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さて本日はバレンタインです。
私は鬼小島さんから友チョコを、上杉さんから義理チョコを、そして本命の様にラッピングされた差出人不明のチョコを一つ貰いました。
さて彼女はと言うと…優に三桁は越える大量のチョコが彼女の下駄箱に入っていましたが、彼女はそれを全てビニール袋に入れて休み時間の度に開けて食べてました。優しいですが彼女の体が心配です。一応私と上杉さんもチョコを入れておいたのですが、恐らく気付かないでしょう。
とまぁ、放課後になりましたが彼女は即座に自宅に戻って行きました。
悲しそうな顔をして…
…鬼小島さんが私に行けと言ったのでクラス委員の特権を使って彼女の家にお邪魔します。クラス委員って特権階級ですね…こうも簡単に彼女の家に上がらせて貰えるなんて…
…彼女は私を部屋に呼んだ途端に泣いてしまいました。私はこの場を去るか考えたのですが、彼女の懇願によって正座で待つことにしました。小一時間位彼女は泣いていましたが、私は待ちました。その後目の変わった彼女にありがとうございますと言われたのでいえいえと返して彼女の家を去りました。
彼女は…覚悟を決めてました。私も決めないと。
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