第30話綺麗になった孤児院

次の日ボクたちは新しく建物を作ることにした。


スライム達は、材料にまだまだ余裕があると言ってたから、ボクはスライム達に集まってもらって説明をした。


『みんな集まって、この建物にくっつける形で新しい建物お風呂を作るから手伝って』


ピキー R『まだまだやれるの』

ピキー P『がんばるの』


ボクは建物の内容を説明しライム達はそれに従って建てて行く。

中に置く浴槽は中に水が溜まっても大丈夫なように粘着液を薄くコーティングして乾かしてね。


ピキー R『わかったのぉ』


ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

ガガガガ・・

ボコンボコン



ピキー R『これでできたの』


『やったぁー完成だぁ』


そうボクはお風呂を作ったのです。

みんなで楽しく入れるお風呂、ただ問題は少しあるけど形は出来たのです。


後は水だ・・ これが一番の問題なんだよね。

井戸はあるけど吊べの滑車壊れてるし桶も腐ってるからポイして廃棄。

うーんどうしょうかなぁ…


できれば手押しポンプがいいんだけど・・

構造はわかるから書けるけど、エルムにそこまで細かい錬成を求めるの難しいかも…


ボクも一応錬成できる見たいだからやって見ることにした。


ボクは材料をライムからもらい魔力を流し作り始めた。

図を見ながらイメージを構築魔力を流しながら形を整えていく、1個づつ作っていき数時間をかけ仕上げていく


はぁはぁ・・


疲れたけど何とかできたと思う後は、一番難しい鉄を使う部分は魔力を沢山使うからエルムに任せることにした。


エルムは、ボクの言う通り、鋳造製錬の部分の工程をやってくれて、ボクが最後の研磨調整を行って完成させた。


問題は吸い上げ板の筒が、密着して真空にできるか精度が求められる。

接触面は固まるとゴムのようになる粘着液を使えばいいけど、ここも精密さが求められる。

考えても仕方ないからライムに書いた図面とボクがイメージを送り込む


『ライムこんなのできる?』


ピキー R『マスターこれならできるのイメージも入ってきたの任せるの』


ライムがボクとエルムが作ったパーツがほしいと言って来たので全て渡した。


ピキ R『マスターのこのポンプの全部のイメージほしいの』


イメージ?ライム何する気だろう?

まぁこの子なら大丈夫だろう、ボクはポンプの完成イメージと動いた時のイメージをライムに送った。


ボクはスライム達を見て毎回不思議に思う

液体の大きなボウルのような物体がどれほど資材取り込んでるのって、身体の容積からしたらほんと不思議に思う


そういえば前世で子供の時、お尻が黄色の縞模様のコガネ蜘蛛捕まえて、お尻から糸を出し続けたことあるけど、いつまでも出て来るから諦めてやめた記憶ある

あれと同じ不思議な感じ・・

いろいろ考え事してたらできた見たい


ピキ R『全部できたのぉ』


ライムが完成したというので、ボクたちは井戸に行き蓋をして準備を始めた。


中心部に穴をあけて、そこにライムが完成した物を出して来る、まずはパイプの先に着いた弁とパイプを降ろしていく・・・


ニュォーーーーン

ガシャン


えーー!パイプ全部つながってる・・

このまま本体の駆動部も一緒なの?

ライムの体内で組み立ててるの?

どうなってるの?

全然理解追いつかない・・

もう考えるのヤメよ


ライムのおかげで、駆動部も含めた手押しポンプが完成し、その設置も完了した。


ボクは改めて思った。スライムの能力の凄さに、ほんと不思議だ。


体内に、製造工場組み立て工場があると思えば、理解ができるのかもしれないけど、ほんと凄いと思った。


だってライムにボクのイメージを流した。

それだけで、手押しポンプのパーツ類がライムの中で組み立てられ、手押しポンプが完成していたのだから・・


無事井戸にポンプの設置も、おわったからやることは


『作動早速テストだぁ!』


ライム達も楽しそうに、ポンプの出口でポヨポヨと揺れている、ライム達ほんと楽しそう


ボクは、ポンプに呼び水をしてレバーを押した


キーコー

キーコー


すると出口のパイプから水が出て来た


ゴッポン

ドババババババババ・・・


『やったぁー上手くいったぁ!』

ピキー R『いっぱいでてきたの』

ピキー E『マスター凄いの』


よし後は、パイプをお風呂と食堂につないだら風呂でも食堂でも使える。

みんなこのパイプここに繋げていって!

こっちのパイプはこの穴に入れて!


ピキー P『お風呂つなげたの』

ピキー M『食堂つなげたの』

ピキ E『出口も繋げたのぉ』


『じゃテストするよぉ』


キーコー

キーコー


ピキー P『お水でたの』

ドババババ・・・


ピキー E『こっちもでたの』

ドババババ・・・


ピキ M『排水も流れてきたのぉ』


よしこれで、トイレと飲み水問題と排水設備問題は解決した。

後は衛生面でいくと・・手洗い洗剤かぁ


確か・・植物油と葉っぱ燃やした灰と塩かぁ材料たりない・・

お金かぁみんなの食事も材料が、魔物狩に行ってお金とお肉確保するか・・


『エルム睡眠魔法あとどれくらい持つ?』


ピキー『みんな精神的にも体力的にも、疲れてるから暫く大丈夫なの』

『でもエナジーポーション飲ませたけど』


ピキー『マスターに渡したエナジーポーションでは、この人達完全に回復しないの、それくらい酷かったの』



よしじゃ今のうちにもう一度素材集めに行くか、ついでに子供達に美味しい食事作ってあげたいしね



『ライム達森に行くからボクの服装に擬態してね』


ピキ『わかったのぉ』

ピキ『マスターと一緒なの』

ピキ『おっぱいなのぉ』

ピキ『女の子なのぉ』


ミルムとエルムは何言っても無駄だからもう諦めた。


何が女の子だよ!これただのノーパン少女だからね!


ボクの感覚は下着をつけてる感じだからいいけど…

風でもしスカートがめくれたらホント恥ずかしいのに、言っても聞かない。

今度はおっぱいまで、はぁーこれ以上ひどくならないといいけど・・


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