第5話 誘惑

恭介さん

面白そうな映画があって

よければ観に行きませんか


ああ、いいね

まだ、会って2回目なのに

ひかりさんは積極的だね


いえ

本当は・・・


本当はとは


いえ









大介さん

面白そうな映画があるの

行きましょう


今日は疲れているかな


大丈夫よ

私がマッサージしてあげる


君も積極的だね




ううう

なんだこの思いは




どうしたの

大介さん


いや


やっぱり疲れているのね

また、明日にしましょうか

私の部屋に来て

マッサージしてあげる


いや、悪いよ


私のマッサージは嫌なの


そんなことはないけど


じゃあ、来て


ああ


ここがこっている

どう


ああ、気持ちいいよ


大介さん


私を抱いてもいいのよ


駄目だよ

まだ、出会ったばかりじゃないか


私はそんなに女性として魅力がないの


そんなことはないよ


じゃあ、抱いて


いや、魅力はあるけど

僕はそんなに軽い男じゃないよ


きゃあ

かっこいい

私はそういう男の人が大好き


僕は部屋で少し休むよ


大介さん

待っているからね


ああ


あまり

待たせないでね


少し考えさせてくれ


どうして


なんだか、そんな気がするんだ


わかりました

大介さんとは

もう、話さないから









俺は誰なんだ

ここは高知なのか

どうして高知へいるんだ

どうやってここまで来れたんだ

美雪さんか

素敵だけど

なぜか惹かれない









すみません

主人はまだ見つかりませんか


申しわけありません

近隣の県なども捜索しているのですが

全くてがかりがつかめなくて


そうですか

主人は生きていますでしょうか


それは

なんともいえません

ただ、我々も全力で捜索しますので

気を落とさないでください


はい

恭介さん

生きていてください









どうやって

大介さんを私のものにしようかな

そうだ

明日はかなり短い

ミニスカートをはいて誘惑しよう

足には自信があるから









おい、大介

なにをノロノロしているんだ

さっさと、そこの資材を片付けろ


哲也さん

大介さんは

あまり慣れていないの

そんなに厳しくしたら駄目でしょ


お嬢さん

また、短いスカートをはいて

中のパンツが見えていますよ

ほら

大介見てみろ


哲也さんに見せるためにじゃないの

大介さんによ

大介さん

どう

私、けっこう足が長くてきれいでしょ


ああ

美雪さん

本当に短いから

着替えたほうがいいですよ


ええ

そんなに私は魅力がないの


いや、そんなわけではなくて


大介さん

いつまで待てばいいの


美雪

早く着替えてこい


お父さんも

親離れしないから

私と大介さんが

付き合うのが心配なんでしょ


まだ、お前は子供だ


私はもう二十歳よ

いい加減にして


わかった、わかった


大介

適当に相手してくれ


大介さん

ほら

見て


駄目ですよ


大介さんは恥ずかし屋さんなんだから

待っているからね


早く着替えろ


はい、はい

お父さん

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