編集済
ニコライ二世、気弱な癖に(むしろ気弱なためか)
要らん所で「専制君主らしい強さ」を見せようとして強硬策を取る(そして高確率で裏目に出て反発を招く)
→反発のデカさに弱気になって半端に妥協する
→「こんな妥協はツァーリらしくない」と不満を溜め込む
→不満を吐き出すため要らん所で妥協を拒む
のループを繰り返すので、性格と治世方針が致命的にチグハグなのを解決できずに破滅していった人、という感じですよね。
良く美点として挙げられる家族への愛情も、結果的には政治的危機のトリガーを引いて、家族を悲惨な運命に叩き込んでるので、正直「婦人の仁」の類ではないか、と意地悪い見方をしてしまいます。
とはいえ、ロマノフ朝に積もり積もったツァーリズムの呪縛に抗うには、よっぽどの傑物でないと厳しかったのかもしれませんが。
長文失礼いたしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりニコライ二世は悪いループに入っているんですよね。
しかも、伝統、ツァーリズムから抜け出すだけの力量がない。
そのためか弟はロマノフ王朝から逃れようとしていますし四面楚歌の状態です。
それでも家族を守ろうとしていますが悪い方向へ向かってしまって報われない。
普通の人間として見るなら良い方ですが立場上不幸な方です。
ポチョムキンの反乱の結末、日本も大いに利用する気満々なのと、レーニン等ボルシェビキも果断に宣伝するでしょう。
ニコライ2世、もし明治天皇が同じ立場だったら反乱起こした水兵に恩赦を与え、まともな食事を提供し、反乱の原因となった組織改革も実施する等の対応を取っていたでしょう。
作者からの返信
革命が広がって戦争どころじゃない状態にしないと日本に勝ち目がないので利用させていただきます。
日本の場合は、食事面に関してはまともなので団結しての反乱は大丈夫です。
しかし、各所での虐めやしごきで自殺者が出ていますし、弾薬庫爆発などの事故が多いのも、虐められた腹いせに誘爆させたという説が唱えられています。