みずたまりの歩き方

▲２３手 タイムライン

1月1日(日)

美澄

『明けましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました。

今年もよろしくお願いいたします。今年こそ女流棋士になれますように』

10:07

久賀夏紀

『明けましておめでとうございます

僕に願い事をしても叶いませんので、自分で努力してください。』

12:36

2月10日(金)

美澄

『先生、すみません。師匠から聞きました。先生のお誕生日、先週だったんですね。遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。』

20:16

久賀夏紀

『僕がひとつ年を取ったところでどうということもないので、お気遣いなく。』

20:38

美澄

『お名前が“夏紀さん”なので、勝手に夏生まれだと思っていました。』

20:40

久賀夏紀

『名前は母が可夏子というので、そこからつけられました。誤解を与えてしまい申し訳ありません。』

20:58

美澄

『先生が生まれてきてくださらなければ、私は女流棋士を目指すことさえできませんでした。お母さまにもありがとうございます、とお伝えください。』

21:06

久賀夏紀

『母には伝えませんが、こちらこそありがとうございます。』

21:15

3月2日(木)

美澄

『先生、今日はお疲れ様でした。もう新幹線に乗られましたか？　先生の作った教材が本になるのは素晴らしいことですが、お休みに東京を日帰りするのは大変ですね。どうかお身体を休めてください。』

20:53

久賀夏紀

『ありがとうございます。』

20:56

美澄

『またいらっしゃるときは連絡くださいね。真美先生も、家に寄るように、とおっしゃってます。』

21:03

久賀夏紀

『わかりました。』

21:08

美澄

『それから、Tシャツの裾出してくださっててうれしかったです。』

21:11

久賀夏紀

『たまたまです。』

21:13

3月29日(水)

美澄

『研究会の帰りです。お月さまがレモンの形でかわいいです。』

19:35

久賀夏紀

『こちらは曇っていて見えません。』

20:39

美澄

『教室の窓から撮った写真ですね。懐かしいです。ところで、空よりもブラインドの埃が気になります。』

21:25

久賀夏紀

『明日休みなので掃除します。』

22:14

4月18日(火)

美澄

『先生！　虹です！　何かいいことあるかもしれません。』

16:24

久賀夏紀

『気象にメンタルを左右されていると、対局の日の天候が悪い場合、平常心を保てなくなりますよ。』

20:14

美澄

『先生は虹を見ても、まったくテンション上がらないんですか？』

20:23

久賀夏紀

『何も思わない、とは言いません。』

20:38

美澄

『私の勝ちですね！』

20:46

久賀夏紀

『勝ち負けではありません。』

21:03

4月20日(木)

美澄

『両親がやっと認めてくれました！　この前の虹のおかげかもしれません。内弟子のことについてはとても驚いていて、このゴールデンウィークに挨拶に来るそうです。とても緊張します。』

21:15

久賀夏紀

『よかったですね。何より、あなたの気持ちが楽になったのではないですか。日藤先生ならご両親への対応も丁寧にしてくれると思いますので、安心して任せたらいいと思います。』

21:18

久賀夏紀

『経験上、虹とは関係がないと思います。』

21:19

美澄

『ありがとうございます。日藤家のみなさまのことは心配していません。心配なのはうちの両親です。』

21:46

久賀夏紀

『それにつきましては、有効な解決策を提示できません。申し訳ありません。』

22:05

5月4日(木)

美澄

『両親を見送ってきました。挨拶は大きな問題もなく、なごやかに終わりました。ただ、師匠が辰夫先生ではなく、若い男性だったことに多少の動揺はあったみたいです。でも、最終的には師匠のお人柄に安心して帰ってくれました。両親から内弟子はやめて、ひとり暮らしするよう提案もあったのですが、話し合ってこのまま日藤家のお世話になることにしました。』

18:24

久賀夏紀

『無事に終わってよかったですね。心置きなく将棋に専念してください。』

18:59

5月19日(金)

美澄

『綾音さんに新しく彼氏ができたそうです！　前の方と別れた直後は元気がなかったのでよかったです。』

21:36

久賀夏紀

『その情報は必要ありません。』

22:17

美澄

『焼きもちですか？』

22:19

久賀夏紀

『心の底から興味がないだけです。』

22:21

6月11日(日)

美澄

『C1に昇級しました！』

18:34

久賀夏紀

『おめでとうございます。』

18:44

美澄

『嬉しくて、帰り際ハンバーガーショップでメロンソーダを頼んだのに、飲んでみたらグレープソーダで、ガッカリしています。』

19:08

久賀夏紀

『企業のサイトで調べたところ、グレープソーダはメロンソーダに比べて、100gあたり14calほどエネルギーが低いようです。ただ、メロンソーダに含まれているビタミンCはグレープソーダには含まれていませんので、後から補うことをお勧めします。』

19:20

美澄

『ビタミンCってレモンですか？』

19:21

久賀夏紀

『グレープソーダ100mlに対して、じゃがいもやキウイなら一個、いちごなら五個程度で足りるかと思います。』

19:31

美澄

『わかりました。帰ったらポテトサラダを作ります。』

19:33

6月22日(木)

美澄

『今日はお疲れ様でした。久しぶりに先生と指せて、とてもうれしかったです。仁木さんがご病気で入院されているとのことでしたが心配です。元気になって、また倶楽部にいらしてくれるといいですね。』

20:45

久賀夏紀

『お疲れ様でした。』

20:48

久賀夏紀

『仁木さんのことは、僕も常田さんから聞いているだけなので詳しくはわかりません。何かわかったら連絡します。』

20:49

6月28日(水)

久賀夏紀

『仁木さん、無事に退院されたそうで、今日いらしてました。少し痩せましたが相変わらずお元気です。』

20:03

美澄

『よかったです！　仁木さんがいないと、倶楽部が静かになってしまいますもんね。本当によかったです。』

21:12

久賀夏紀

『倶楽部は静かに将棋を指すところです。』

21:36

美澄

『先生厳しい。』

21:37

7月25日(火)

美澄

『先生、空がピンクと黄色で、桃の色にそっくりです。』

18:46

久賀夏紀

『あなたの発想の帰着点はいつも食品ですね。』

20:36

8月30日(水)

美澄

『師匠が指導先からジャクソンフルーツを五箱いただいてきました。とても食べ切れないので、倶楽部にも送っていいですか？』

14:51

久賀夏紀

『調べたところジャクソンフルーツとは南アフリカ産のグレープフルーツの亜種のようですね。ビタミンCが豊富で美肌効果と疲労回復効果が期待できるようです。ぜひ精力的に摂取してください。』

20:43

美澄

『教室の生徒さんとお隣にお裾分けして、どうにか三箱減らしました。師匠も辰夫先生もお嫌いなようなので、私と真美先生と綾音さんで頑張って一箱食べようと思います。なので、残りの一箱送っていいですか？』

21:16

久賀夏紀

『ビタミンCが豊富ということは風邪予防も期待できます。対局に万全の状態で臨むためにも、積極的に摂取してください。こちらのことはお構いなく。』

21:22

美澄

『明日送ったら明後日には届くと思います。大丈夫ですか？』

21:36

久賀夏紀

『どうぞお構いなく。』

21:38

9月22日(金)

美澄

『最近何か甘い香りがすると思っていたら、金木犀だそうです。地元では見かけないので、去年も不思議に思ったことを思い出しました。』

16:53

久賀夏紀

『すみません。調べましたが、植物には詳しくないので認識できていません。』

20:12

美澄

『木に咲く小さなオレンジ味の砂糖菓子みたいなお花です。片浦公園のトイレみたいな匂いがします。』

21:14

久賀夏紀

『いただいた情報によって余計に混乱してきました。』

21:35