自由に活動させてあげたいの」


エレミアはレイを自由にさせる最大の理由をあげる



「その理由が孤児院にあるわ、私はまだ畑を見てないのだけど、そうでしょミレイちゃん」


え?孤児院の畑?そういえばボクがライム達にお願いして無茶苦茶いじった記憶ある、最近見てないけど、どうなってるか知らないけど、その事なんだ…


エレミアさんはボクの表情を見て笑う


「あらあら本人は全然知らない見たいね。どんなことになってるか知らないけど、ミレイちゃんが大精霊様に愛されてるなら孤児のためにミレイちゃんが作った野菜きっととんでもない事になってるわよ、だから結論から言います。レイちゃんは今まで通り自由にさせてあげて、私達はそれを見守る。」


ミザリーも頷き語る



「レイを襲うような連中は私達で排除する事!レイちゃんを絶対傷けない、精神的負担を与えない事」



「ミザリー私達はレイちゃんをどうするか考えましょう」


ミザリーも頷き答える


「そうね、いくら自由にさせても、まだレイを狙ってる貴族いると思うし、今度レイが襲撃されて深く傷ついたら、この大陸が不毛の大地になるわね」


「そうねほんと真剣に考えないといけないわね」


ボク達が会議室で話しをしていた時、冒険者ギルドに孤児院の子供達が飛び込んでくる、以前なら冒険者によって排除されてたが、子供二人がミレイの名前を叫び孤児院が大変だと騒いでたらすぐに受付に冒険者が連れて行き、受付をしていたデミオが話を聞いて、会議室に飛び込んでくる。


コンコン


「デミオです。ミレイ様今孤児院の子供が来てブライトン町長が孤児院に来て大変だとミレイ様を呼びに来てます。」


え!町長が来た?ボクはそれを聞きすぐに立ち上がり出て行こうとした。


「すぐに行きます」


するとミザリーが立ち上がりミレイを止める


「待ちなさい!ミレイ何か言う事あるのではないですか?」


え?何か言う事?ボクは考えた・・あ!そっかそういうこと


「ベルモルト辺境伯婦人ミザリー様、冒険者エミーア様孤児院は今不当な扱いを受けています!助けて下さい!」


ミザリーは立ち上がり指示をする


「サテラ!メリル準備しなさい!クララ達護衛にも伝えなさい、今からブライトン準男爵を捕らえる!」


エミーアも立ち上がり全員に話す


「皆さっき話した事!今この時です!いいですか!たかが町長の横暴でレイちゃんに負担を与えるという事は、精霊王様を起こらせる事につながるのです!町長の事は私の方でも掴んでいます。私も行きます。町長は私とミザリーで対応します!他は孤児の救出、レイの護衛です!絶対レイを傷つけられないように守りなさい!」


「「「はい!」」」

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